次車分類とは? わかりやすく解説

次車分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:00 UTC 版)

営団3000系電車」の記事における「次車分類」の解説

1次車1960年度製) 3001 - 3016号 1961年昭和36年1月から南千住 - 仲御徒町最初開業用として2両編成8本が落成した前面下部アルミニウム製排障器スカート)が設置され連結器この中格納された。 側窓は下窓の上部にサッシ)がなく、下窓に上窓が直接載る構造である。 車内天井には軸流送風機ファンデリア)を設置し屋根上の通風器ベンチレーター)は八角形状のものである7次車までの側扉の窓は大窓のものが採用された。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 3000形(CM2) 車両番号30013003:30133015 30023004:30143016 2次車1961年度製) 3017 - 3028号・4029 - 4056号 北千住 - 南千住間・仲御徒町 - 人形町延伸開業用として1961年昭和36年11月から翌1962年昭和37年3月落成した4両編成6本(24両)と1次車中間増備車2両ユニット8本(16両)で、日比谷線全体では4両編成14となった。 この時点で、東武伊勢崎線との相互乗り入れ開始されたが、当時ATS列車無線などの保安装置未整備であった保守手間がかかることから新製時より排障器スカート)は省略された。前面方向幕位置をやや下げ、側窓は安全のため下窓を100mm大きくした形状とした。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 1次車4両化後30013003300530073009301130133015 40304032403440364046404840504052 40294031403340354045404740494051 30023004300630083010301230143016 2次車編成車301730193021302330253027 403840404042404440544056 403740394041404340534055 301830203022302430263028 3次車1962年度製) 3057 - 3060号・4061 - 4064号 1962年昭和37年12月搬入し人形町 - 東銀座延伸開業用の4両編成2本である。 台車がミンデンドイツ式(両板ばね式軸箱支持)のFS348形となった誘導無線使用予定し誘導無線送受信器と送受信アンテナ車両取り付けた。 3057編成新製時からATO装置搭載した後述)。 3058号車4次車採用されるロータリー式空気圧縮機試作品R-2000形を搭載していた。試験終了後レシプロ式戻された。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 車両番号30573059 40624064 40614063 30583060 4次車-1(1963年度製) 3029 - 3032号・4001 - 4004輸送力増強4両編成2本で、1963年昭和38年8月搬入された。 これより丸ノ内線以来連番方式から空番号埋める形となり、以降3000形4000形では車両番号製造時期が揃わなくなった前面窓ワイパーを窓上部設置電動式から窓下設置空気式変更し、さらに窓下には通気口設置された。ワイパー在来車も同様のタイプ改修されている。 側窓については下窓の上面にサッシ)が追加されガラス寸法縮小された。このため同一形式3種類の側窓が並ぶこととなった空気圧縮機従来レシプロ式からロータリー式採用した4次車-2(1963年度製) 3033 - 3056号・3061 - 3068号・4005 - 4028号・4057 - 4060号・4065 - 4068号・4501 - 45481964年昭和39年3月霞ケ関 - 恵比寿開業用(7月中目黒開業分含む)の4両編成7本と全線開業用の増備車(6両編成9本と4次車-1までの車両の6両化用中間車13編成分)で、3回にわたり増備され、最終的に6両編成24本、4両編成10となった。この4次車全体120両が製造された。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 4次車北千住増発用30293031 40024004 40014003 30303032 4次車中目黒開業用3041304330453047305330613063 4014401640184020402640584060 4013401540174019402540574059 3042304430463048305430623064 ※なお、この表では全線開業用の6両編成車と中間車増結については省略する5次車1964年度製) 3069 - 3072号・4069 - 4072号・4549 - 4558号 1964年昭和39年)秋の輸送力増強用の車両6両編成2本と、以前車両の6両化用中間車3編成分が製造された。全体では6両編成29本、4両編成7本となる。 5次車仕様4次車とほぼ同じである。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4500形(M1) 4500形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 5次車新造車編成30693071 40704072 45494551 45504552 40694070 30703072 ※なお、5次車以降では6両新造車のみ記載し中間車増結については省略する6次車1965年度製) 4559 - 4564号 1965年昭和40年10月搬入の6両化用中間車3編成分で、全体では6両編成32本、4両編成4本となる。下記床下機器変更以外は4次車とほぼ同じである。 