ブリッジクルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 01:20 UTC 版)
「機動戦艦ナデシコの登場人物」の記事における「ブリッジクルー」の解説
ユリカとルリを除くブリッジ要員。 メグミ・レイナード 声:高野直子 ナデシコ通信士。17歳。身長155cm、体重45kg、3サイズはB78、W56、H84。元声優。第19話では、声優になる以前は看護学校に通っていたことも明らかになる。両親は健在で農業をしており、姉が2人いる。好きな食物は高級料理。嫌いな食物はゲテモノ全般。今時の女の子らしく要領がよくちゃっかりしている。 人の死に関して落ち込んでいた所をアキトと共感していい仲になり、アキトに積極的なアプローチをかける。ユリカの気持ちを知りつつもはっきり恋敵と認め、これみよがしにアキトに迫って嫉妬を煽ったり、心ない一言でユリカを傷つけたりしていた。こうした態度をルリからは「意地悪」と評された。アキトを巡ってユリカと恋の鞘当てを繰り返し、アキトと一緒に居るため仕事をほっぽり出すこともしばしば。親密になるためにゲキガンガーのビデオを見て研究していた。 アキトがヨコスカで戦力外を通告された際、辞表を叩き付けて共にナデシコを離れる。アキトがナデシコを守るためにボソンジャンプで月に飛んだ際にナデシコに戻るが、乗機を撃墜されてナデシコに密航していた白鳥九十九と知り合ってしまう。ミナトと共に九十九をかくまうのだが、事態が発覚した際に人質にされ木連に迎えられる。そこで戦争の背景にある真実を知ってしまい、九十九たちに同情を寄せるようになる。敵が同じ人類と知り、かえって憎悪を募らせたアキトについて行くことができなくなり、自分から別れを切り出した。 終戦後は、再び声優業に復帰し、アイドル活動もして人気を博す。反戦ムードの高まりから元軍人(ナデシコは一時軍所属であった)である事を隠すため、「メグミハラ・レイナ」と言う芸名で芸能活動をしていたが、後にナデシコクルーの行動が世間に評価され元の名前に戻している。 料理の腕前は不明だが、ユリカの作った夜食を食べて気絶したアキトに彼女が作ったブレンド茶を飲んでまた倒れたため、上手とはいえないようである。 ドラマCD『お洒落倶楽部』では、アキトのラーメン屋に雇われた看板娘だが、かなり腹黒い性格になっている。 ハルカ・ミナト(遥 ミナト) 声:岡本麻弥 ナデシコ操舵士。22歳。身長163cm、体重50kg、3サイズはB90、W58、H86。ナデシコに乗り込む前は大企業の社長秘書を勤めていた。特技は水泳で、インターハイに出場した経験がある。両親は健在だが、離婚済み。兄が一人いる。好きな食物は九州ラーメン。嫌いな食物は牛乳。 色気を振りまく悩殺美女で、服の露出度も高く派手な性格を思わせる容姿だが、実際には恋も仕事も家庭も大切に出来、それらを守れる程精神的に強い女性。才媛で母性を含んだ面倒見の良さも持ち、本編中でも度々鋭い指摘を発言していた。なお、ルリを「ルリルリ」と最初に呼び始めたのはミナトである。勤務態度は不真面目でなにかと理由をつけてはちゃっかりサボっている。 ゴートといつの間にか恋仲となっており、人目を憚って愛を育んでいたがルリたちにバレてしまう。真剣に結婚を考えていたゴートがミナトの身を案じてナデシコを離れるよう転属を働きかけていたことを聞かされ思い悩む。その直後、メグミが白鳥九十九をかくまっていることを知り、二人に協力するのだが、そのことでゴートと対立し破局してしまう。脱出のために人質にされながらも紳士的で純情な九十九に好意を持ち、彼と恋に落ちる。ナデシコの人々を知った九十九は和平を働きかけようとするのだが、主戦派の陰謀により凶弾に倒れてしまう。九十九の死から立ち直れず自室に引き籠もってしまうが、九十九の妹・ユキナに励まされて立ち直る。戦後、彼女を引き取り、共に暮らすことになる。なお、教員免許を取得しており、退役後はオオイソシティーで高校教師をしていた。ちなみに担当科目は数学。 劇場版では、ルリの呼びかけに応え、再びナデシコに乗り込むことになる。操舵技術は一流で、シャトルで敵部隊を突っ切るという荒業を成功させている。 漫画版では、アキトを慰めるために肉体関係を持つに至った。