1804年任命とは? わかりやすく解説

1804年任命

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 20:58 UTC 版)

ナポレオン -獅子の時代-」の記事における「1804年任命」の解説

平民元貴族、反ボナパルト派共和主義者王党派カトリック無神論者など、あらゆる人物取り入れられ人選である。 ベルティエ ヴァンデミエール編で、ナポレオン勤め本屋に客として訪れた際に、孫子の兵法書購入し顔見せ登場その後イタリア編から本格的に活躍する。鼻をほじる癖がある冴えない風貌小男だが、有能な参謀であり指揮能力も高い。軍務の裏方やナポレオン命令系統伝達などの技量に関して他者追随を許さない提出書類にこだわる官僚的側面や、自分評価執拗に気にする面を持つ小心なところのある人物であり、上司にあたるナポレオン横暴部下無神経さ振り回され気味である。人使いの荒いナポレオンの元ではオーバーワーク気味で、周囲からも悲惨な境遇だと驚かれるほどである。限界超えた疲労によるミスも。 独身だがイタリア名門貴族ビスコンティ夫人愛人関係にある。東方遠征時には恋しさのあまりホームシック気味になり、彼女を崇拝する祭壇まで作って祈る始末であったナポレオン皇帝即位時、元帥昇進したクーデター後第一執政となったナポレオンから陸軍大臣任命されるも、マレンゴの戦いに際して司令官戻されるカルノー辞職に伴い再度陸軍大臣復職したナポレオン勧めによりバイエルン王の姪と結婚同時期に未亡人となったビスコンティ夫人妻妾同居始める。妻と愛人良好な関係であったマッセナ 声 - 髙階俊嗣 トゥーロン派遣され援軍指揮官で、デュゴミエ部下であった幼いころ叔父のもとで石けん作り手伝っており、そこで身につけた腕力をいかしマッセナ団というギャング結成していた。石鹸一定の大きさに切るための鍬状の道具凶器武器)として振るう略奪好み自身から奪われる奪われた物を返却されることを異常に嫌う。極めて物欲強く密貿易で懐を潤している。部下への年金すら惜し吝嗇さは「ドケチ」と軽蔑されている。 戦場まで愛人同行するほど好色な人物であり、スルト部下から猛反発を受けることも少なくない欠点も多いが沈着冷静極めて有能な指揮官である。 トゥーロン攻囲戦では敵の金庫を襲うべく、ラルティック要塞襲撃するイタリア編でも金銭への執着は相変わらずであり、略奪や軍の補給品横流し散々やらかした挙句男装させた愛人前線に連れて来るなど、問題行動多かった随所活躍した東方遠征中はスイス防衛に当たり、ロシア軍スヴォーロフ相手粘り強い戦いぶり見せたその後圧倒的な不利の中、ナポレオン救援待ちながらジェノバ篭城する限界まで粘る中でもはったり凄み見せ相手有利な交渉行い、ついに開城した。ナポレオン第一執政となった後は、反ナポレオン動き見せるようになる第一執政時代兎狩り原因隻眼となったナポレオン皇帝即位時、元帥昇進したポルトガル遠征ではウェリントン相手苦戦しウェリントンリスボン北方築いたトレス・ヴェドラス線(英語版)を攻めあぐね大敗罷免され軍人としての経歴失意のうちに終えたオージュロー 声 - 千葉繁 イタリア方面軍の師団長粗暴かつ横柄な性格で、母親ドイツ人のためか訛った口調で話す。独特のファッションセンス持ち主であり、上半身裸か素肌直接軍服着用するのが気に入っているようで、乳首専用小型携帯している。自ら戦うことを好みサーベル二挺拳銃戦闘参加することも多い。 フリュクチドールのクーデターでは実働部隊として活躍東方遠征には不参加ブリュメールのクーデターでは、彼と同じくジャコバンであるベルナドットと共に監禁拘束された。その後執政政府忠誠を誓うも、過激なジャコバン派である彼は、カトリック教会復権初めとする宗教政策などが原因徐々にナポレオン反発を抱くようになる書類一切提出しないなどおおざっぱな性格であるために、神経質なベルティエとは諍い絶えなかった。一方でランヌ懇意である。ナポレオン皇帝即位時、元帥昇進した気前がよく人情篤い性質からか部下に大変慕われており、愛妻家である優しい一面も持つ。高熱浮かされていたアイラウの戦いでは、亡妻の幻を見ていた。 ミュラ 声 - 成田剣 ヴァンデミエール編から登場猟騎兵連隊隊長ナポレオン義弟。 おしゃれで派手好き長身美男子で、女にもてるため恋愛には自信持っている自分美貌誇り持っており、顔に傷つけられることをひどく嫌っている。一度ナポレオン店員勤め本屋に客として訪れたが、ヴァンデミエールの反乱で彼と再会し立場が逆となる。以後ナポレオン副官一人として彼に付き添うイタリア編では単騎敵中取り残され味方将軍救出し、敵からの称賛恍惚とした表情浮かべる、自分より目立つ者を妬むなど、軽薄目立ちたがり屋側面見せる。性格的にそりの合わないランヌ対立し、妻となるカロリーヌめぐって激し鞘当て繰り広げたナポレオン皇帝即位時、元帥昇進したナポレオン義弟であることからも順調な出世街道歩みパリ司令官フランス大公ベルクおよびクレーヴ公などを歴任ナポリ王となる。皇帝義弟として権勢を誇るものの、妻カロリーヌ野心策謀振り回されるナポレオン不在時にはタレイランフーシェ傀儡として担ぎ上げられ、クーデター未遂起こされている。 ベシェール イタリア遠征より登場長髪と濃い髭の剃り跡外見上の特徴である。かつては床屋であり、ミュラとは同郷出身親友である。騎兵出身であり、ナポレオン護衛にあたることが多い。ランヌとは大変相性が悪い。ミュラカロリーヌ求婚した際は、恋敵となったランヌ妨害協力怒り燃えたランヌによって真夜中自宅襲撃された。ランヌ30フラン軍資金使い込んだ際もナポレオン密告しており、怨みをかった。ナポレオン皇帝即位時、元帥昇進したロシア遠征失敗後、リュッツェンの戦いにおいて、胸部砲弾直撃を受け戦死戦死時の本人回想で、革命時には王党派寄りであったことが語られている。 ベルナドット イタリア末期イタリア方面軍に転属となった将軍過激なジャコバン派であり反ボナパルト派思想を持つ。ナポレオンの兄・ジョゼフの妻ジュリーの妹デジレ結婚しており、ボナパルト一族一員である。 一見紳士的で誠実であるが、実際はかなりプライド高く、蔭でナポレオンオッシュ活躍対す妬みや、自身高く評価しない上層部への不満を小声でぶつぶつと呟き続けるという、狭量な印象与える癖がある。ブリュメールのクーデターではシェイエスから首謀者に加わるよう勧誘されるが断り当日ナポレオン監禁拘束された。ナポレオン皇帝即時元帥昇進しのちにポンテコルヴェ公となった深刻な軍令違反味方窮地追いやったため、ナポレオン何度も罰しようとするが、妻・デジレへの後ろめたさから処断できずにいる。 ダヴーはじめ周囲同僚からは嫌われており、軍人としての素質優れてはいないが、紳士的な寛大さ持ち合わせている。スウェーデン軍兵士への寛大な処置相手に深い感銘与えた後継者失ったスウェーデン王室要請により、スウェーデン王太子となるフランスロシア戦端開いた後は、かつての祖国裏切り秘密裡ロシア手を結んだスルト 作品冒頭アウステルリッツの戦いにて初登場第4軍団司令官ナポレオン曰くフランス最良戦略家”。ただし、スルト自身ナポレオン一歩引いた客観的な目で見ている。 第一執政時代再登場。この時点では軍務退いており、腕のよいパン職人としてビクトルビストロ働き吝嗇であるとして嫌っていた元上官マッセナ乱闘になったことがあるカドゥーダルによる第一執政暗殺計画防いだことが契機となり、軍籍復帰ナポレオン皇帝即位時、元帥昇進した出世後は貪婪性質剥き出しになり、マッセナ上の掠奪蓄財励んでいる。ランヌ不仲ネイ 燃えるような赤毛特徴将軍ドイツ語堪能職人の家に生まれるものの、伝説に残るような英雄なりたい願ってきた。そのため家業を継ぐことを嫌がり兵士となる。性器名称を好み、やけに口にする癖がある(これは史実準拠)。モロー配下から第一執政となったナポレオン配下加わりナポレオン皇帝即位時、元帥昇進した女性関連では失敗多くモロー愛人イダサーカスの娘ジャンヌ相手失恋繰り返して自殺未遂繰り返していた。マリー・アントワネット侍女の娘にあたるアグラエを娶り、やっとこ悪癖落ち着いた酒癖が悪いのも難点。これさえなければ理想の上司」と部下からは評されている。 戦争と名誉を神聖視し、敵味方問わず勇敢な者を重んじ負傷兵見捨てるようなことはしない。馬鹿かと思えば賢く厳しいかと思えば優しく大胆かと思えば繊細と、はかりかねる部分の多い規格外の男である。非常に勇猛果敢であるがやや思慮欠ける点があると自他ともに認めており、勇み足味方窮地追い込むこともある。 ランヌ イタリア編より登場禁欲的な人物で常に「どこでも戦え兵士たらんと意識している。