従来床下では重量配線等のバランス考慮して主制御器断流器車体中央配置し、それを挟むように抵抗器両側面に搭載していた。しかし、保守に非常に手間がかかることから抵抗器片側まとめて配置し主制御器はその反対側への配置変更した7次車1966年度製) 3073 - 3076号・4073 - 4076号・4565 - 4576号 1966年昭和41年8月搬入6両編成2本と6両化用中間車4編成分で、この増備をもって日比谷線全車6両編成となり、38編成陣容となった。 このグループ増備に伴い千住検車区手狭となるために東武鉄道西新井電車区譲り受け営団竹ノ塚検車区」(現・千住検車区竹ノ塚分室)として発足させた。 前照灯従来白熱球であったが、1965年昭和40年)からシールドビーム式に改修開始したため、7次車新製時からシールドビーム式を採用した従来の側窓は下降サッシ)は細くて曲がってしまうため、骨組み入れて太くして強化した。後に全車両がこのタイプ改造された。 従来下降構造であった妻面窓を二段式としたり、天井板のパネルエッジを平板押し面に変更するなど細かな点で変更されたが、仕様4次車大差はない。 4576号車1966年昭和41年12月東武線内での衝突事故廃車となり、同一番号代替車が造られている(後述)。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4500形(M1) 4500形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 7次車新造車編成30733075 40744076 45734575 45744576 40734075 30743076 8次車1968年度製) 3077・3078号・4077・4078号・4577・4578号 1968年昭和43年6月製造輸送力増強用の6両編成1本である。最後編成増備車で、これにより6両編成39本となる。この車両では大きな変更加えられた。 従来軸流送風機ファンデリア)に代わって扇風機設置。これは営団地下鉄開発し将来的採用想定した振りかけ冷房使用視野入れたのである合わせて屋根上の通風器ベンチレーター)は八角形状から箱型形状変更をした。 乗務員室内配色クリーム色からライトグリーン色に変更したつり革をばねで戻るリコ式をやめ、通常のベルト用いた三角形形状となった。さらに客用ドアを大窓タイプか上下方向縮小した小窓タイプ変更した電動発電機は2台の分散型から1台に集約したものに変更した前述)。 ← 中目黒 北千住形式3000形(CM1) 4000形(M2) 4500形(M1) 4500形(M2) 4000形(M1) 3000形(CM2) 8次車3077 4078 4577 4578 4077 3078 9次車1970年度製・8両編成化用) 3505 - 3574号(70両) 千住検車区拡張工事完成し日比谷線8両編成運転が可能となったことから製造された車両である。編成中央組み込まれ編成分割考慮して簡易運転台設置するまた、従来6両編成39本で運用されてきたが、8両編成では38本で間に合ったこのため6両編成2本から4500形抜き取り簡易運転台設置した3500形改造し残った4両編成2本は組み合わせて8両化された。 正規3500形組み込んで6両編成8両編成化356両編成から2両を抜き4両編成化:2本→この2本を組み合わせて8両編成化:1本 前述抜いた中間車3500形改造して8両編成化:2本 こ車両従来車両仕様異なり電動発電機扇風機付き車両組み込むため、車両電気回路複雑なものとなった荷棚パイプ式から金網式に変更など、細かな点で変更がある。このほか空気圧縮機再度レシプロ式変更された。 3500形組み込み後は編成両端6両が大窓ドア車、中央の2両(3500形)が小窓ドアとなった編成大半となった後述するB修開始後は在来車も小窓ドアへと交換実施された。 これをもって形式8両編成38本が出揃い以降1988年昭和63年7月営業運転開始する03系登場までこの状態が続いた車両搬入について 基本的に千住検車区直接搬入されている。1次車車両メーカー汽車製造東急車輌製造からトレーラートラック陸送)で千住検車区搬入した。2次車以降北千住駅まで線路完成したため、甲種車両輸送により常磐線東武伊勢崎線経由して北千住駅から搬入された。 ただし、霞ケ関 - 恵比寿間(中目黒間)開業用の車両4次車一部4両編成7本)は当時北千住側の線路とはつながっておらず、東急東横線経由搬入された。 車両メーカーから横浜線経由菊名駅から搬入し菊名駅から深夜東急碑文谷工場内の留置線回送し、各種整備実施した整備後の1964年昭和39年2月中旬から3月中旬にかけて3回分けて中目黒駅から日比谷線搬入された。 これは東横線終電後に、東横線上り本線レール切断し営団日比谷線仮線レール接続させ(当時中目黒 - 恵比寿間は未開業)、本形式のエアータンクに空気溜めた上で東急デハ3450形重連押された本形式切換点にて突放し、搬入させた。その後千住検車区広尾出張所自力回送された。なお、全線開業まで広尾駅付近地下設置した留置線千住検車区広尾出張所)を一時的な車両基地として使用していた。 中目黒駅までのトンネル地下区間)は順調に完成していたが、同駅付近地上部建設工事大きく遅れており、車両搬入を行うために突貫工事仮線1線の敷設間に合わせている。同様に車両搬入のため、B線北千住方面地下区間架線設備先行して完成させていたが、地上部架線設備臨時架線設備施工し一時的に搬入間に合わせている。 東武線内での衝突事故 3075編成組み込まれていた4576号車衝突事故により廃車となり、1967年昭和42年9月代替車両新製している。 これは1966年昭和41年12月15日深夜東武伊勢崎線西新井駅構内において、西新井駅到着大師線電車2両編成)が曲線部で脱線し、隣の伊勢崎線下り線走行中の本形式6両編成による竹ノ塚行き電車の3両目衝突したのである。この事故営団3000系も3両が脱線大破した

