シーズン1から
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マーク・グリーン (Mark Greene)(シーズン1 - 8・15) 演:アンソニー・エドワーズ (Anthony Edwards)、吹替:井上倫宏 ERチーフレジデント→ERスタッフドクター。虹彩の色は茶色。自宅からの最寄駅は高架鉄道(en:Chicago 'L')レイヴェンズウッド線(en:Brown Line (Chicago Transit Authority))のCHICAGO 800N 300W駅。シカゴ・カブスのファン。所有するバイクはホンダ(en:American Honda Motor Company)製(シーズン2)→カワサキ(en:Kawasaki Heavy Industries Motorcycle & Engine)製(シーズン3)。バイクを通勤に使うこともあったが、ガレージに放置することも多い。その反面、バイク好きの女性は苦手である。シーズン3では亡くなった患者の犬を飼い始め、ニックと名付ける。ダグラス・ロスより3歳下。16歳のときジェニファーと出会い、4年間の交際を経て20歳で結婚。学生ローンサービスから借りた11万ドルで医大の学費を工面する。看護師のヘレエによれば、学生時代はとても礼儀正しく美しいブロンドの青年で、頼まれた通りにシーツを取り替えたり、黙々と便器を洗ったりする最高の助手だったという。祖母からイディッシュ語を少しだけ学んだことがある。ある患者から信仰心を問われた時、自分は不可知論者のユダヤ人と堕落したカトリック教徒の息子であると答えたことがあった。初期シーズンの中心キャラクター。優しく誠実な人柄と確かな腕前で患者やスタッフから厚い信頼を得ている。個性的なキャラクターの多いカウンティ総合病院ERのスタッフ達の中では一番の人格者といえるが、シーズン3(32歳)で病院内で暴漢に襲撃され、しばらくはPTSDによる不安定な状態が続いた。また助けることができなかった患者の遺族に訴えられたことが何度かあり、誠実な性格とは裏腹に気苦労が絶えないキャラクターでもある。ロスとは親友。離婚した妻ジェニファーとの間に娘レイチェル、再婚した外科医エリザベス・コーデイとの間に娘エラがいる。女性関係に非常に疎く、『女性は妻(ジェニファー)だけしか知らない』という悩みもあったが、ジェニファーとの離婚後は患者、看護師、病院に出入りする業者など数々の女性と浮名を流し、3股していた時期もある。スーザンに対して友情以上の感情をもっていたがなかなか伝えられずにいた。シーズン3でスーザンが去ってからは彼女が住んでいた部屋をそのまま借りていた。シーズン6で母親が心臓発作で亡くなり、死期が近い父親を地元のサンディエゴからシカゴに呼び寄せて共に暮らす。のちに父親はグリーンの治療の甲斐なく逝去してしまい、深い悲しみに暮れた。シーズン7で脳腫瘍が見つかり手術する。シーズン8では非行に走るレイチェルと心を通わせることができなくなり、彼女の過失でエラがドラッグを誤飲したことでエリザベスとの仲にも亀裂が入ってしまう。そのさなか脳腫瘍の再発が発覚し、化学療法を受けていたが自らの意思で中断する。トゲが刺さった少女の治療を最後にERを退職し、余命をレイチェル、コーデイ、エラと共にハワイで過ごす。レイチェルと親子の絆を取り戻し、彼女との思い出の曲を聴きながらホリデーハウスで眠るように息を引き取った(38歳)。シーズン15第7話でバンフィールドの回想で再登場し、彼女の息子ダリルの治療を担当した。 ダグラス・ロス (Douglas Ross)(シーズン1 - 5・15、recurring シーズン6) 演:ジョージ・クルーニー (George Clooney)、吹替:小山力也 愛称は「ダグ」で、幼少期は「ダギー」。子どもの頃、ルイという名の犬を飼っていた。バスケットボールが得意。グリーンより3歳上。看護師のキャロルによれば、12歳の時から22年(シーズン2時点)に渡って父親レイと口を利いていなかったという。名前も知らず、会ったこともない息子がいる。アパートのルームナンバーは62(シーズン3)。ER所属の小児科フェロー→ER小児科スタッフドクター。医学部の学費11万ドルを15年ローンで返済中である。グリーンの親友。子供に優しく強い正義感を持っているが、信念が強すぎるあまり度々問題を起こす。また屈指のプレーボーイで付き合う女性を次々に変える。ある事件のあと、カウンセリングを受け女癖の悪さを克服。のちにキャロルと結ばれるが、上司との対立や自身の問題行動が重なり、キャロルを残してシアトルへ去っていった。シーズン6第21話でERを去ったキャロルを迎える1シーン以降はグリーンの葬儀を含め一切再登場がなかったが、最終シーズン15第19話でシアトルのワシントン大学メディカルセンター(en:University of Washington Medical Center)のスタッフドクターとしてキャロルと共に再登場。臓器を受け取りにきたニーラ、サムと会話している。 スーザン・ルイス (Susan Lewis)(シーズン1 - 3・8 - 12・15) 演:シェリー・ストリングフィールド (Sherry Stringfield)、吹替:山像かおり 左利き。飛行機嫌い。特技は王冠を引き出しの取っ手に引っ掛けて器用に開けること。高架鉄道(en:Chicago 'L')コングレス・オハラ線(en:Blue Line (Chicago Transit Authority))の沿線に住む。アパートのルームナンバーは1206(シーズン1)、205(シーズン2)。所有する車はライトブルーのフォルクスワーゲン・ビートル。車番はB7N‐438。学生ローンサービスから借りた85,000ドルで医大の学費を工面する。初登場時は一般内科外科のレジデント2年目で、心臓外科医を目指していた。初期シーズンでは奔放な姉に悩まされ、姿をくらませた姉に代わって独りで姪スージーを育てていた。シーズン3で最愛の姪を追って一旦はアリゾナ州・フェニックスに去ったが、シーズン8でスタッフドクターとして復帰。カーターと付き合い始めるが、大した進展もなく破局した。シーズン9ではラスベガスで出会った救急ヘリのフライトナースのチャックと酔った勢いで結婚。その後婚姻無効の手続きを取るも関係は続き、ロマノが死亡したヘリコプター墜落事故でチャックが重傷を負ったことを切っ掛けに絆が深まり、愛息コスモをもうける。シーズン11でER部長に就任する。カウンティERでの終身在職権を強く希望していたが、ERを離れていた過去と権利獲得の必要条件であった資金確保がままならなかったことにより見送られ、アイオワ市の病院で終身在職権を獲得してERを去った。最終シーズン15最終(22)話で再登場。チャックとは別れ、年下の恋人がいる。 ジョン・トルーマン・カーター (John Truman Carter)(シーズン1 - 11・15、recurring シーズン12) 演:ノア・ワイリー (Noah Wyle)、吹替:平田広明 1970年6月4日生まれの双子座。血液型はOマイナス。大財閥の創業者の孫。父親ロウランド・カーターはシカゴ・マガジンの「資産家リスト」の中で、ランキング27位(純資産1億7千8百万ドル)と報じられる。カウンティ総合病院のデイヴィス心臓病棟の増築に多額の寄付をしたハワード・デイヴィスの息子グレッグとは高校時代の同級生。所有する車はブルーのジープ・ラングラー(車番はR3L‐596(シーズン1第2話)、S9K‐381(シーズン1第22話、ただし、シーズン1第13話ではジャック・ケイソンの車番であった))。アパートのルームナンバーは315(シーズン3)。幼少期、兄ロバートを急性骨髄性白血病で亡くすが、治療に当った医師の仕事ぶりを見て、弁護士になれという両親の反対を押し切って医師になった。彼がノースウェスタン大学医学部3年の学生として研修でERにやってくるところから第1話は始まり、研修初日に酷い傷を見て迷走神経反射を起こしうなだれるシーンは長い間オープニングフィルムで使用され、本ドラマを象徴するカットともなった。