アニメとは異なり、かなりきつく無愛想な性格をしている。また、姓名表記が英語圏式の漫画版でもハルカ・ミナトのままであるため、苗字と名前が入れ替わっている(つまり、ハルカが名前でミナトが苗字)。 ゴート・ホーリー 声:小杉十郎太 ネルガル重工からの出向者で、戦闘指揮担当。32歳。軍隊経験を買われて抜擢された。乗艦している際は制服ではなく、いつもスーツ姿である。無表情のイカツい男で、アカツキにカチコチと言われていたが実は食えない人物で、ネルガルとの契約に反してミナトと交際していた。プロスペクターから報酬を提示された際にはすかさず「税抜きですか?」と尋ねたり、アキトを臨時パイロットにした際も「コックより給料はいい」などと発言しており、見た目と異なりストイックではない。白兵戦では重火器を手に戦う。 劇場版では、ネルガルシークレットサービスに所属し、月臣と共に誘拐されていたアキトを救出していた。またサブロウタがルリの警護に着任してからもしばらくは、月臣と共に彼女のガードに就いていた。なお、月に向かうシャトルで「堀井豪人(ほりい ごうと)」という漢字表記も見られた。 アオイ・ジュン(葵 ジュン) 声:伊藤健太郎 ナデシコ副長。地球移住後のユリカの幼馴染み。20歳。身長172cm、体重58kg。特技は馬術。両親と祖父母と3世代で同居しており、家族仲が良い。好きな食物は手作りお菓子で、特に母親が作ったプディング。嫌いな食物はイカの塩辛。 軍でエリートの道を進むはずだったが、ユリカの傍にいたいがためにナデシコに乗り込む事を選び、ネルガルと雇用契約を結んだ。典型的な「イイ人」で気が優しく、また影が薄くヘタレでもある。思いを寄せるユリカにとっては「大事なお友達」でしかない。 連合宇宙軍に接収されることを拒んだナデシコが地球軍側と対立したせいで両者の板挟みとなる。ユリカの説得とナデシコ拿捕のため自らナノマシンを打ち込みIFS処理を施した。デルフィニウムを操縦してナデシコを襲撃。ナデシコがミサイル攻撃を受けた際に自ら楯となって死ぬつもりだったが、ガイとアキトに助けられる。二人に友情を感じ、戦闘後は契約通り正規クルーとして働くこととなった。 正式に副長に就任してからは、なにかにつけてブリッジを離れるユリカにかわって艦長代理を務める。アキトをライバル視しているが、戦闘中に漂流してしまった際には修理直後のナデシコで迎えに行くなど友情も感じている。 行動力も勇気もそれなりに持ち合わせているものの、とにかく間が悪い上に不遇。エステバリス隊救援のため出撃すれば敵機と衝突してムチウチになったり、密航していた九十九とやりあった際に銃を奪われヒザを撃ち抜かれたりしていた。また、やや影が薄いせいもあってセリフや出番が少ないことから必死のアピールをすることも多い。Yユニット異変時には性格が変化し、トリガーハッピー状態に陥っていた。 劇場版では、アマリリス艦長を務める。階級は中佐。冒頭シラヒメで幽霊ロボットを目撃した事から、アオイ報告書を提出する。劇中では持ち前のいい人属性からか、ユキナに良い様に利用されていた。また、顔立ちが良い為か、ユキナに強制的に女装をさせられ、その姿を見た女性クルー達に散々弄られる等、相変わらずのヘタレ振りを見せている。 なお劇中で2人が同じ部屋で着替えているシーンがあるが、これは2人が親密な関係といったわけではなく、ユキナに好感は持たれているものの、異性としては全く見られていないためである。 エリナ・キンジョウ・ウォン 声:永島由子 ナデシコ副操縦士。20歳。3サイズはB87、W57、H85。ナデシコが火星からの帰還後、副操舵士として乗艦してきたネルガル会長秘書。非常に上昇志向の強いエリート志向のキャリアウーマンであり、いずれはネルガルのトップに立つという野望を抱いている。自らの出世の為ならば他人を犠牲にする事も厭わない。基本的には真面目な委員長タイプでなにかと口うるさく、仕切りたがる。思い通りにならないとすぐにヒステリーを起こし、一応上官であるユリカに対しても怒鳴り散らす事が多かった。 自分とは正反対な生き方をするナデシコクルーとは事あるごとに対立ぎみであったが、最後には彼らの生き方にも「素敵な自分勝手」と、多少は理解を示すようになった。好きな男性のタイプは、恋愛より仕事ができる人。 