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:30 UTC 版)

東急9000系電車」の記事における「次車分類」の解説

1次車1985年度製)9001F (量産先行形) 2次車1987年度製)9002F - 9007F 3次車1988年度製)9008F - 9013F 4次車1989年度製)9014F 5次車1990年度製)9015F 量産先行形の9001Fは制御装置形式車内補助送風機車外車側灯台座形状の違いなど量産車両多少違いがある。また、3次車以降外板幕板腰板溶接構造からプレス加工構造変更している。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 21:25 UTC 版)

西武6000系電車」の記事における「次車分類」の解説

1次車1991年度・1992年度製) 6101F・6102F 2次車1993年度製) 6103F - 6107F 3次車1994年度製) 6108F - 6112F 4次車1995年度製) 6113F - 6117F 5次車1996年度製) 6151F - 6155F 6次車1997年度製) 6156F - 6157F 7次車1998年度製) 6158F 1 - 4次車西武では初となる軽量ステンレス車体を採用した幕板部と腰板部はビード加工でベルトグラインド仕上げ吹寄せ部はダルフィニッシュ仕上げとしている。ステンレス鋼採用で、在来車両比べて軽量化図られている。車両番号0番台で、側面戸袋窓を持つ。 5次車さらなる軽量化のため、西武鉄道で初のアルミ車体採用した構体アルミ大形押出形材組み合わせたもので、既存6000系イメージを残すためにグレー塗装がされている。車両番号識別のため50番台となった基本的な仕様ステンレス車準拠したものとなっている。 6次車以降は、製造時の工数低減さらなる車両軽量化のため、側面戸袋窓を廃止した。これによって編成あたり1.5tの軽量化達成されている。台車変更もあり、合計で15.0tの軽量化となった編成重量は、1 - 4次車で339.2t、5次車で325.1t、6・7次車でで310.1tとなっている。1 - 4次車6・7次車編成重量の差は29.1tにもなる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:48 UTC 版)

東京都交通局5300形電車」の記事における「次車分類」の解説

4次車12編成2008年7月6次車22編成2008年7月1次車01 - 02編成1990年度)/日立製作所製 2次車03 - 06編成1991年度)/川崎重工業3次車07 - 10編成1992年度)/日本車輌製造4次車11 - 14編成1993年度)/日立製作所製 5次車日本車輌)・15 - 17編成1994年度)/日本車輌製造5次車近畿車輛)・18 - 21編成1994年度)/近畿車輛6次車22 - 26編成1995年度)/日立製作所製 7次車27編成1997年度)/近畿車輛7次車は、5200形6両編成2本から8両編成1本への変更に伴い、不足となった1本を置き換える目的新製された。 4次車からは東京都シンボルマーク位置を、1 - 3次車落成当初前面左側急行灯の下、側面種別行先表示横から前面非常用貫通扉側面中央扉の横(先頭車乗務員扉の横)に移設された。 5次車からは前面下部スカート排障器形状変更し大型化された。連結貫通扉は、5次車までは2両に1か所の片側設置4・5号車間は両側設置であったが、6次車からは1両に1か所片側設置増設された。 7次車の5327編成落成当時京急線内都営車両快特による120km/h運転が計画されていたために性能変更した在来車は性能上で120km/h運転は可能ではあるが、高速域での加速性能低かったためである。主電動機新設計のもので出力を165kWから180kWに増強し制御装置三田線用の6300形1・2次車同形制御容量(T-INV1A形・素子容量4500V-2300A)に変更し、120km/h運転が十分に可能な性能に向上させた。ただし、その後都営車による120km/h運転の快特計画見送られた。これ以外の仕様在来車と同じだ新製時より転落防止幌設置している。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:52 UTC 版)

営団5000系電車」の記事における「次車分類」の解説

下記の次車分類は東西線用を基本として記載し千代田線投入分の車両別途記載する編成両数変遷以下のとおり 東西線3両編成7両編成→(暫定8両・9両編成)→10両編成 千代田線本線3両編成→5両編成10両編成(5両編成2本を連結千代田線北綾瀬支線3両編成 増備過程は複雑であるが、基本的に編成車として東西線7両編成41本(287両)と千代田線用5両編成10本(50両)が製造された。その後1977年昭和52年以降東西線用には輸送力増強用として中間車86両を、千代田線には北綾瀬支線車両捻出用に中間車3両が増備された。 これをもって426両の増備完了するが、1981年昭和56年9月14日には千代田線用53両のうち北綾瀬支線用の6両を残して47両が東西線転属した。

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