のちに外科のサブ・インターン(シーズン2)→ベントンが主宰するブルー・チーム所属の外科インターン(シーズン3)→ERインターン(シーズン4)→ERレジデント(シーズン6)→ERチーフレジデント(シーズン8)→スタッフドクター(シーズン9 -)。グリーンの死後はオープニングでトップにクレジットされる。医学生ルーシーが刺殺された際に自身も刺されて重傷を負う。そのPTSDから薬物依存となってしまうが、ベントンらの支えでプログラムを経て克服した。その後カーターの強い要望でウィーバーに病院内の警備体制の強化を直談判し、紆余曲折があったものの認められ、ERの警備員増員と金属探知機導入などが決定された。シーズン9で恋人アビーとの関係や祖母の死によって思い悩んでいるときに、国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュに助けを求められてアフリカ・コンゴ民主共和国の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。シーズン10では強い意思でコンゴの激戦区に残ったコバッチュが死亡したとの連絡を受け、彼を残してきてしまった罪悪感から再びコンゴに飛び、コバッチュの生存を確認する。彼をアメリカへ送ったのちも自分の居場所と使命を見出しコンゴに留まる。そこで知り合ったアフリカとフランスのハーフの保健局員・ケムと親密になり妊娠した彼女の出産のため帰国するが、9ヶ月目で臍帯の真結節により死産し、ケムは母国フランスへ帰国する。その後、ソーシャルワーカーのウェンデルと付き合い始めるがほどなく破局した。シーズン11終盤で終身在職権を獲得して医学部助教授となるが、間もなくケムを追ってERを去りフランスへ旅立つ。その後医療活動に参加するため再びアフリカに行き、シーズン12ではその姿が数話描かれた。シーズン15では、かつての刺傷とアフリカでの病で腎機能を完全に喪失し帰国、カウンティに復職する一方で腎臓の移植手術を受ける(シーズン15第16話)。ケムとは結婚したが別居中。最終シーズン15最終(22)話では、残り僅かとなったカーター財閥のほとんどすべての資力を投じて医療施設「ジョシュア・マカロ・カーター・センター」(名称は死産となった息子の名前に由来)をシカゴに完成させる。プレイボーイでスーザン、アビーをはじめ、医学生のハーパー・トレイシー、小児外科医のアビー・キートン、従兄弟の元妻など、数々の女性と浮き名を流した。 キャロル・ハサウェイ (Carol Hathaway)(シーズン1 - 6・15) 演:ジュリアナ・マルグリース (Julianna Margulies)、吹替:野沢由香里 公認看護師。理学修士。看護師長。28歳(シーズン3)。左利き。13歳のときに、バレエ、チアリーディング、フルートを途中で放り出した経験がある。セイント・スコラスティカ高校卒(- シーズン2)、85年、セイント・モニカ高校卒(シーズン3 -)。マーガレット・ドイルの3歳上の姉メアリーとは、セイント・モニカ高校の同級生。ビジネス・スクールを中途退学し、看護学校を卒業する。ロシア人(またはウクライナ人)の母親ヘレンの影響で、ロシア語を少し話せる。看護師のスケジュールを決める専権を与えられている。「ERは医師ではなく看護師で回っている」という信念を持っている。投薬量の算出に必要な掛け算、割り算に非凡な才能を発揮し、ウィーバーに「うちで一番の看護師」といわしめるなど、スタッフ達から絶大な信頼を寄せられている。所有する車はブラックのトヨタ・セプターのセダン(車番はE26832)。カウンティ総合病院の駐車場の自称専用スペースのナンバーは37。一時、看護師としての限界を感じ、一念発起して医大予備校のマルコム・X・コミュニティー・カレッジ(en:Malcolm X College)に入学し、医師になることを決意する。見事、医大入試合格を果たすが、ウィーバーに直属の部下扱いされたことや、看護師としての可能性を自分自身で見出し、再び師長として邁進する。