淨土教とは? わかりやすく解説

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じょうど‐きょう〔ジヤウドケウ〕【浄土教】

読み方:じょうどきょう

仏語極楽浄土往生することを説く教え阿弥陀仏誓い信じ念仏して死後極楽浄土生まれることを願う教え浄土宗浄土真宗時宗融通念仏宗など。浄土思想


浄土教

読み方:ジョウドキョウ(joudokyou)

十方諸仏浄土があると考え、これを希求する仏教


浄土教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 00:59 UTC 版)

浄土教(じょうどきょう)、中国の北魏時代に慧遠が説き、代の善導が提唱した。阿弥陀仏極楽浄土往生成仏することを説く大乗仏教の一派。浄土門浄土思想ともいう[1]阿弥陀仏の願に基づいて、観仏念仏によってその浄土に往生しようと願う教え[2]


注釈

  1. ^ 常行三昧…『般舟三昧経』に基づき、90日間休みなく阿弥陀仏像のまわりを、口に念仏を唱えながら、心に阿弥陀仏を念ずる行。
  2. ^ 親鸞の著書に「浄土真宗」・「真宗」とあるのは、宗旨としての「浄土真宗」のことではなく、「真の宗教である浄土宗の教え(法然の教え)」のことである。なお浄土真宗の開祖は親鸞とされているが、それは親鸞歿後に制定されたものである。親鸞自身は独立開宗の意思は無く、法然に師事できた事を生涯の喜びとした。

出典

  1. ^ 中村元『広説仏教語大辞典』 上、東京書籍、2001年6月、889および890頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 総合佛教大辞典編集委員会(編)『総合佛教大辞典』 上、法蔵館、1988年1月、733-734頁。 
  3. ^ बुद्धक्षेत्र(buddhakSetra) - Spoken Sanskrit Dictionary.
  4. ^ a b 西方浄土”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 2023年2月20日閲覧。
  5. ^ a b 兜率天”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 2023年2月20日閲覧。
  6. ^ a b c 密厳浄土”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 2023年2月20日閲覧。
  7. ^ a b 霊山浄土”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 2023年2月20日閲覧。
  8. ^ 『古代伝説と文学』 土居光知 (岩波書店) 272-274頁 1968年第5刷。
  9. ^ 『古代伝説と文学』 土居光知 (岩波書店) 275-285頁 1968年第5刷。
  10. ^ 他力本願 (日本撰述の「續經疏部」「續律疏部・續論疏部」「續諸宗部」にしか見られない) - 大正新脩大蔵経テキストデータベース。
  11. ^ 他力門 (「續經疏部」「續諸宗部」は日本撰述) - 大正新脩大蔵経テキストデータベース。
  12. ^ 『十住毘婆沙論』「易行品」…『十住毘婆沙論』17巻の内、巻第五の「易行品 第九」
  13. ^ 分類…『選択集』に「謂廬山慧遠法師慈愍三蔵道綽善導等是也」とある。
  14. ^ 『日本思想全史』134頁
  15. ^ 森新之介「末代観と末法思想」『摂関院政期思想史研究』(思文閣出版、2013年) ISBN 978-4-7842-1665-9(原論文『日本思想史研究』40・41号(2008-9年))
  16. ^ 渡辺照宏『日本の仏教』p204「この末世的な新興宗教を「日本仏教の精華」とよぶような偏見が今でも一部で行なわれているが、そういうことをいうのは仏教の本質と実践的意義を知らないからである」


「浄土教」の続きの解説一覧

浄土教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:04 UTC 版)

「業」の記事における「浄土教」の解説

一般に念仏して阿弥陀仏浄土往生しようと願うことを浄業という。

※この「浄土教」の解説は、「業」の解説の一部です。
「浄土教」を含む「業」の記事については、「業」の概要を参照ください。


浄土教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/03 22:43 UTC 版)

正法」の記事における「浄土教」の解説

日本では平安時代後半から鎌倉時代にかけ、末法思想広がりとともに浄土教が盛んになる。 浄土教における解釈では、末法になると「教えだけが残り修行どのように実践しようとも、悟りを得ることは不可能になる時代」とし、阿弥陀如来の願である称名念仏こそ往生の道であるとする。称名念仏往生の語については、浄土教の諸宗によって教義異なる。

※この「浄土教」の解説は、「正法」の解説の一部です。
「浄土教」を含む「正法」の記事については、「正法」の概要を参照ください。

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