10両編成
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8両編成に続いて2005年に2編成、2006年と2007年に各3編成、2008年と2009年に各6編成の合計20編成200両が日車で製造された。車両番号末尾31 / 81から附番され、8両編成と区分されている。新宿線乗り入れのため新宿線用ATC、列車無線などの装備が追加されたほか、2008年製の9739編成から京王ATCが搭載された。新火災対策基準に対応するため、各車両間への貫通扉設置、内装材の変更、天井材のFRPから塗装アルミに変更するなどの設計変更が行われた。他編成と連結する運用を考慮する必要がないため、他形式と併結するための伝送変換器が設置されず、正面貫通幌座も廃止された。アンチクライマ形状が変更され、運行番号表示器が助手席側窓下部に設置されたことが先頭部の8両編成との相違点である。 8両編成で灰色の木目模様だった妻部内装材は他の壁と同じ白色系に変更、座席端部袖仕切り板も大型のものに変更され、車内車両番号表示がプレートからシールに変更されている。サービス向上とコストダウンのため車椅子スペースを2両に1箇所に増設、全車両の両車端部全席を「おもいやりぞーん」としたほか、UVカットガラスの採用による側窓カーテンの廃止、客用扉窓の取付方法変更、客用扉内側化粧板の廃止(ステンレス無地)、台枠隅部傾斜廃止などが変更された。乗務員支援装置はモニタ装置に代わり、日立製作所が開発した「ATI」(車両情報制御装置)シリーズの中から、補機制御機能、検修支援機能などモニタ機能に特化した「ATI-M」と乗客情報サービス機能に特化した「ATI-S」を統合した高機能形「ATI-M&S装置」を採用した。 補助電源装置は1台で5両に給電するため容量が250 kVAとなり、IGBTの1段分圧方式に変更されたものがデハ9050形に搭載された。正側面の種別表示装置がフルカラーLEDに変更された。2007年製造の9736編成以降では付随車に滑走防止装置が取り付けられたほか、側面種別・行先表示装置がやや大きくなり、全体がフルカラーLEDとなった。車内案内表示器はLED式から液晶モニター(LCD)に変更され、すべてのドアの上に設置された。座席部に設けられているつかみ棒は大きな曲線状のものとなり、貫通路幅拡大、吊手高さ変更などが行われた。客用扉は先端部ならびに床面への黄色着色を行った。 当初乗入用編成は15編成と予定されたため、末尾31 / 81から車両番号が付番されたが、19編成目で末尾49 / 99となったため20編成目は末尾30 / 80となった。最終製造の9730編成は前面の「KEIO」ロゴが他編成と異なり前照灯ケースの下部に貼付されていたが2019年の検査で他編成と同じ位置に移設された。 9735編成以前の側面種別・行先表示装置 9736編成以降は側面種別・行先表示装置がやや大型化された 9731編成- 9735編成の車内車端部の窓が無く、袖仕切りの形状も異なる つかみ棒が曲線状となった9736編成以降の座席 ← 新宿・本八幡 京王八王子・橋本・高尾山口 → 形式クハ9700 デハ9000 デハ9050 サハ9500 デハ9000 サハ9550 サハ9550 デハ9000 デハ9050 クハ9750 区分Tc1 M1 M2 T1 M1 T2 T2 M1 M2 Tc2 車両番号97319732973397349735973697379738973997409741974297439744974597469747974897499730 90319032903390349035903690379038903990409041904290439044904590469047904890499030 90819082908390849085908690879088908990909091909290939094909590969097909890999080 95319532953395349535953695379538953995409541954295439544954595469547954895499530 91319132913391349135913691379138913991409141914291439144914591469147914891499130 95819582958395849585958695879588958995909591959295939594959595969597959895999580 96819682968396849685968696879688968996909691969296939694969596969697969896999680 92319232923392349235923692379238923992409241924292439244924592469247924892499230 92819282928392849285928692879288928992909291929292939294929592969297929892999230 97819782978397849785978697879788978997909791979297939794979597969797979897999780 2006年1月2006年3月2006年12月2007年2月2007年2月2008年1月2008年2月2008年3月2008年4月2008年5月2008年6月2008年7月2008年9月2008年10月2009年3月2009年4月2009年5月2009年6月2009年7月2009年8月 搭載機器 CON・PT SIV・CP・PT CON・PT CON・PT SIV・CP・PT 自重25.5 t 34.0 t 33.0 t 25.0 t 33.0 t 25.0 t 25.0 t 34.0 t 33.0 t 25.5 t 定員141 153 152 153 152 153 152 152 153 141
