ドゴイラン運動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ドゴイラン運動の意味・解説 

ドゴイラン運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 00:21 UTC 版)

ドゴイラン運動(ドゴイランうんどう)は朝末期から中華民国初期にかけて内蒙古イフ・ジョー盟一帯で発生したモンゴル族の民衆による反政府運動。

ドゴイランとはモンゴル語で「環」を意味する。これは参加者が輪になって討論したことと、文書に円形に署名することで参加者の平等を示し、かつ誰が首謀者か分からなくしたことによる[1]

ドゴイラン運動は1858年にイフ・ジョー盟ウーシン旗で初めて発生し、イフ・ジョー盟の盟長やウーシン旗のジャサク(執政官)に対して税と労役の軽減を迫った。この後、ドゴイラン運動は全盟に広がっていき、1866年から1891年にかけて頻発するようになった。1899年より義和団の影響を受けて反キリスト教運動へと変化していった。

中華民国成立後、農地開墾の強行に反対してシネラマ(ウルジージャルガル)に率いられた牧民たちがドゴイラン運動を起こしたが、1930年までに鎮圧され、シネラマは内モンゴル人民革命党で活動するようになり、これ以降運動は衰退した。

脚注

  1. ^ 日本の一揆における傘連判状も参照



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドゴイラン運動」の関連用語

ドゴイラン運動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドゴイラン運動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドゴイラン運動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS