ライル【Martin Ryle】
ライル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 00:49 UTC 版)

ライル(Lyle、まれにLile、Ryle)は、英語圏の地名、人名。
地名
姓
- カイ・マッケンジー=ライル (1997 - ) - ガイアナのサッカー選手 (GK)、同国代表
- ギルバート・ライル (1900 - 1976) - イギリスの哲学者
- グラハム・ライル (1944 - ) - スコットランドのシンガーソングライター
- サンディ・ライル (1958 - ) - スコットランドのプロゴルファー、世界ゴルフ殿堂
- ジョージ・ライル (1953 - ) - カナダのアイスホッケー選手 (LW)
- スパーキー・ライル (1944 - ) - アメリカの野球選手 (投手)、サイ・ヤング賞1回、MLBオールスターゲーム3回選出、通算238セーブ
- デレク・ライル (1981 - ) - スコットランドのサッカー選手 (FW)
- ボビー・ライル (1944 - ) - アメリカのピアニスト
- マーティン・ライル (1918 - 1984) - イギリスの天文学者、ノーベル物理学賞
男性名
- ライル・アルゼイド (1949 - 1992) - アメリカのアメリカンフットボール選手 (DE)、プロボウル2回選出
- ライル・R・ウィーラー (1905 - 1990) - アメリカの美術監督
- ライル・オーバーベイ (1977 - ) - アメリカの野球選手 (一塁手)、通算1355安打・151本塁打
- ライル・オデライン (1968 - ) - カナダのアイスホッケー選手 (D)
- ライル・キャンベル (1942 - ) - アメリカの言語学者
- テッド・シモンズ (1949 - ) - アメリカの野球選手 (捕手)、本名はテッド・ライル・シモンズ、アメリカ野球殿堂、通算2472安打・248本塁打
- ライル・テイラー (1990 - ) - モントセラトのサッカー選手 (FW)、同国代表
- クレイグ・ライル・トーマス (1933 - 2007) - アメリカの政治家 (共和党)
- ライル・ビアボーム (1979 - ) - アメリカの総合格闘家
- ライル・ヒューイットソン (1997 - ) - 南アフリカ共和国の騎手
- ライル・フォスター (2000 - ) - 南アフリカ共和国のサッカー選手 (FW)、同国代表
- ライル・マーティン (1985 - ) - アメリカのサッカー選手 (DF)
- ライル・ムートン (1969 - ) - アメリカの野球選手 (外野手)、ヤクルトスワローズなどに所属
- ライル・メイズ (1953 - 2020) - アメリカのピアニスト
- ライル・モファット (1948 - ) - カナダのアイスホッケー選手 (LW)
- ライル・ラヴェット (1957 - ) - アメリカのシンガーソングライター
- ライル・ワークマン (1957 - ) - アメリカの作曲家
- 杉田雷麟 (2002 - ) - 日本の俳優
架空の人物
- セガのゲーム『ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜』の主人公
- スクウェア・エニックスのカードゲーム『ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー』の登場人物
- 2022年のアメリカ映画『シング・フォー・ミー、ライル』に登場するワニ。
- カリーナ・ライル - テレビアニメ『TIGER & BUNNY』の登場人物
- ライル・ゲットー - テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物、宇宙戦艦ヤマト2199の登場人物を参照
- ライル・ディランディ - テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』の登場人物、機動戦士ガンダム00の登場人物を参照
その他
- ライルオオコウモリ (Lyle's flying fox)
- テート&ライル - イギリスの食品、飲料企業
関連項目
- ライルズ (Lyles)
- ライラ (Lyla, Lyra)
- ライロ (Lilo)
- ライリー (Riley, Reilly)
- ラ・イール (La Hire, La Hyre, フランス語)
- カーライル (Carlyle, Carlisle)
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ラ・イル
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ラ・イル(La Hire)ことエティエンヌ・ド・ヴィニョル(Étienne de Vignolles, 1390年頃 - 1443年1月11日)は、フランスの軍人。百年戦争後期で活躍した人物で、ジャンヌ・ダルクの戦友であったことでも知られる。
経歴

少年時代からイングランド軍との戦いに明け暮れていたという。アルマニャック伯ベルナール7世元帥の軍に加わったのが最初の軍歴である[1]。1411年にピカルディーへ侵攻[2]、1418年にアルマニャック派の一員としてシャルル7世の軍に加わり、ブルゴーニュ派との戦いで頭角を現す。クシー城を一時的にブルゴーニュ派から奪還した戦いで武名を挙げる。この際に「王に非ず公に非ず、侯にも非ず、伯にも非ず、我はクシー城主なり」という言葉を残したといわれる[1]。
その後、バル枢機卿ルイ1世に雇われ、ヴェルマンドワ、ラン、ロレーヌなどで戦った。1421年にはボージェの戦いに参戦している[1]。この際に泊まっていた宿で暖炉が彼の足の上に落ちてきて片足を骨折した。この後遺症で足を引きずるようにして歩くようになったが、彼の傭兵生活の妨げとはならなかったようである[3]。1427年にイングランド軍がモンタルジを包囲した際、ジャン・ド・デュノワらと共にイングランド軍を破りモンタルジを解放した[4][5]。
1428年10月25日にオルレアン防衛のための援軍としてデュノワと同郷のジャン・ポトン・ド・ザントライユらと共に同地に駆け付け、目覚ましい戦功をあげた(オルレアン包囲戦)。またシャルル7世から軍資金を引き出すため、オルレアンとシノンの王宮を何度も往復した。1429年2月のニシンの戦いに敗れオルレアンから離脱するが、ジャンヌ・ダルクがやってくると、彼女に最も忠実な戦友の1人となった[6][7]。ジャンヌと共に戦ってイングランド軍のオルレアン包囲網を突破、続いてアランソン公ジャン2世、ジル・ド・レ、アンドレ・ド・ラヴァルらと合流してロワール川沿岸を進軍した。パテーの戦いではザントライユと共に指揮官としての才能を存分に発揮し、フランスに勝利をもたらした[8][9]。
1431年、ルーアンへジャンヌ奪還に向かうも失敗、ジャンヌが火刑台で処刑された時には、自身もドゥルダンでイングランド軍の捕虜となっていた。シャルル7世が身代金の一部を負担することにより解放され、解放後にはフランス軍の総司令官となったアルテュール・ド・リッシュモン大元帥の主要な武将として活躍。ザントライユと共に指揮官として1435年のジェルブロワの戦い(en)に臨んだ。この勝利によって、1438年にはノルマンディー総司令官と呼ばれたが、1443年1月11日、モントーバンで負傷、死去した。
人物・評価
百年戦争中盤までのフランス軍における傭兵制度の下においての司令官であり、赫々たる武勲がある。一方で略奪癖は直らず、国王と常備軍への軍制改革の流れの中で孤立していった。また、野戦においてはリッシュモン大元帥の指揮下でこそ活躍したが、その指揮下を離れると敗北するのが常であり、1435年に単独でトーマス・スケールズ麾下のイングランド軍に敗北、1436年にもイングランドの将軍ジョン・タルボットにザントライユ共々敗れ、1437年には陣営をタルボット・スケールズに奇襲され、ザントライユが捕えられ辛うじて逃げ延びるなど散々であった。ただし略奪や野戦における敗北は傭兵制度の下での常である[10]。
古仏語で「憤怒」を意味する「ラ・イル」のあだ名は、彼が粗暴で怒りっぽい性格であったことに由来する[11][3]。今日のフランス語でも「癇癪持ち」を意味する語として残っている。
元々教会や信仰にはまるで関心を持っていなかったが、ジャンヌが厳しく告解を迫るので、ついに彼も折れて告解をしたという。部下たちも多くがそれに倣って告解したようである[7]。
モンタルジ解放の時、以下のように神に祈ったとされる。「もしもお前がラ・イルで、ラ・イルが神様だったら、ラ・イルがお前にしてほしいと思うだろうことをラ・イルのためにしてやってくれ」[4][7]。
ラ・イルが登場する作品
映画
- 『ジャンヌ・ダーク』(1948年、アメリカ、演:ワード・ボンド)
- 『聖女ジャンヌ・ダーク』(1957年、イギリス・アメリカ合作、演:パトリック・バー)
- 『ジャンヌ 愛と自由の天使/ジャンヌ 薔薇の十字架』(1994年、フランス、演:ステファヌ・ブーシュ) - 二部構成で、日本ではオリジナルより短い短縮バージョンが公開。完全版は『ジャンヌ・ダルク/I 戦闘 II 牢獄』の邦題で公開。
- 『ジャンヌ・ダルク』(1999年、フランス・アメリカ合作、演:リチャード・ライディングス)
テレビシリーズ
- 『ヴァージン・ブレイド ジャンヌ・ダルクの真実』(1999年、アメリカ、演:ピーター・ストラウス)
舞台
- 『ジャンヌ・ダルク』(2010年、日本、演:春海四方)
漫画
- 枡狐/蛙空『魔法少女たると☆マギカ The Legend of "Jeanne d'Arc"』芳文社、まんがタイムきらら☆マギカ、2013年-2017年
- 岡児志太郎『デゾルドル』講談社、月刊モーニングtwo、2017年-連載中
アニメ
- 『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』(2018年、日本、声:石上静香)
音楽朗読劇
- 『Chevre Note~シェーヴルノート~ Story from Jeanne d'Arc』(2019年、声:梅原裕一郎)
テレビゲーム
- 『JEANNE D'ARC』(2006年、日本、声:斎藤志郎)
- 『BLADESTORM 百年戦争』(2007年、日本、声:大友龍三郎)
脚注
出典
- ^ a b c d ペルヌー & クラン 1992, p. 314.
- ^ エチュヴェリー 1991, p. 77.
- ^ a b ペルヌー & クラン 1992, p. 315.
- ^ a b エチュヴェリー 1991, p. 159.
- ^ ペルヌー & クラン 1992, p. 34.
- ^ 堀越 1984, p. 37-41, 147-148.
- ^ a b c ペルヌー & クラン 1992, p. 316.
- ^ エチュヴェリー 1991, p. 189-190.
- ^ 堀越 1984, p. 153.
- ^ エチュヴェリー 1991, p. 208-209, 218, 225, 232-233.
- ^ 堀越 1984, p. 148.
参考文献
- ジャン=ポール・エチュヴェリー著、大谷暢順訳『百年戦争とリッシュモン大元帥』河出書房新社、1991年。
- ペルヌー, レジーヌ、クラン, マリ=ヴェロニック 著、福本直之 訳『ジャンヌ・ダルク』東京書籍、1992年。ISBN 978-4487761531。
- 堀越孝一『ジャンヌ=ダルクの百年戦争』清水書院〈清水新書 042〉、1984年。ISBN 978-4389440428。
ライル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 02:20 UTC 版)
アイリスの直属の護衛の一人。元は孤児でありアイリスがスラムから救い出した一人。容姿は金髪でがっしりとした体型である。ディダの吐く不敬の言葉について戒めることが多い。アイリスに忠誠を誓っている。
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