列車特定区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 21:29 UTC 版)
列車特定区間(れっしゃとくていくかん)は、JR線の運賃・料金計算制度の特例とされるものの一つ。
注釈
- ^ 以下、「旅規」と表記する。
- ^ 旅規に規定されたのは2021年5月27日からである[1]。それ以前には「旅客営業取扱基準規程」で規定されていたとされる。
- ^ 条文中での、『かっこ内の上段の区間』。
- ^ 条文中での、『○印の経路』。
- ^ a b 第2号・第3号・第4号では「急行列車」と指定されているが、第1号・第5号ではその指定がない。すなわち急行列車に限らず、普通列車も対象となる。
- ^ 後に山形新幹線着工に伴い、大宮 - 青森間に延長された。
- ^ 湘南新宿ライン系統の列車は大崎 - 西大井間で品川駅を経由(全列車通過)すると扱われる。
- ^ 旅規第70条の2第5号には、赤羽駅以遠(川口又は北赤羽方面) - 品川駅という場合も該当すると記述されているが、湘南新宿ライン系統の列車が全て品川駅を通過するという事情もありそれに当てはまる定期列車は2024年現在存在しない。
- ^ 川口又以北は又は北赤羽以北 - 大井町以西又は西大井以西という場合は条件に該当しない(この場合は旅規第70条・第159条が適用される)。
- ^ 旅規第70条の2第5号には赤羽 - 日暮里間の経路についての記述がないが、当区間は経路特定区間に該当し、運賃・料金計算は王子経由でなされる。
- ^ 2024年現在の定期優等列車では、「日光」などの東武鉄道とJR東日本を直通運転する特急列車が該当する。
- ^ 1の場合(上記)に該当する場合を除く。
- ^ 2024年現在では、事実上「成田エクスプレス」を新宿駅にて乗降する場合のみ適用となる。
- ^ 特に、定期乗車券・料金計算(ともに第160条の適用の対象から外れている)に関する扱いである。
- ^ 2022年現在では専ら普通列車のグリーン料金である。
- ^ 旅規第175条第4項の条文は「第172条第7項の規定は、特別車両券を所持する旅客がう回して乗車する場合に準用する。」であり、条文中の「第172条第7項」の条文は「次の各号に掲げる各駅相互間内にある駅発又は着となる急行券(いずれも併用となるものを含む。)を所持する旅客は、次の各号の末尾に記載した経路をう回して乗車することができる。(1)赤羽駅と品川以遠(大井町又は西大井方面)の各駅との相互間(池袋、大崎経由)(2)品川駅と赤羽以遠(川口又は北赤羽方面)の各駅との相互間(大崎、池袋経由)」である。これらの規則は「列車特定区間」の規定ではなく、また「電車大環状線」とも関係はない。
- ^ 団体乗車券の場合は「電車大環状線」の区間(旅規第70条の太字区間)を通過する場合は「電車大環状線」の規定が適用され(旅規第159条の適用条件に団体乗車券は含まれている)、区間内の駅を発駅もしくは着駅とする場合は「電車大環状線」の適用外(旅規第160条の適用条件に団体乗車券は含まれていない)となる。
出典
- ^ “東海旅客鉄道株式会社旅客営業規則の一部改正(民法改正等に伴う改正)”. 東海旅客鉄道 (2021年5月21日). 2022年4月23日閲覧。
- ^ “旅客営業規則 第2編 旅客営業 第3章 旅客運賃・料金(第65条~第146条)”. 北海道旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第3章 旅客運賃・料金 -第1節 通則”. 東日本旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “旅客営業規則 第3章 旅客運賃・料金 第1節 通則(第65条-第76条)”. 東海旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “旅客営業規則 第3章 旅客運賃・料金(第65条から第146条)”. 東海旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “旅客営業規則 第3章 旅客運賃・料金 第65条~第146条”. 四国旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “旅客営業規則 第2編 第3章 旅客運賃・料金(第65条-第146条)”. 九州旅客鉄道. 2022年4月23日閲覧。
- 1 列車特定区間とは
- 2 列車特定区間の概要
- 3 概要・歴史
- 4 列車特定区間非適用の事例
列車特定区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 19:38 UTC 版)
「北近畿ビッグXネットワーク」の記事における「列車特定区間」の解説
「はまかぜ_(列車)」も参照 営業上の特例として、大阪駅・尼崎駅 - 和田山駅間を途中下車しなければ播但線経由で乗車しても福知山線経由の運賃・料金が適用される列車特定区間が適用される。 1986年に「まつかぜ」が廃止され、「はまかぜ」が唯一の大阪・神戸と但馬地方・鳥取県東部の直通列車となってから、1994年に智頭急行線が開業して「はくと」「スーパーはくと」が運行を開始するまではその存在理由がはっきりとしていた。
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