列車無線とは? わかりやすく解説

列車無線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 08:45 UTC 版)

列車無線(れっしゃむせん)とは、鉄道無線の一種。


注釈

  1. ^ : Inductive Radio
  2. ^ : Space-wave Radio
  3. ^ : Leaky Coaxial cable
  4. ^ (高架を含む)地上区間を空間波無線、地下やトンネル区間を漏洩同軸ケーブル方式という運用方法もある。
  5. ^ 上記各方式でもデジタル方式の場合は文字情報等を伝送可能なものもあるが、それらの場合はモニタ装置が対応しているか別途情報表示器を設置する必要がある。
  6. ^ なお、浅草線・北総線・京成成田空港線においてはデジタル化空間波無線方式に転換されたことで解消された。
  7. ^ Aタイプの移動局には、1の車両に運転席が1つ設置されている場合に使用される1型と、1の車両に運転席が2つ設置されている場合に使用される2型がある。
  8. ^ 基地局ディレイ調整と呼ばれている。
  9. ^ 例として、前述の小田急のNEC製[6]ではSDR(Software-Defined Radio、ソフトウェア無線)技術の採用およびソフトウェア無線機における国際標準規格であるSCA(Software Communication Architecture)規格の採用で、これらの規格に準拠している他社製無線設備を採用する事業者でも同一設備を用いて通信が可能となっている。
  10. ^ 東京都交通局都営地下鉄)において浅草線向け無線機が直通先である京浜急行電鉄・京成電鉄等でも採用された三菱電機製を特命指名しているが、その理由を直通各社局間の共通規格および三菱電機独自の電波干渉対策技術の関係としている。

出典

  1. ^ 多重無線受信装置の製作
  2. ^ 「東海道新幹線の通信システムの完成」電気のデジタル博物館(電子情報通信学会
  3. ^ 「データ通信ができる列車無線システムの実用化」電気のデジタル博物館(電子情報通信学会
  4. ^ “【日立評論】東海道新幹線デジタル列車無線の開発と導入”. RBB TODAY. (2010年3月14日). https://www.rbbtoday.com/article/2010/03/14/66349.html 
  5. ^ 九州旅客鉄道株式会社 P型列車無線システム (PDF) - 富士時報 Vol.79 No.1 2006
  6. ^ a b 小田急電鉄に新列車無線システムを納入開始』(プレスリリース)NEC、2013年2月12日http://jpn.nec.com/press/201302/20130212_02.html 
  7. ^ 京成グループ中期経営計画 (PDF)
  8. ^ デジタル方式の列車無線の使用を開始します』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄、北総鉄道、2021年4月16日https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20210416_171837804955.pdf2021年4月16日閲覧 
  9. ^ デジタル方式の列車無線工事が完了しました』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄、北総鉄道、2023年4月24日https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/fPgvvv5K.pdf2023年4月28日閲覧 
  10. ^ “列車無線の配線切断 JR西、奈良県警に被害届提出へ”. 朝日新聞. (2010年11月4日). オリジナルの2010年11月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101105123559/http://www.asahi.com/national/update/1104/OSK201011040070.html 
  11. ^ “無線ケーブル切断:JR西日本、関西線4車両で被害 内部の人間関与か”. 毎日新聞. (2010年11月5日). オリジナルの2010年11月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101107031644/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101105ddm041040166000c.html 
  12. ^ a b ミャンマー国 鉄道中央監視システム及び保安機材整備 計画準備調査” (PDF). 独立行政法人 国際協力機構. 2018年1月6日閲覧。



列車無線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:47 UTC 版)

国鉄EF63形電気機関車」の記事における「列車無線」の解説

EF62形協調運転を行う関係上本形式には当初から150kHz帯の誘導無線装備されていたが、トンネル区間中心に雑音問題となった横川機関区横川軽井沢両駅との連絡確実にする観点から本形式EF62形には1975年から新たに敷設した専用漏洩同軸ケーブルを使うUHF400MHz帯列車無線を搭載軽井沢運転室側面屋上アンテナ設置した。さらに1980年代入り常時に他列車への連絡を可能とする防護機能追加1990年以降山岳区間での了解度向上を目的通称『C'アンテナ』と呼ばれる八木アンテナコーリニアアレイアンテナ軽井沢運転席前と横川助手席前へ設置した

※この「列車無線」の解説は、「国鉄EF63形電気機関車」の解説の一部です。
「列車無線」を含む「国鉄EF63形電気機関車」の記事については、「国鉄EF63形電気機関車」の概要を参照ください。


列車無線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:48 UTC 版)

新幹線100系電車」の記事における「列車無線」の解説

列車無線装置バージョンアップされ、本系列では0系使用していたVHFによる方式代わり線路のそばに敷設され漏洩同軸ケーブルLCX) に流れた情報先頭車1号車)の足元に設置されアンテナ受信して通信やり取りする方式採用東海道区間ではJR化後1989年3月から、山陽区間では2000年3月から岡山まで、2004年3月から全線本格運用始めた

※この「列車無線」の解説は、「新幹線100系電車」の解説の一部です。
「列車無線」を含む「新幹線100系電車」の記事については、「新幹線100系電車」の概要を参照ください。


列車無線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:37 UTC 版)

東海道新幹線」の記事における「列車無線」の解説

車内乗務員らが使用する列車無線は、2007年平成19年以降アナログ方式からデジタル方式変更したうえでネットワーク構築し高速走行時でも安定した接続が可能となった。またデジタル化に伴い運行状況など乗務員指令員の間での交信情報量増やせ、より安全で安定的な輸送実現した。さらに、2009年平成21年)春以降車内連絡手段PHS導入し、3者間通話など車外との通話使用している。

※この「列車無線」の解説は、「東海道新幹線」の解説の一部です。
「列車無線」を含む「東海道新幹線」の記事については、「東海道新幹線」の概要を参照ください。


列車無線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/03 14:06 UTC 版)

西鉄指令」の記事における「列車無線」の解説

VHF(150MHz帯)の半複信方式採用している。主な中継所九千部山担当路線全域カバーしているが、沿線や場所によって遠方まで電波届いている。

※この「列車無線」の解説は、「西鉄指令」の解説の一部です。
「列車無線」を含む「西鉄指令」の記事については、「西鉄指令」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「列車無線」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「列車無線」の関連用語

列車無線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



列車無線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの列車無線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄EF63形電気機関車 (改訂履歴)、新幹線100系電車 (改訂履歴)、東海道新幹線 (改訂履歴)、西鉄指令 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS