草津の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:15 UTC 版)
森田イト(おばあちゃん) すずの祖母。広島県西部の古江から嫁ぎ、草津に住む。縁談が来たすずに、嫁入りのために仕立てた友禅の着物を手渡し、初夜に行うやりとり(柿の木問答の変種)を教える。優しい性格ながら、不器用なすずに裁縫を教える口調は厳しい。 自宅は戦争被害が軽微でマリナや千鶴子と共に終戦後まで生き延びる。戦後は海苔の仕事を継続しつつ、原爆症を患い働けなくなったすみを家に引き取り看病していた。 森田(もりた)の叔父さん・マリナ(叔母さん) すずの叔父・叔母。母と同居し海苔梳き業を営んでいる。しばしばすず一家が手伝いに来ている。 森田千鶴子(ちづこ) 森田夫妻の娘(すずの従妹)。晴美より少し年上。すずの胴長靴の着こなしを「父親似」と評している。 座敷童子 短編『大潮の頃』に登場。幼少時代のすずが森田家で遭遇した少女。ボロ着をまとってすいかの皮を囓る姿を見て、すずは新しいすいかを用意するが、直接渡す前に消え失せてしまう。浦野3兄妹が江波へ帰る道中、森田イトにボロ着を繕ってもらい代わりにすずの着物を羽織る座敷童子をすずが空想する。その正体は幼少期の白木リンであることが本編にて示唆されている。
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