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10両編成
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.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 短いスカート(先頭クハ8803・2007年2月) 長いスカート(先頭クハ8711・2017年5月) 最初に製造されたグループである。優等系列車に運用される想定で10両編成となったが、当時休日の特急が高幡不動で高尾山口方面と京王八王子方面に分割・併合されていたことから、新宿寄りから4両+6両に分割できる編成構成となった。1992年3月から4月にかけて4両+6両の10両6編成が竣工、5月から順次営業入り、同年5月28日のダイヤ改定から特急運用に投入された。同年10月から11月に4編成、1994年に4編成の合計14編成140両が製造された。編成ごとに車両メーカーがそろえられており、日本車輌製造(以下、日車)製と東急製でそれぞれ7編成ずつである。 8807編成+8707編成以降は客室貫通仕切戸の窓が下方向に拡大された。8811編成+8711編成以降は先頭車のスカートが下方向に拡大され、8813編成+8713編成以降はスカートの塗装色がクリーム色に変更されている。灰色のスカートで竣工した編成についても順次クリーム色に変更された。 8808編成+8708編成と1994年製造の40両は側面行先・種別表示装置がLED式に変更されている。 幕式側面種別・行先表示装置 3色LED式側面種別・行先表示装置 4両編成 ← 新宿 京王八王子 → 製造者 竣工時期 形式クハ8700 デハ8000 デハ8050 クハ8750 区分Tc1 M1 M2 Tc2 車両番号88018802880388048805880688078808880988108811881288138814 82018202820382048205820682078208820982108211821282138214 82518252825382548255825682578258825982608261826282638264 88518852885388548855885688578858885988608561886288638864 日車日車東急日車東急日車東急東急日車日車東急日車東急東急 1992年3月1992年3月1992年3月1992年3月1992年4月1992年4月1992年10月1992年11月1992年11月1992年12月1994年1月1994年2月1994年2月1994年12月 搭載機器CP CON・PT SIV・CP・PT 自重29 t 37.5 t 36.5 t 28 t 定員143 155 154 143 6両編成 ← 新宿 京王八王子 → 製造者 竣工時期 形式クハ8700 デハ8000 デハ8050 デハ8000 デハ8050 クハ8750 区分Tc1 M1 M2 M1 M2 Tc2 車両番号87018702870387048705870687078708870987108711871287138714 80018002800380048005800680078008800980108011801280138014 80518052805380548055805680578058805980608061806280638064 81018102810381048105810681078108810981108111811281138114 81518152815381548155815681578158815981608161816281638164 87518752875387548755875687578758875987608761876287638764 日車日車東急日車東急日車東急東急日車日車東急日車東急東急 1992年3月1992年3月1992年3月1992年3月1992年4月1992年4月1992年10月1992年11月1992年11月1992年12月1994年1月1994年2月1994年2月1994年12月 搭載機器 CON・PT SIV・CP CON・PT SIV・CP・PT 自重28 t 37.5 t 36.5 t 37.5 t 36.5 t 28 t 定員143 155 154 154 154 143 凡例 Tc …制御車、M …中間電動車、T…付随車、CON…制御装置、SIV…補助電源装置(静止形インバータ)、CP…電動空気圧縮機、PT…集電装置(京王八王子寄り)以下同じ。
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