108星以外
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ジョウイ・アトレイド(ジョウイ・ブライト) 声 - 梶裕貴 ハイランドの地方貴族マルセル・アトレイドの長男だが、母・ローザの連れ子である。太陽暦443年生まれ(17歳)、ハイランド王国キャロ出身。主人公の幼馴染であり親友。幼い頃に主人公と出会い、以来ともに行動することになる。後に右手に「黒き刃の紋章」を宿し、ハイランド王国皇女ジル・ブライトと結婚し王位継承権を得る。その後、皇太子ルカ・ブライトと共謀して皇王アガレス・ブライトに毒を盛り暗殺。さらにルカを裏切って死に追い込み、ハイランド皇国王位継承権により皇王に即位する。 ただ平和を願う一心から、傭兵隊に主人公と共に参加を志願するが、ジョウストンの丘上会議において諸侯の身勝手ぶりに都市同盟の存在に疑問を抱く。主人公と共に王国軍の兵糧調査の折、主人公を逃がすため王国軍に拘束された。拘束時にルカにアトレイド家を反逆者として扱うと脅されつつもルカの強さに惹かれ、主人公らを裏切り、己の手を汚してでも戦争の早期終結を実現しようとした。ルカの圧倒的な強さに戦争を終結する“力”を感じつつ、ルカのやり方では荒廃を生むだけであることを理解しており、自らそれを実現するための行動を取った。自身の軍師となったレオン・ジルバーバーグと共謀し、ルカ謀殺を実行。上述のように皇王に即位する。主人公率いる新同盟軍に降伏勧告を行うが決裂。皇都防衛戦で姿を消し、「約束の地」で主人公と最後の戦いに臨んだ。 ジョウイが皇王に即位しつつも戦争を継続させたのは、このデュナン地方にハイランド皇国や都市同盟が競合するには、あまりに狭い地域であるためであり、例え軍事力による統一であっても強い国家が新たに樹立されれば争いが無くなると考えたからである。 ニンジンが苦手。朝も弱い。 ルカ・ブライト 声 - 関智一 ハイランド王国の皇子で第一軍団長。後ハイランド皇王に即位。太陽暦433年生まれ(27歳)、ハイランド王国出身。物語の発端となる人物。己の思うがままに徹底的に虐殺するという残虐な性格から「狂皇子」と呼ばれる。幼少の頃、母親が父王・アガレスの失態で都市同盟の盟主・ダレルの手の者によって捕らえられ、幼い自分の眼前で嬲り者にされたことと、これを救えなかった父の無能さを垣間見る二重苦を味わい、以後、深いトラウマとなり「狂皇子」となる発端でもあった。このトラウマから父と都市同盟の人間を心底憎んでおり、父アガレスを殺害すること、都市同盟を滅ぼすことが彼の目的である。敵味方を超えて誰もが認める天才的な剣技と超人的な身体能力を併せ持ち個人レベルでは無敵の実力の持ち主。また、武勇・剣術のみならず戦略にも非常に長けており、外伝でナッシュに「天が味方すれば世界をも平定できる」と言わしめたほどの有能な武人で、戦いにおいては全てが天才的。しかしその圧倒的な強さも、暴走しがちな狂気と残虐性によって部下からも疎まれて危険視され、シードやクルガンなどの側近にも裏切られることになる。後にジョウイの口車に乗り、父を暗殺して皇王となるが、ジョウイに裏切られ敢え無く戦死する。その最期は壮絶で、主人公たち新同盟軍の精鋭と戦い満身創痍になった後、シュウの罠の蛍に気をとられてるところで全身に矢を無数に受けた末、主人公と一騎討ちをして果てる。
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108星以外
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ウィンディ 声 - 住友優子 本作の黒幕的存在。 金髪の髪を後頭部でまとめた妙齢の美女。皇帝バルバロッサの愛人にして宮廷魔術師を務める。亡き皇后クラウディアに似ているという理由でバルバロッサの目にとまり、紋章「ブラックルーン」で皇帝や将軍を操り、帝国を裏で操る存在となる。かつて、門の紋章を狙い故郷の村に侵攻してきたハルモニア神聖国最高権力者ヒクサクに、自分とレックナート以外の村の者を皆殺しにされた過去があり、ヒクサクとハルモニアに復讐するために「ソウルイーター」を執拗に追っている。真の紋章の1つ「門の紋章」(表のみ)を所有。解放戦争の黒幕となる人物。そしてレックナートの実姉である。 ヒクサクやハルモニア、さらには彼らの存在するこの世界全体すら復讐の対象としており、そのためならあらゆる手段を用いることも辞さず、いかなる犠牲が出ようとも彼らの叫びに耳も傾けない冷酷な人物で、ソウルイーターを受け継ぐ村の人々の意志も考えず、最終的に村の唯一の生き残りでありソウルイーターを宿していたテッドを死へと追いやった張本人。また、次作の『II』で登場するボブも彼女の悪行の犠牲者である。 最終決戦にてバルバロッサの敗北後、一行の前に現れる。そして敗者となった皇帝を侮辱し、用済みとなったこの場から立ち去ろうするが、その前に主人公から「ソウルイーター」を奪おうとする。しかし紋章によって拒まれ失敗。 逆上したところをバルバロッサに抑えられ、「覇王の紋章」の効果によって「ブラックルーン」の洗脳を受けていなかったことを告げられる。彼女は自分が皇帝を操っていると思いこんでいたが、実際は皇帝の愛情ゆえに彼女につき従っていただけだった。本当に愛してしまったからこそ彼女が宿す悲しみを消したかったのだと。その事実を聞かされ呆然とし、最期はバルバロッサに抱かれる形で共に王城から落下。こうしてバルバロッサとウェンディの過ちは清算され、帝国は終わりを迎えたのだった。 オデッサ・シルバーバーグ 声 - 花村怜美 元帝国貴族。名軍師レオン・シルバーバーグの姪にあたる24歳。帝国貴族として不自由なく暮らしていた。恋人であった地方貴族がいわれのない罪に問われた際、彼を捕えようとする帝国兵を相手にドレス姿で戦ったが、追い詰められてそのまま逃亡。その後に帝国の横暴に対抗するためめに抵抗組織「解放軍」を創設した。解放軍初代リーダー。恋人アキレスを帝国に殺されて以来、帝国への復讐を誓う。マッシュの妹。フリック最愛の人である。解放軍のリーダーとして人望は厚いが、幹部の一人であるサンチェスが帝国のスパイであり、レナンカンプのアジトが帝国に知られることで襲撃を受け、その場にいた子供を帝国兵の刃から庇って命を落とす。死の際に主人公にリーダーの証を渡し、自分の死が露見せぬよう川に流して欲しいと告げ、この世を去る。その後、マッシュの提案によって解放軍が力や士気を取り戻すまでは、「オデッサは北方に赴いており、主人公が代理を任された」ということにしてその死は隠蔽され、パンヌ・ヤクタ城陥落から3ヶ月後にフリックが本拠地にやって来た折にようやく彼女の死が公表された。 兄マッシュとは彼が隠遁生活を送るようになってから、彼女はマッシュを「力があるのにそれを使わないのは臆病者だ」と罵り、逆にマッシュからは「どんな理由があろうと争い事には関わりたくない」とお互いに反目しており、死の際に主人公にマッシュに会う様頼んだ時の言葉は「セイカに住むマッシュという男に会って欲しい」だった。一方のマッシュからは「いい娘だったのに、あんな事をするから・・・」と解放軍リーダーとしての活動そのものを批判されていた。 テオ・マクドール 声 - 山川敦也 帝国五将軍のひとり。主人公の父で赤月帝国の優秀な軍人であり、人望も厚い。42歳。通称「百戦百勝のテオ・マクドール」。物語の序盤で、未だ緊張関係にあるジョウストン都市同盟と国境を接する北方の守りを命じられ、帝都グレッグミンスターを離れる。後に解放軍が息子である主人公の活躍によって勢いを増す中、反乱鎮圧の命を受けロッカクの隠れ里を襲撃し大打撃を与え、さらには精鋭部隊である鉄甲騎馬兵を率いて解放軍を壊滅寸前にまで追いやるが、火炎槍により敗退、最期は息子である主人公との決闘に敗れ、息子の成長を喜びながらこの世を去る。皇帝バルバロッサが皇太子時代より絶対の信頼を寄せていた人物で、自身もバルバロッサに対し揺ぎ無い忠誠心を抱き、帝国の乱れや世の流れを感じつつも己の意地を通し続け、結果帝国五将軍で唯一解放軍に参加しなかった。他人に対して以上に自分自身に厳格かつ頑固であり、同時に包容力も兼ね備えている。その包容力から、死の間際に直前の戦いで生き残っていた副将アレンとグレンシールには自身の意地に従わせるような事はせず、解放軍に加わるよう命じた。 バルバロッサ・ルーグナー 声 - 銀河万丈 本作の最終ボス。 赤月帝国第17代皇帝。通称「黄金皇帝」。政治的手腕もあり、国民の支持も絶大だがウィンディに出会って以降は政治をほとんど省みなくなり、暴君と化す。真の紋章の1つ「覇王の紋章」を宿す「竜王剣」の持ち主。当初はウィンディの「ブラックルーン」に操られていると思われていたが、実は「覇王の紋章」の力で自我を保っていた。そして戦いの終盤、空中庭園にたどり着いた主人公達に対し、「ここが私に残された最後の帝国領だ。だが私は、何としてもここを守ってみせる」と竜王剣の力で自らを巨大な三つ首の竜に変化して戦うが敗れ、元の姿に戻った。 ウィンディからは「自分にかつての妻クラウディアの面影があったから」と、彼女自身を純粋に愛していないと酷評されたが、バルバロッサ本人は「お前の中に潜む悲しみを癒したかった」という思いを抱き、この世界への復讐鬼と化していたウィンディを救いたいと思うあまり、帝国や政治を省みない暴君に化したことをウィンディや主人公達の前で明かした。最終的にはウィンディを抱えて空中庭園から飛び降り、その後の生死は不明となるが、最終的には死亡したと同然の扱いにされていることが、五将軍の1人だったミルイヒ・オッペンハイマーがその後、「バルバロッサとクラウディアの眠る墓を守って一生を終る」に至った一文から読み取れる。
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108星以外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 23:40 UTC 版)
以下に列挙する人物については、幻想水滸伝シリーズのキャラクター一覧を参照。 テッド(声 - 石田彰) ネクロード ハンゾウ ユーバー レックナート(声 - 大原さやか) アイン・ジード テオの部下で、首都グレッグミンスターを守るクワバの城塞の守備を任されている将軍。帝国五将軍ではないが、その能力は五将軍にも引けを取らない。最期まで解放軍に抵抗し、クワバの城塞から退避してグレッグミンスターの帝国軍本体と合流し、宮殿の手前で主人公達に立ちふさがる。この時、かつてクワバの城塞を抜ける時に見逃してくれた恩義を思い出したビクトールから降伏を要求されるが「私まで裏切っては、皇帝陛下がかわいそうだ」と拒絶して戦いを挑み、戦死した。死後にその場に居合わせたフリックは「こんな、こんなのは間違っている」と思いを語ったがビクトールは「この世には正しくても美しくないものと、間違っているが美しいものがある」と言い、アインの選択を称賛した。 カナン クレイズの副官で、金と権力に汚い小役人。典型的な悪徳官僚で、性格や行動パターンは「強きを助け、弱きをくじく」を絵に描いた感じである。賄賂や裏取引は当たり前で、全てクレイズ黙認のもと行われている。赤月帝国崩壊後は転落人生を歩み、首都グレッグミンスターで詐欺を働いていたが、3年後逮捕される。 クレイズ・マイルス 金と権力に汚い成り上がり官僚で、テオからは「小心者」と酷評されている。帝国近衛隊長であり、帝国軍に入隊し近衛隊に配属された主人公の上官となるが、主人公一行に対しては終始見下した態度や言動をとる。劇中中盤、ウィンディに「ソウルイーター」奪取失敗をとがめられて失脚し、コウアンの軍政官に左遷される。左遷後はコウアンで横暴の限りを尽くすが、レパントの妻アイリーンを無理やり連れ去らったのがきっかけになってレパントや主人公達に攻め込まれ、部下にしていたパーンにも見限られた挙句、最終的には(プレイヤーの選択によって)逃亡するか、引導を渡される。 グレイディ 帝都グレッグミンスターから東に位置するロックランドの村の軍政官。本来グレッグミンスターへ納めるべき税が届かないことで調査を命じられた主人公やカナン達に対し、バルカスの一味のせいでどうにもならないが、グレッグミンスターから来た近衛隊の方々ならたやすく蹴散らすだろうと一味の討伐を頼み、結果捕えられたバルカスやシドニアの姿を見て歓喜した。その後、2人を裁判にもかけずに独断で日干しの刑に処すという、帝国法でも認められていない蛮行を行うが、逃げ延びた一味からの訴えを聞いたオデッサや、グレイディの悪行を正すのは帝国のためにもなると判断した主人公たちの手によって2人を逃がされ、クレイズに訴えると息巻きながら逃走した。 なお、バルカスとシドニアを「税金泥棒」と呼んだ際にバルカスから「何を言ってやがる!税金泥棒なのはてめえの方じゃねえか!」と反論されていることから、本来グレッグミンスターに納めるべき税を着服し、その罪をバルカスの一味に被せていたことが伺える。また、彼の部下の帝国兵は村人に対して横暴で、劇中では村の子供を相手に「ピカピカのブーツを汚した」という些細な理由で暴力を振るっていた。 サンチェス 「博覧強記のサンチェス」の異名を持つ。解放軍の財政を担当していた。しかし実は、継承戦争の頃から帝国のスパイであり、オデッサの死の原因を作った当事者である上、水上砦シェサラザード攻略戦の最中、まだ主人公が中から戻っていないのに勝手に火を放ち、さらにはマッシュを刺して重傷を負わせ、居合わせた者達に自分の正体を語り、かつ「この年で、自分の生き方を変えるのは難しいようです」とも語った。これによってオデッサの事で復讐心に燃えるフリックから剣を向けられるが、マッシュの「彼が帝国のスパイであると知れれば、解放軍の士気に響く」という判断により殺されずに済み、その後は表面上は解放軍の一員として扱われ、牢獄へ入れられることもなかったが監視の目も光らせられていたらしく、これ以降彼が帝国へ情報を流す描写はない。その後は描かれていないが彼の罪状の重さを考えると、戦後に何らかの処罰を受けたものと思われる。
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