高物
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高物
高物(たかもの)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 18:26 UTC 版)
高物は、巷の小規模な縁日などでは採算が取れない、大掛かりな仮設建築としての小屋を作るため、大きな市や祭礼でしか出店しない。この大きな市や祭礼を的屋の用語で「高市(たかいち)・高街(たかまち)」と呼び、そこへ出店する見世物小屋を高物と呼ぶようになった。舞台や床などを備える場合もあり、天幕(的屋の用語で屋根やテントのこと)も規模の大きなものとなる見世物小屋で、軽業師、手品師などの見世物やお化け屋敷などの興行を運営する。高物の多くは全国仮設興行組合に加盟していて、サーカスも元はこれらの興行師が海外から取り入れ、運営していたので加盟していた時代があった。代目や商売の内容は代わっているが、現在でも活動している興行を行っている企業や団体の中には、源流が高物である場合も多い。的屋の世界では、この興行を行う者(興行師)を「引張り」という隠語で呼称する。
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