ないもうこ‐じちく【内蒙古自治区】
読み方:ないもうこじちく
⇒内(うち)モンゴル自治区
内蒙古自治区
内蒙古自治区概要 | ||
ローマ字表記 | Neimenggu | |
略称 | 内蒙 Neimeng | |
省都 | 呼和浩特 Huhehaote | |
位置 | モンゴル人民共和国と国境を接する中国北部辺境にある。 | |
面積 | 118.3万平方キロメートル | |
気候 | 温帯大陸性モンスーン気候を主とし、 春:気温が急上昇し、強風が吹く天気が多い 夏:短くて暖かく、降雨量が集中 秋:急激な冷え込みと霜 冬:長くて厳寒、寒波が襲来する天気が多い。 | |
人口 | 約7805万人。蒙古、ダフール、エヴェンキ、オロチョン、回、満州、朝鮮などの少数民族が住んでいる。 | |
主な都市 | 呼和浩特(フフホト)、包頭(パオトウ)、烏海、赤峰、集寧、錫林浩特(シリンホト)、鄂尓多斯(オルドス)、満州里、二連浩特(エレンホト)など。 | |
概要 | 区域のほとんどが海抜1千メートル前後の高原。ゴビ砂漠やオルドス高原を含む。 綿羊・ヤギ・ウマ・ラクダなどの牧畜業が盛ん。 石炭や鉄鉱石だけでなく、イットリウムやランタンなどのレアアース(希土類)の宝庫。天然塩類の生産量は全国一。 区都のフホホトは毛織物工業で、第二の都市包頭は鉄鋼コンビナートで有名。 エレンホト、満州里などの国境地域が国境貿易の窓口として開放され、ロシアやモンゴルとの貿易が発達している。 市内には黄河などの河がある。 | |
観光スポット | 大興安嶺の原生林、黄河、万里の長城、後漢時代の壁画古墳、大草原、内蒙古博物館、チンギス・ハン陵など。 | |
歴史 | 2万年前にはこの地にオルドス人が登場している。 戦国時代には趙、燕、匈奴、東湖などの領土となる。秦・漢代には郡がおかれ、唐代には多州が置かれた。 12世紀末、指導者テムジンの出現によって、モンゴル高原東北部で遊牧生活をしていたモンゴル族が統一され、タタール族、ケレイト族、ナイマン族などの諸部族を従えて、1206年にモンゴル帝国を建国、その後1271年に国号を元と定め、大都(現在の北京)に遷都した。 明・清代には各路の管轄下におかれ、清の初めに現在の『蒙古』という名前がつけられる。この頃、モンゴル族は万里の長城の北側に駆逐され、移動が制限された。 1924年にモンゴル人民共和国が建国されたが、内蒙古は軍閥支配が続き、1947年に内蒙古自治区が設置された。 中華人民共和国成立以前の1947年にできた最も古い自治区。区域が数度改編された。 |
内モンゴル自治区
(內蒙古自治區 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 14:23 UTC 版)
内モンゴル自治区(うちモンゴルじちく、モンゴル語: ᠥᠪᠦᠷ
ᠮᠣᠩᠭ᠋ᠤᠯ ᠤᠨ
ᠥᠪᠡᠷᠲᠡᠭᠡᠨ
ᠵᠠᠰᠠᠬᠤ
ᠣᠷᠤᠨ, モンゴル語ラテン翻字: Öbür Moŋɣol-un öbertegen jasaqu orun、キリル文字表記: Өвөр Монголын Өөртөө Засах Орон、中国語: 内蒙古自治区、拼音: 、英語: Inner Mongolia)または内蒙古自治区は、中華人民共和国の内陸部に位置するモンゴル族の自治区である。
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