む
む
む
[助動][(ま)|○|む(ん)|む(ん)|め|○]活用語の未然形に付く。
「御岳精進(みたけさうじ)にやあらむ、ただ翁びたる声に額(ぬか)づくぞ聞こゆる」〈源・夕顔〉
「われこそ死なめとて泣きののしること、いと堪へがたげなり」〈竹取〉
3 適当・当然の意を表す。…するのがよい。…するのが当然だ。
4 (主として「こそ…め」「なむや」の形で)勧誘・要求の意を表す。…してはどうか。…しないか。
5 (主として連体形の用法で)婉曲(えんきょく)に表現する意を表す。…のような。
6 (主として連体形の用法で)条件や仮定の意を表す。…ならば。…したら。
「斎院より御文のさぶらはむには、いかでか急ぎあげ侍らざらむ」〈枕・八七〉
[補説] 「む」は上代から近世まで広く用いられたが、平安時代以後「ん」とも書き、鎌倉時代以後は「う」にも変化した。なお、未然形「ま」は上代、「まく」の形だけに用いられた。→めや[連語]
む【六】
む【務】
読み方:む
[音]ム(呉) [訓]つとめる つとまる
力を尽くして当たるべき仕事や役目。つとめ。つとめる。「医務・義務・急務・業務・勤務・激務・兼務・公務・債務・雑務・残務・事務・執務・乗務・職務・世務(せいむ)・政務・責務・代務・任務・服務・双務契約」
む【夢】
む【武】
読み方:む
⇒ぶ
む【無】
読み方:む
[音]ム(呉) ブ(漢) [訓]ない なみする
〈ム〉
1 存在しない。…がない。「無益・無休・無辜(むこ)・無形・無効・無償・無上・無情・無職・無人・無線・無断・無名・無理・無料・無意味/有無・皆無・虚無・絶無」
〈ブ〉
1に同じ。「無事・無精・無難・無頼・無礼・無愛想/傍若無人」
[名のり]な・なし
む【無/×无】
読み方:む
[名]
1 何もないこと。存在しないこと。「—から有を生ずる」⇔有。
2 哲学の用語。
㋐存在の否定・欠如。特定の存在がないこと。また、存在そのものがないこと。
む【矛】
む【謀】
読み方:む
⇒ぼう
む【▽身】
む【霧】
む
む
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 04:43 UTC 版)
平仮名 | |
---|---|
文字 |
む |
字源 | 武の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-64 |
Unicode | U+3080 |
片仮名 | |
文字 |
ム |
字源 | 牟の部分 |
JIS X 0213 | 1-5-64 |
Unicode | U+30E0 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | MU |
訓令式 | MU |
JIS X 4063 | mu |
アイヌ語 | MU |
発音 | |
IPA | mɯ̹ |
種別 | |
音 | 清音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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濁点つき
半濁点つき
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む、ムは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図の第7行第3段(ま行う段)に位置する。
概要


- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音からなる音 /mu/。両唇を閉じて鼻から声を出す有声両唇鼻音[m](ま行子音)と、非円唇後舌狭母音[ɯ](う)からなる。
- 五十音順: 第33位。
- いろは順: 第23位。「ら」の次、「う」の前。
- 平仮名「む」の字形: 「武」の草体
- 片仮名「ム」の字形: 「牟」の上の部分
- ローマ字: mu
- 点字:
- 通話表: 「無線のム」
- モールス信号: -
- 手旗信号:7→5
む に関わる諸事項
- 漢字の部首「厶部」は片仮名の「ム」と似た字形をしているため、「む」という部首名で呼ばれる。「厶る」と書いて「ござる」と読ませることもある[1]。
- 漢字の部首「无部」は「无」の呉音から単に「む」という部首名で呼ばれることがある。
- 平安時代には「ん」という文字が無かったため、「む」は撥音を表す際にも用いられた。
脚注
- ^ “<コトバ言葉>「ム」と「厶」:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2025年4月8日閲覧。
関連項目
- Wikipedia:索引 む
<む>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:32 UTC 版)
ムッシャナカ:可哀そうな。 ムゾカ/ムジ、ムゼ:可愛い。 ムシクレバ:虫歯。(虫食らい歯の転化)
※この「<む>」の解説は、「薩隅方言」の解説の一部です。
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む
「む」の例文・使い方・用例・文例
- 平和を好む
- 乗り込む;乗船する,乗車する,搭乗する
- むなしい試み
- アクセルを踏む
- 赤ん坊は疲れてくるとむずかって泣きはじめる
- 我々はもっと環境問題に取り組むべきだ
- 敵の前進を阻む
- これらの問題に取り組むのをいやがってはいけない
- 流れに逆らって進む
- 議事予定を組む
- 大気汚染がその地域に住む人全員に悪影響をもたらした
- 母が病気だったので上司は私に2,3日余計に休むことを認めてくれた
- 初舞台を踏む
- 食欲がある,食が進む
- リンゴの皮をむく
- クラブに入会を申し込む
- 申込用紙に書き込む
- 豪雪地帯に住む
- 彼女は我々の試みが時間のむだだと主張した
- 胃がむかむかする
<む>と同じ種類の言葉
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