シーズン4ではカーターの祖母に気に入られ寄付を受けて『母と子のクリニック』を開設した。とても実直で正義感の強い人物ではあるが、それ故に病院の上層部とトラブルになり、ある事件で停職処分をうけたことがあったが無事に復帰した。シーズン1第1話以前に親密な関係だったロスと破局し、整形外科医のタグリエリと婚約していたがシーズン1第1話後半に突然自殺を図る。危険な状態だったが一命をとりとめ、休養の後に職場復帰した。その後、末期のエイズを患うロシア人の少女タチアナを養子にしようとしたが、自殺未遂が引っ掛かり認められなかった。タグリエリとは式当日に破談。シーズン2ではERに出入りしていた救急隊のシェップと恋仲だったが、ある事件のあとに破局。その後急速にロスとの絆が深まり、のちにテスとケイトの双子をもうける。ロスが去ったあともしばらくERに勤務するが、一人で双子の面倒を見ることと仕事の両立に苦悩し、一時期コバッチュと親密な関係を持つ。しかし、ある患者の死とその家族の言葉をきっかけに自身のロスへの変わらぬ愛を再認識したため、ERを去りシアトルのロスのもとへ向かった。シーズン14ではシアトルで働き、双子が3年生になったことが看護師のヘレエの口から語られる。最終シーズン15第19話ではコ・メディカルスタッフとしてロスと同じ職場で勤務する姿が描かれた。 ピーター・ベントン (Peter Benton)(シーズン1 - 8・15) 演:エリク・ラ・サル (Eriq La Salle)、吹替:大塚明夫 外科医。優れた技術と強い上昇志向を持っている。血液型はRh−。アパートのルームナンバーは201(シーズン2)。ポケベルのナンバーは3376(シーズン3)。菜食主義者。医学生時代、AOA名誉協会(Alpha Omega Alpha Honor Medical Society)で課外活動を行った経歴を持つ。学生ローンサービスを利用して医大の学費を工面した。外科レジデント2年目(95年、シーズン1)にして、外科移植チームと学ぶためのスターツェル奨学金に応募するほどの野心家である。毎日働き、2日おきに夜勤をこなす。36時間働いて、18時間のオフ、つまり週に90時間、それを年に52週続けて、その報酬がたった23,739ドル(課税前)であり、母メイの介護に当てる時間や費用のやりくりに相当苦労したようである。感情を表すのが苦手で人から誤解され衝突してしまうこともあるが、根は真面目で優しい。ERにやって来たカーターの教育係を務め、彼の良き師となる。カーターが薬物依存になった際は彼を支え、克服の手助けをした。外科レジデント4年目(97年、シーズン3)から、ブルー・チームのリーダーとしてカーターら外科インターンの指導を任される。昔からの夢である心臓胸部外科になるため3年間にわたるレジデント期間を経て、外傷外科フェローになった。シーズン7では外科スタッフドクターになるがロマノの怒りを買い、クビになる。その後日雇いを経てロマノによって病院の差別解消部長に任命され、再びスタッフドクターになった。シーズン3で幼なじみのカーラと付き合う。すぐに破局するがカーラの妊娠が判明し、難聴の息子リースが産まれた。後に小児ERレジテントのクレオ・フィンチと結婚する。シーズン8でカーラが事故死し、彼女の夫ロジャーとリースの養育権を争う。DNA鑑定でリースの実父ではないことが判明するなどかなり追い込まれたが、キャリアアップを捨て勤務時間などの都合の良い研究機関に転職。その結果リースの養育権を獲得し、カウンティを去った。グリーンの葬儀でゲスト出演。最終シーズン15第19話ではシカゴのノースウェスタン・メディカルセンターに勤務する一般外科医として再登場し、カーターの腎移植手術に立ち会う。最終(22)話にも息子のリースと共に登場した。 また、エリク・ラ・サルは最終シーズン15第7話冒頭で、死亡したマイケル・クライトンに対する追悼のコメントを番組を代表して読み上げるために出演した。
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