神の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:57 UTC 版)
ミョルニル 北欧の雷神トールが持つ、神の雷を宿したハンマー。魔法の帆船スキーズブラズニルと同じくイーヴァルディ一族が制作した。普段はトンカチほどの大きさだが、オーラを纏わせると巨大化し、周囲一帯を消滅させる雷を放つ。純粋な心を持つものなら羽のように重さを感じないとされる。 オーディンがかなり本物に近いレプリカをドワーフとダークエルフに預けており、ロキ討伐のため一時的に悪魔でも使えるよう調整を施された状態でイッセーに貸し出された。本来は力強く純粋なものにしか使えないため、邪な心(スケベ心)を持つイッセーは禁手化しなければ持ち上げることすらかなわないほどの重量を感じ、雷も発生させられなかったが、乳神の加護によって一度だけ本来のスペックを発揮できた。 グレイプニル ドワーフが「神喰狼」フェンリルを拘束するために作った魔法の鎖。太くて巨大なので持ち運び辛いが、神殺しの力を持つフェンリルの弱点とするべく製作されたため非常に頑丈。ロキによって強化されたフェンリルには効果がなかったが、ダークエルフの長老の術により宿っていた魔法を強化されたことで再び通用するようになった。 如意棒(にょいぼう) 孫悟空の一族が所有する、自在に長さと太さを変えることのできる棒。複数本存在している。闘戦勝仏の如意棒は直進だけでなく自由自在に曲がる上、真っ二つに斬られても、斬り落とされた側からも伸びて2方向から対象を狙う。 死神の鎌(デスサイズ) 死神たちが武器として所有する大鎌。切りつけても外傷は与えられないが、その代わりに魂に損傷を与え刈り取る効果を持つ。その際のダメージ量は使用者の力量に比例する。 紅葫蘆(べにひさご) 銀角大王が保有する太上老君の宝具。名を呼ばれて応じると中に吸い込まれるひょうたん。北欧出身のフェンリルが知っているほど知名度が高い。うかつにも吸い込まれてしまった美猴と黒歌の反省房として、一時的にヴァーリが借り受けた。 七星剣(しちせいけん) 金角大王が保有する太上老君の宝具。破邪の力と妖怪を従わせる力をもつ剣。 芭蕉扇(ばしょうせん) 金角大王が保有する太上老君の宝具。何者をも吹き飛ばす扇で、ヴァーリの魔力を吹き飛ばして見せた。 タスラム ルー神がバロールを倒すときに使用した、回避不可能で必中する魔の弾。バズーカのように筒から発射され、発射後も自在に空中を動き回る。 アザゼルが与えたレプリカをファーブニルが保持しており、対クロウ・クルワッハに使用されたが天龍クラスを超えた彼には通用しなかった。 ミスティルティンの杖 北欧の世界に伝わる神クラスが使用するアイテムで、強大な魔法力を有するアースガルズきっての魔法武具。古びているが威光のある見た目をしている。「邪龍戦役」に備えて製造が急がれており、戦争には間に合わなかったが、「アザゼル杯」予選終盤でシェムハザを経由して新造された1本がロスヴァイセに譲渡される。 ヴァジュラ 帝釈天が所有する神の武器。雷を操る伝説の逸品で、僧が使う法具の金剛杵の大本と言えるもの。軽く振るうだけで「アザゼル杯」のゲームフィールド全域に及ぶほどの極大の雷が発生し、空一面を雷が覆い尽くす。その威力と規模はバラキエルや朱乃の雷光とは比べものにならず、まともにくらえば魔王クラスや神クラスでも致命傷を免れない。非常にしぶといことで有名な邪龍の一角、「黒邪の龍王」ヴリトラを一度倒した武器としても知られている。 風火二輪(ふうかにりん) 哪吒太子が所有する車輪型の神の武具。足を乗せると火と風を噴きつつ神速で宙を飛ぶことができる。 火尖槍(かせんそう) 哪吒太子が所有する神の武具のひとつで、火を噴く槍。強力な火のオーラが漲り、掠っただけで「魔王化」ヴァーリの鎧を破損させるほどの威力を持ち、直撃でなくとも激痛と大ダメージを与える。「魔王化」ヴァーリによる耀の圧縮オーラでも完全には破壊できず、ひしゃげる程度の損傷なら神の気を漂わせるだけで再生可能。 乾坤圏(けんこんけん) 哪吒太子が所有する神の武具のひとつで、圏と呼ばれるチャクラムに似た円環状の武器。普段は両腕のブレスレットとして所持し、使用時には闘気を送ることで大きくする。高速飛行中、意思を持つように軌道と挙動を修正する機能があり、「魔王化」ヴァーリのオーラ砲撃や圧縮領域でも止められない。火尖槍と同等の強度と再生力も有する。 混天綾(こんてんりょう) 哪吒太子が所有する神の武具のひとつ。神の気を放ち、水のオーラを漂わせる赤い布。余波までは消せないが、「魔王化」ヴァーリの耀のオーラ砲撃を逸らしてしまうほどの力を秘めている。
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神の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 08:14 UTC 版)
初めに立ちし者(以降は神と呼称)によって作られた、巨大人型兵器。作中では「ゴッド・フォース」とルビが振られている。神が泡の中央界に争いが絶えないように作り出した存在で、各自が額に召喚アイテムがあり、頭部の座席に人間が搭乗できる。召喚主「ソウルマスター」として、頭部のコックピットに搭乗し意のままに動くよう設計されている。 確立された自我による自立活動、固有の戦闘能力に加え、基本形態としての武器型の「ウエポンモード」、人型の「グラップルモード」及び獣型の「ビーストモード」に変形が可能で(例外あり)、各モードによって攻撃力・防御力・魔力などの能力値が変化する。 それぞれウエポンモードにあわせた「神の○○」という二つ名をもち、ウエポンモード時には魂の器(後述)やコ・ズーによって武器として使用可能。製造工程・材質・内部構造などは一切不明(タ・カラの遺した記録によって「泡の中央界」では判明するが、読者には明かされていない)。「泡の中央界」(中央界と省略)の人間の魂を人格として封じ込めているが、一例を除き本来の記憶は消えている。 時に協力しあい、時に敵対するなどをして人間と敵対していたが、3万3千年前におきたダイソードの反乱を境に、各自の心の中に変化が生じている。なお、時間さえあればタ・カラの能力を使わずとも、自力で破片状態からでも復活することが可能。 神の剣 ダイソード(ダ・イスォウド) 王太と並ぶ今作の主人公。ダ・イスォウドとは中央界の言葉で「主たる者の力」という意味で、主となった者の発揮する力を増幅する。額に召喚アイテムとなる剣を持つ。タ・カラとは以前から交流がある(作者・読者・ついでにその他公認のカップル)。 神の武器として自らの使命を当然の事と受け止めていたが、3万3千年前に冬の鳥との交流で人間らしい心に目覚めた事で自らの存在に疑問を抱き、冬の鳥の村が滅ぼされた際に怒りのままに神に戦いを挑む。結果として神に敗れ封印されるが、その際に「300年に一度、封印が弱まった際に封印を解いた者に7回だけ力を貸す」という制約をかけられる。以降、王太が現れるまで歴代のソウルマスターによって戦争の道具として使われてきた(召喚者はその力を思うがままに使えるが、その強力すぎる力を持て余し、自滅することが多かった)。契約の証として、両腕に一本ずつ鎖が埋め込まれている。この鎖はドライアム(ウェポンモード)の攻撃も防ぐことができるなど、応用武器として使用可能。 7つの魔法が使え、剣から人型と飛竜型(マナ・ライダー)に変形する。召喚時以外は寝てばかりいる。王太がマスターとなってから次第に自我意識を自覚し始め、最終的には己の意志で神の制約を打ち破る。復活した神と再度相まみえて敗北し、バラバラにされるものの、テルテ・ウィタスに用意されていたダイソードの複製用工房にて同じく神に倒されたサンジュオウのパーツと合わせて鍛え上げられることで復活を果たす。この際、緑だった体色は青銀に変わっている。サンジュオウのパーツの残りで鍛えられた「冬の鳥の剣」を持ち、王太とともに三度神に立ち向かう。契約についての条件(作中ではダイソードに関してのみ言及されている) ソウルマスターが召喚呪文を唱え搭乗した後、ダイソードから離れるか、ソウルマスターが意識が喪失(睡眠を含む)するまでを一回とする。 少なくともダイソードでは、厳密には召喚アイテム及び呪文は不要。「心の中で剣を掴む」という儀式のみ。 神の斧 ガバリオーグ(ガ・バリュオーグ) ダイソードを除く神の武器のリーダー的存在。ガ・バリュオーグとは中央界の言葉で「狩り取る者」という意味。 。斧から人型と四足獣型(翼を持つ獅子)に変形する。魔法は使えないが、力は神の武器の中でもっとも強い。 北国の王コボスによって3万3千年ぶりに目覚めさせられる。しかしダイソードとは異なり、人の下僕になるように定められていなかったために自身の野望に目覚める。ガバリオーグを操っていると思われていたコボス王は、物語開始の時点でコックピット内で既に死亡している。他の武器を目覚めさせ、神の復活をもくろむが、それが自らが神になるためか、それとも神による暗示だったのかは不明である。 神の三叉矛 ド・ライアム 矛から人型と海竜型に変形する。人型になった時の大きさは神の武器で一番小さい。ウエポンモード時の攻撃力が高い。 使い魔を用いて人の心の隙をつくのが常套手段であり、3万3千年前にタ・カラの結界を生成していた宝石を村人に盗ませ、冬の鳥の村が壊滅する原因を作る。12の魔法を持つが、あまり大きな技はない。 神の盾 ヨゴ 盾から人型とカニ型に変形する。回復・防御系の魔法を4つ持ち、ウエポンモード時の防御力が高い。古風な話し方をするのが特徴。防具なので戦闘能力は低め。 同じ「神の武器」でありながら、3万3千年前の戦いでダイソードに敗れたことに納得せず、復活したダイソードと再度刃を交えるためにドライアムとコンビを組んで攻撃をするが、ダイソードに再び敗れる。だがそのダイソードの強さに感服して、以降は味方として九江州中学に力を貸す。もともと卑怯な真似は好まず、姑息な手段に長けたドライアムと組むことも不本意に感じている。 召喚回数に限りのあるダイソードと違い、使い減りがしないため、防御面で九江州中学の冒険の大きな助けになる。二葉春夏が主なソウル・マスター。 神の篭手(ガントレット) コ・ズー またの名は「銀のコ・ズー」。人型から篭手と虫型に変形する。46種類の攻撃魔法を使いこなし、召喚獣をも操る神の武器唯一の魔法特化(魔法使い)として登場。身体を半分に分けて両手分の篭手になる。体を半分失っても行動できるが、物事(呪文)は半分忘れるため、魔法が使えなくなる。篭手なので物を掴むことができ、ウエポンモードの神の武器を実際に武器として振り回すことができる。 神の星型鉄球(モーニングスター) ブ・ロンブル 神の武器のうちでもかなりイレギュラーな存在で、他の神の武器が3つの姿しか持たないのに対し、人型、鉄球、柄付き鉄球、トゲを触手として伸ばしたモンスター型と4つの姿を持つ。 鉄球の殻の内側には遮光器土偶のような体がある。女性。 モンスター型の時に火を吐くなど基礎能力以外これといった力はないが、地震魔法のほか、物体縮小魔法を用いて敵の体内に飛び込み、巨大化して相手を内側から破壊するという戦い方をする(使用できるのはこの二種のみ。物体縮小魔法を魔法を使えなくなったコ・ズーに教えた)。額にある召喚アイテムは鉄球のような宝石のような形で判別しづらい。 神の聖杯 タ・カラ 神の武器同士の争いを永遠のものとし、世界に混沌と破壊を与え続けるために永遠の中立の立場であり、治癒と再生の魔法を与えられている女性。形状が聖杯である理由は、中立の立場であるため、武器でも防具でもない事から。聖杯型から、ドレスを着た女性のような人型に変形する。 ビーストモードは聖杯部分を背中に羽根状に広げて人間型を維持するので、フェアリーモードと呼ばれる。 再生の力を持つため、どの武器よりも早く人の心に目覚め、物事を深く考えるようになる。ダイソードとは以前から心惹かれる物があり、個人的に行動を共にする事が多かった。冬の鳥の村を結界で守って破壊と混乱から救おうとしていた。3万3千年前の戦いでは自分の意志では回復の力をせき止めることができないため、真っ先に自らダイソードの刃にかかることで、他の神の武器が回復・復活することを止めている。 神の武器のうちでもっとも早く復活した際に、再び自分の復活の力が神に使われることを恐れ、自身を本体と鍵と精神の3つに分け、鍵はタ・カラ神殿の巫女(シズク)、精神は羽を持つ人間(ユーリナ)として隠し続けてきた。そして人々に神の再来を伝え、その備えとなるように自身のデータを残した。こうした努力によってタ・カラは崇拝の対象であり、専用の神殿や神官が存在している。 紆余曲折の復活の後、傷ついたダイソードを復活させるが、自身からユーリナを分離した後、他の武器に「復活の力」を使わせまいと自爆する。 神の刀 サン・ジュオウ 3万3千年前に誕生した、もっとも新しい神の武器。刀から人型と竜型に変形する。両手を刃に変える、口から矢を吹く、傘状の頭部パーツから刃を出して手裏剣のように投げる、など8つの神の武器の内、最も攻撃力が高い(ダイソードが破壊力重視なのに対し、「切れ味」に特化している)。傘の部分に召喚アイテムの刀がある。 3万3千年前の戦いで他の武器が敗れる最中、8番目の神の武器として現れてダイソードを倒し、封印に追い込んだ。その心は冬の鳥であり、生前の記憶を保ったまま神の武器となっているが、その魂は氷のように冷え切っている。ダイソードを倒すことだけを喜びとしており、他のことには興味を持たない。 ダイソードと再びまみえた際は、自分の座席に拉致した今夜を乗せて人質代わりに使うが、ダイソードに敗れたことで自分の中の思いに決着をつけ、元の心を取り戻す。その後、復活した神に完全破壊されるが最後の力で離脱し、ダイソードと己の体を王太たちに託す。テルテ・ウィタスのダイソード複製工房でダイソードの破片と併せて鍛えられ、新たなダイソードとして生まれ変わった際に冬の鳥としての意識は消えてしまったが、ダイソード自身は己の内に冬の鳥がいると感じている。 新しい神の武器 神が復活した際に出現させた両刃剣。飛竜型に変形する。1体1体の能力は低いが、神がいる限り無限に出現する。
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