身体能力高く行軍の際に素早く山を駆け下りたり市街戦の際にオーストリア軍バリケード設置され大砲から発射された釘と銃弾二角帽子受け止め拡散防いだりするなど、常人離れした運動能力持ち主として描かれている。極めて勇敢・実直な性格ではあるのだが、粗暴な一面併せ持ち、頭に血が上れば無抵抗女子供をも容赦なく虐殺しかねないため、「狂犬」と非難されることもある。口ばかり動かして働かない奴や軽薄自分勝手な人間嫌っており、ミュラ対立している。ミュラの妻となるカロリーヌめぐって激し鞘当て繰り広げたナポレオン高く評価されており、また彼もナポレオン心酔しており、階級越えた真の友人同士である。 積極的で勇猛果敢性格ゆえに、しばしば前線部下叱咤激励しさらには自ら突撃をも繰り返す。そのため負傷多く東方遠征後半受けた傷が元で首が曲がる障害負ってしまう。それでも驚異的な生命力持ち主であるため回復早く、すぐに前線復帰する彼の部下また、勇将のもとで類い希勇気発揮する粗暴けんかっ早いトラブルメーカーでもある。金銭感覚ルーズな面も持ち合わせていて、軍資金から30フラン無断使い込み発覚した際は、ポルトガル大使左遷されるも、ナポレオン皇帝即位時には元帥昇進した。なおこの時、トレードマークであったおさげを断髪した。負けん気が強いせいか同僚対立することが多くミュラベシェールスルトと仲が悪い。特にミュラは「うんこミュラ」と呼ぶほど嫌っているが、何かと行動共にすることが多い。半島戦争から厭戦傾向見せるようになる最初の妻とは妻側不貞原因離婚カロリーヌ本性幻滅したこともあり女性不信気味であったが、ナポレオン勧め再婚した愛妻ルイーズとは温かい家庭築いたアスペルン・エスリンクの戦い両膝砲弾直撃を受け、右脚切断重傷負い壊疽悪化して死亡したダヴー 声 - 大羽武士 作品冒頭アウステルリッツの戦いにて初登場通称不敗ダヴー”。ナポレオン義弟にあたるルクレールの妹と結婚しており、ボナパルト一族一員である。 貧乏貴族家庭生まれる。幼年学校時代にも登場しナポレオンフェンシング勝負している。「ダヴー外伝 禿鬼」では、頭髪がよく抜けることを気にしながらも、派遣議員暗殺の真相とデュムーリエ将軍の裏切りと内通見抜くという鋭さ見せた。なお、この作中ダヴーがフェルニッヒ姉妹英語版)を殺害しているが、史実ではない。 東方遠征編においてドゼー部下として再登場身なり無頓着な性格のためか、頭髪乱れがちで、服も臭うことがある初めナポレオン反感を抱くものの、その軍人としての力量圧倒され熱烈に崇拝するうになるエジプト遠征帰路にて、ビクトルとともに英国海軍捕縛される解放された。 執政政府では調査室長に任命されナポレオン皇帝即位時、最年少34歳元帥昇進した元帥中でもトップクラス指揮能力持ちイエナ・アウエルシュタットの戦いでは倍のプロイセン軍相手一歩も退かず見事勝利を収めたモンセイ ブリュヌ ヴァンデミエールの反乱勃発時に国民公会側で参戦(名前はイタリア編で登場する)し、ナポレオン大砲使用については「言いにくいことをあっさり口に出した」と評していたことから、自身でもそのように考えていたと窺わせるリヴォリの戦いの少し前にイタリア方面軍へ転属となり、ジュベールと共にナポレオン幕僚として身近にいた。ジュベール同様長身であるため、2人近くにいると、ナポレオン曰く「山に挟まれ気分」になる。ナポレオン皇帝即位時、元帥昇進したジュールダン モルティエ 名誉元帥として、長年功績認められた以下の老将軍が任命された。 セリュリエ 単身最前線で敵の矢面に立ち味方奮起させる(このことは実際マルモンの手記に記されている)など、革命後の新時代においても、旧貴族本来の気高さ騎士道守り通す老将軍。士気高めるために兵士達略奪奨励するナポレオン方針不服抱きつつも、従っている。ナポレオン皇帝即時に名誉元帥昇進したケレルマン(父) マレンゴの戦い突撃したフランソワ・エティエンヌの父。 ペリニョン ルフェーブル モロー失脚後最も尊敬されている革命戦争英雄裏表のない性格で、絵に描いて額に入れたような軍人評される軍人としては凡庸だが、堅実性があり誠実さ持ち味作中では、元帥就任幸運祝福した友人に、千発以上の弾丸くぐりぬけてきたと返した逸話紹介された。 周囲から尻に敷かれていると思われるほどの愛妻家。妻は従軍していた元洗濯女で、気取らぬ性格をしている。

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