耳たぶとは? わかりやすく解説

556の専門辞書や国語辞典百科事典から一度に検索! Weblio 辞書 ヘルプ
Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 耳たぶの意味・解説 

みみ‐たぶ【耳×朶/耳×埵】

読み方:みみたぶ

[名・形動

耳の下に垂れ下がったやわらかな部分。じだ。みみたぼ。みみたび。

1の厚いのを福相とする俗説から》福運があること。また、そのさま。

「ちっと—な当りがあるから」〈逍遥当世書生気質


耳たぶ

作者永井するみ

収載図書天使などいない
出版社光文社
刊行年月2001.4

収載図書天使などいない
出版社光文社
刊行年月2003.6
シリーズ名光文社文庫


耳たぶ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/17 15:31 UTC 版)

耳たぶ(みみたぶ)は外耳の構成要素で耳殻の下部に垂れ下がった柔らかい肉のこと。耳朶(じだ)、耳垂(じすい)、耳たぼ(みみたぼ)とも言う。

構造

耳たぶは耳殻から出ている器官で脂肪でできており多数の細かい動脈が流れている[1]動脈硬化で血流が悪くなると耳たぶの脂肪が萎縮してシワがみられることがあるとの見解がある[1]。このような兆候は耳たぶのシワと冠動脈疾患の関連性について報告した米国の呼吸内科医の名前からフランク兆候と呼ばれている[2]。ローマ皇帝ハドリアヌスの彫像の耳たぶにはシワが刻まれているが、その死因は鬱血性心不全だったとされており、動脈硬化があったともいわれている[2]

類型

分離型(福耳)・密着型(平耳)

ヒトの耳たぶの付き方の類型には、頭部から離れて垂れ下がる形となる分離型(福耳)と、頭部となだらかにつながった輪郭を描く密着型(平耳)とに分類されることがあり、メンデル優性の法則に従うという説がかつて存在した。しかし耳たぶの形は実際には連続的に分布しており、2つのカテゴリーに分けられるものではなく、複数の遺伝子座が関わっていると推定されている[3][4][5][6][7]。2017年にゲノムワイド関連解析によって、耳たぶの形状に関係する49の座位が特定されている[8]

分離型で特に分厚く肉付きが良いものは東洋では福運があるとされる。

文化

イヤリングをつけた耳たぶ

耳たぶをイヤリングピアスといった装身具で飾る習慣は古代エジプトの時代から見られる(ピアシング)。

高熱のものをそれとは知らずに触ったときなどは、耳たぶを利用して冷却することがある。それは、耳たぶが人間の体の中で最も体温が低い部分であると言われるためである。

日本語で耳朶に触れるとは「聞き及ぶ」の意である。

脚注

  1. ^ a b どきどきの未病医学”. 一般財団法人博慈会. 2019年11月21日閲覧。
  2. ^ a b 耳たぶのシワと動脈硬化(心臓財団季報通巻233号)”. 心臓財団. pp. 4-5. 2019年11月21日閲覧。
  3. ^ Myths of Human Genetics Attached earlobe John H. McDonald, University of Delaware
  4. ^ 正常多様性形質の分子遺伝学的研究 科学研究費助成事業 研究成果報告書 平成25年6月19日
  5. ^ Mader S. S. (2000): Human Biology. McGraw–Hill, New York, ISBN 0-07-290584-0.
  6. ^ Boaz N. T. (1999): Essentials of biological anthropology. Prentice Hall, New Jersey,ISBN 0-13-080793-1.
  7. ^ Dutta P., Ganguly P. (1965): Further observations on ear lobe attachment. Acta Genet. Statist. Med. 15: 77–86, 1965. [PubMed: 14277139, related citations]
  8. ^ Shaffer, John R., et al. "Multiethnic GWAS reveals polygenic architecture of earlobe attachment." The American Journal of Human Genetics 101.6 (2017): 913-924.

関連項目


「耳たぶ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「耳たぶ」の関連用語

1
100% |||||

2
耳輪 デジタル大辞泉
100% |||||


4
94% |||||

5
びく デジタル大辞泉
94% |||||

6
イヤドロップ デジタル大辞泉
94% |||||

7
ピアシング デジタル大辞泉
94% |||||

8
福耳 デジタル大辞泉
94% |||||


10
オレキエッテ デジタル大辞泉
78% |||||

耳たぶのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



耳たぶのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの耳たぶ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS