ブリッジウォーター・アソシエイツについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 00:41 UTC 版)
「レイ・ダリオ」の記事における「ブリッジウォーター・アソシエイツについて」の解説
ブリッジウォーター・アソシエイツは、1975年にレイ・ダリオによって設立されたアメリカ合衆国のヘッジファンドである。 インフレーション・為替・国内総生産などの経済動向に基づくグローバル・マクロ運用を専門とし、ピュアアルファ、オールウェザー、ピュアアルファ・メジャーマーケットの三つのファンドを提供する。また、"Daily Observations"として発行するホワイトペーパーは世界中の投資家に購読されている。1996年にはリスクパリティを提唱した。 1981年に本社をニューヨークからコネチカット州ウェストポートに移転し、現在1000人以上の従業員を擁する。2021年3月時点での運用資産は約1,400億ドルである。2013年には世界最大のヘッジファンドとなったことから、レイ・ダリオはヘッジファンド界の帝王とも呼ばれている要出典。 運用スタイルは「最小リスクで最大の利回りを目指す」というもので、2008年のリーマンショックの際もプラスの運用成績で乗り切っている要出典。 その運用の安全性から、CalPERSなどの大手基金からも資金を集めている。ブリッジ・ウォーターの運用スタイルは市場全体の動きとは乖離したプラスのリターンをあげるアルファ戦略をとっており、市場平均に対してより多くのリターンを稼ぎ出さなければヘッジファンドを活用するメリットはないと断言している要出典。近年は好景気だった2015年から2017年に合計13%となっており、市場平均をアンダーパフォームしている。どのような市況環境であっても安定的な成績をだすオール・ウェザー型のポートフォリオを組成しており、リーマンショック等の不況時に底固さをみせる。
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