ネルガルの発展と自らの出世の為に、最初はアキトを貴重な生体ボソンジャンプのモルモットとしか見ていなかったが、いつの間にか異性として意識するようになっており、メグミと入れ替わる形でアキトに好意を見せ始める。実はコスプレ趣味があり、対ナナフシ作戦で「20世紀中ごろのヨーロッパの陸軍士官」のコスプレをしたブリッジクルー達を見て思わずときめいていた。 終戦後は宇宙開発部の部長を努める傍ら、アカツキの命により救出されたアキトの世話をしながら、アキトが黒衣の復讐鬼へと変貌してゆく様を見続けた。その際にアキトと男女の関係にあったともとれることを仄めかされている。年齢は25歳。 アカツキ共々、漫画版には登場しない。 オモイカネ ナデシコの中枢コンピュータの愛称。正式名称はSVC2027。ナデシコからナデシコB、Cと移植されていった。コンピュータと言っても一種の「自我」や、記録ではない「記憶」を持っており、人の真似をするのが嫌いであったりストレスを感じたりしていた。特にルリとは、友情の様な結びつきを持ち合っている。 ナデシコの置かれた複雑な立場から地球連合軍を敵と認識しており、共同作戦中に誤射事件を起こして多大な損害を出す。支障をきたすために初期化されそうになったがルリやアキトの働きにより、それまでの「思い出」を奥に隠して表面的にはプログラムを書き換えられたかのように振る舞うようになった。 「思兼(オモイカネ)」とは、日本神話に登場する思兼神から。天の岩屋戸に隠れた、天照大神を誘い出す方法を考え出した神である。シンボルマーク的意味合いからか、モニターに表示される際などは「銅鐸」の姿をとる。
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ブリッジクルー
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「聖霊機ライブレード」の記事における「ブリッジクルー」の解説
ロア・ジン・クランクハイト リーボーフェンの艦長。元ヨークの軍人で名うての名将とのこと。全て「うむ」としか言わない変わり者。 ユミール・エアル・クラシオ ヒロイン候補のひとり。“錬金学聖協会一等学士主席”の肩書きを持つ優秀な錬金学士。29歳。“聖霊機開発計画”にも加わっている。大人びた風貌だが子供っぽい面も持つ。ロアの「うむ」を理解できる数少ない一人。109年前にゼ=オードの研究を止めたウェニマスとゼ=オードのライルとの子。ライブレードの起動の条件が共鳴結晶とレニス・エンロードの遺伝情報とのことから、実はトウヤと血縁関係にある。聖霊機操者ではないが、特定条件を満たすとライブレードに同乗可能になる。 ガボン・ジン・ボレイショ リーボーフェンの機関士兼船医。58歳。アルコール好きなガンコ親父。ヤマトの手術を担当し、さらなる改造を行おうとしている。既婚者だが妻子とは死別している。 バレン・ジン・ヨークル リーボーフェンの操舵手。大柄で強面だが臆病でシャイな面を持ち、頭脳労働派。無口であまり喋らない。ロアの「うむ」を多少理解できる。 バート・ジン・ガッキョク リーボーフェンの主計士で経理担当。怪しいコネがあり、彼の手に掛かれば補給物資や地上の中々手に入りにくいもの、さらには露天風呂の見取り図まで調達できる。 デロック・ジン・エイカク リーボーフェンの航海士兼砲術士。25歳。でっぷりとした巨体で怪しい趣味を持つが射撃技術は超一流。またシィウチェンも驚くほど素早い身のこなしを見せる。幼馴染のセフィアと婚約している。 シスク・テオラ・レトレス リーボーフェンの観測手兼料理人。外見は幼く見えるが20歳。実は良家のお嬢様であったが、ローディスに一目惚れし傍にいたい一心から内部工作と努力の末、クルーになる。しかしリーボーフェンにローディスは同乗しなかった。 ミヤスコ・ジニア・ブランブレ リーボーフェンの通信士。23歳。医者の資格もありガボンの助手としても働く。穏やかで人当たりが良く、優しい性格。実はジグリムの人体強化計画の実験体であった過去を持ち、首の裏には実験体の証である印が刻まれている。
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