経済動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 19:57 UTC 版)
1970年代に、北海において天然ガスの資源開発が進んだ結果、オランダギルダーは増価(ギルダー高)し、国内産業は輸出競争力を大きく喪失した。一方で、潤沢な歳入を背景に政府支出は増大した。その後の資源価格低迷で、オランダには壊滅した産業と、莫大な財政赤字が残された(オランダ病)。そのため、1980年代前半には労働需給が急速に悪化。失業率は14%に達した。1983年、ワッセナー合意によりワークシェアリングが普及し始めてからは、失業率は次第に低下し、ほぼ完全雇用状態となった。 物価に関しては、オランダは従来より低物価政策をとっているため[要出典]、比較的良好である。しかし、統一通貨であるユーロを導入してからは、同じユーロ通貨圏であるフランスや、特にドイツに対しては、若干高物価である。貿易面では資源を大幅に輸入し、高度な工業製品を輸出する形態をとっており、ドイツが最大の貿易相手国である。
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