茶番とは? わかりやすく解説

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茶番

読み方:ちゃばん

茶番(ちゃばん)とは、簡単に底が割れる筋道結果魂胆見え透いている)ような馬鹿げた振る舞い意味する表現。「茶番劇」ともいう。もしくは、「茶番劇」を略して「茶番」とも解釈できる

茶番はもともとは「お茶汲み当番」のことであり、つまり文字通りお茶用意をする者(役割)を意味した。かつての芝居小屋では、下働き役者見習いが茶番をしたが、その茶番らが暇を見つけて余興演芸興じるようになり、その即興芝居を茶番というようになった。これが転じて見え透いた下手くそな」「ばかばかしい行動を指すことになった、とされている。

かつて芝居小屋行われた「茶番」は、その形態によって「立茶番」(または「茶番狂言」)と「口上茶番」に大別される。「茶番劇」はここには含まれない茶番劇は、現代の用法である「ばかばかし振る舞い」の異称である。

ちゃ‐ばん【茶番】

読み方:ちゃばん

客のために用意給仕をする者。

こっけいな即興寸劇江戸歌舞伎楽屋内で発生し18世紀中ごろ一般に広まった口上茶番立ち茶番とがある。茶番狂言

底の見えすいた、下手な芝居ばかげた振る舞い茶番劇。「当人は真剣でも傍(はた)から見ればとんだ—だ」

「茶番」に似た言葉

茶番

読み方:チャバン(chaban)

素人即興寸劇を行うこと。


(茶番 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:19 UTC 版)

(にわか)とは、江戸時代から明治時代にかけて、宴席路上などで行われた即興芝居仁輪加仁和歌二和加などとも書く。またの名を茶番(ちゃばん)。


  1. ^ 広辞苑』「俄」
  2. ^ 佐藤恵理「中世"風流"の精神いまに」、「熊本日日新聞」2017年9月27日付29面、熊本日日新聞社


「俄」の続きの解説一覧

茶番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 19:34 UTC 版)

洲崎西」の記事における「茶番」の解説

オープニングトーク終了した後のジングル直後行われるコーナー第3回放送より開始構成作家作成した台本沿って洲崎と西が小芝居をしていく息抜き的なミニコーナー扱いだったが、第18回放送よりリスナー投稿による台本で茶番が行われるようになった2015年休止状態であったが、2016年復活して不定期行われている。

※この「茶番」の解説は、「洲崎西」の解説の一部です。
「茶番」を含む「洲崎西」の記事については、「洲崎西」の概要を参照ください。

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