製造次車の分類について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:40 UTC 版)
「JR東日本E217系電車」の記事における「製造次車の分類について」の解説
本項目では製造された順番に第01・02編成……と記載をする。なお、2006年3月の鎌倉車両センター発足と一部編成の国府津車両センター転属以降における編成表記(第・・編成)は現行の編成番号(Y……編成)と一致する。下記の次車分類は本文中に用語として用いる。 例:第05編成は鎌倉車両センター基本Y-05編成と付属Y-105編成、第36編成は鎌倉車両センター基本Y-36編成と付属Y-136編成。 ただし、後述するトイレ設備に関する先頭車の差し換えにより、基本編成と付属編成のクハE216形2000番台は次車の異なる編成に組まれているものがある。 1次車(1994年度製)基本・付属第01・02編成(30両)量産先行車。15両は1994年12月3日ダイヤ改正時の総武快速線の列車増発用、15両は113系老朽車取り替え用として製造された。当初は非常用ドアコックの使用方法などのステッカーが従来車と違ったものになっていた。 2次車(1995年度製)基本・付属第03 - 12編成(150両)量産型 前面ステップ形状変更、車内の仕様を一部変更(前述)。床下蓄電池箱を軽量化した。 側面2か所のドア解錠ハンドルに電気的に片側全扉の解錠機能を持たせることで、1次車では車端部妻面に設置していた一斉解錠ハンドルを廃止した。 第12編成以降東急車輛製普通車の側構体と屋根構体の接合方法変更、非常用ドアコックの蓋形状変更、幕板の溶接跡が目立たない工法に変更。 3次車(1996年度製)基本・付属第13 - 21編成(135両)電動空気圧縮機の静音化、第18編成以降東急車輛製普通車のドアレールの水抜き穴の数を2つから1つに変更。 4次車(1997年度製)基本・付属第22 - 25編成(60両)新津車両製作所製の車両が加わる(4次車すべて・2階建てグリーン車は東急車輛製造製)。基本編成のトイレ設備変更、車内案内表示器の仕様を一部変更。 5次車(1997年度製)基本・付属第26 - 30編成(75両)第29編成以降川崎重工製普通車のドアレールの水抜き穴の数を2つから1つに変更。 4・5次車 135両のうち、90両は大船電車区に、45両が初めて幕張電車区に配置された。 6次車(1998年度製前半)基本・付属第31 - 37編成(105両)汚物処理装置の仕様を若干変更。全編成が新津車両製作所製(2階建てグリーン車除く)。 7次車(1998年度製後半)基本・付属第38 - 40編成(45両)前面貫通扉廃止・側面行先LED化、側窓構造変更、主電動機形式変更、東急車輛製普通車の冷房装置の車内側ユニットを川崎重工製と同一形状に変更。 8次車(1999年度製)基本第41 - 51編成・付属第41 - 46編成(145両)クハ217-2000の速度計をATC非対応のものに変更、ドア上部の点検フタの手かけ廃止。全編成が新津車両製作所製(2階建てグリーン車除く)。 引き続いて、国府津電車区(現・国府津車両センター)配置の東海道線の113系置き換え用として本系列の投入が検討されたが、E231系の投入計画が浮上したため、実現しなかった。ただし、後述する東海道線への転用があり、湘南色の本系列が実現した。 1次車,量産先行車。前面下部のステップの形状が異なる。 2-6次車までは貫通扉が設置されている。 7-8次車。貫通扉が廃止されたため、ステップ上のドアレールが存在しない。
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