黒麦とは? わかりやすく解説

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くろ‐むぎ【黒麦】

読み方:くろむぎ

黒穂(くろぼ)病で穂の黒くなった麦。

ライムギの別名。《 夏》

ソバの別名。

の—ふるまひ申さんに」〈読・雨月菊花の約


黒麦

読み方:クロムギ(kuromugi)

ソバ別称
タデ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Fagopyrum esculentum


黒麦

読み方:クロムギ(kuromugi)

ムギ一種

季節

分類 植物


ライムギ

(黒麦 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 23:54 UTC 版)

ライムギ(ライ麦、学名Secale cereale)はイネ科栽培植物で、穎果穀物として利用する。別名はクロムギ(黒麦)。単に「ライ」とも。日本でのライムギという名称は、英語名称のryeに麦をつけたものである[3]。食用や飼料用としてヨーロッパや北アメリカを中心に広く栽培される穀物である。寒冷な気候や痩せた土壌などの劣悪な環境に耐性があり、主にコムギの栽培に不適な東欧および北欧の寒冷地において栽培される。


注釈

  1. ^ 阪本 (1996)、p.33 では S. montanumS. sylvestre、及び S. cereale の3種を挙げ、S. cereale に従来独立種とされていた S. vaviloviiS. ancestraleS. segetaleS. afghanicum 及び S. cereale が含まれると紹介している。
  2. ^ 地面に落下すると一定期間の休眠後、子実体キノコ)を生じて胞子を飛ばす

出典

  1. ^ 文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  2. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版)
  3. ^ a b 辻本壽 「第9章 コムギ畑の随伴雑草ライムギの進化」『麦の自然史 : 人と自然が育んだムギ農耕』 佐藤洋一郎、加藤鎌司編著、北海道大学出版会、2010年、p190 ISBN 978-4-8329-8190-4
  4. ^ 中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』岩波書店 154頁 1966年1月25日第1刷
  5. ^ a b c d 辻本 (2010)、pp.181-182,184-186
  6. ^ 森川 (2010)、p.203
  7. ^ 「新訂 食用作物」p207 国分牧衛 養賢堂 2010年8月10日第1版発行
  8. ^ 『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典2 主要食物:栽培作物と飼養動物』 三輪睿太郎監訳 朝倉書店 2004年9月10日 第2版第1刷 p.104-105
  9. ^ 「中世ヨーロッパ 食の生活史」p58 ブリュノ・ロリウー著 吉田春美訳 原書房 2003年10月4日第1刷
  10. ^ 「商業史」p122 石坂昭雄、壽永欣三郎、諸田實、山下幸夫著 有斐閣 1980年11月20日初版第1刷
  11. ^ 「新訂 食用作物」p208 国分牧衛 養賢堂 2010年8月10日第1版
  12. ^ 辻本壽 「第9章 コムギ畑の随伴雑草ライムギの進化」『麦の自然史 : 人と自然が育んだムギ農耕』 佐藤洋一郎、加藤鎌司編著、北海道大学出版会、2010年、p192 ISBN 978-4-8329-8190-4
  13. ^ 「商業史」p99 石坂昭雄、壽永欣三郎、諸田實、山下幸夫著 有斐閣 1980年11月20日初版第1刷
  14. ^ 南直人 『世界の食文化 18 ドイツ』p151 2003年 農山漁村文化協会 ISBN 978-4-540-03220-2
  15. ^ 辻本 (2010)、pp183-184
  16. ^ a b 「新訂 食用作物」p213 国分牧衛 養賢堂 2010年8月10日第1版
  17. ^ 「地域食材大百科〈第1巻〉穀類・いも・豆類・種実」p116 農山漁村文化協会 (2010/03)
  18. ^ 「新訂 食用作物」p212 国分牧衛 養賢堂 2010年8月10日第1版
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  20. ^ 『新編 食用作物』 星川清親 養賢堂 昭和60年5月10日訂正第5版 p279
  21. ^ 「パンの文化史」p65 舟田詠子 講談社学術文庫 2013年12月10日第1刷発行
  22. ^ ジェフリーハメルマン『BREAD』p44 - 46
  23. ^ 「地域食材大百科第1巻 穀類・いも・豆類・種実」p118 社団法人 農山漁村文化協会 2010年3月10日第1刷
  24. ^ 「パンの事典」p116 成美堂出版編集部編 成美堂出版 2006年10月20日発行
  25. ^ パンシェルジュ検定3級公式テキスト」p65 実業之日本社 2009年8月20日初版第1刷
  26. ^ 南直人 『世界の食文化 18 ドイツ』p33 2003年 農山漁村文化協会 ISBN 978-4-540-03220-2
  27. ^ http://www.tsujicho.com/column/cat659/post-193.html 「【独逸見聞録】ブロートの定義 〜大型パン(其の壱)〜」辻調グループ総合情報サイト内 2011年06月15日 2015年4月11日閲覧
  28. ^ 「パンの文化史」pp163-164 舟田詠子 講談社学術文庫 2013年12月10日第1刷発行
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  30. ^ 沼野充義、沼野恭子『ロシア』p98(世界の食文化19, 農山漁村文化協会, 2006年3月)
  31. ^ 沼野充義、沼野恭子『ロシア』p116(世界の食文化19, 農山漁村文化協会, 2006年3月)
  32. ^ 『新編 食用作物』 星川清親 養賢堂 昭和60年5月10日訂正第5版 p288
  33. ^ 筒井静子・三木貴史・義平大樹, 「北海道産ライ麦を使用したパンの性状と嗜好性 : 第1報 ライ麦全粒粉の配合割合がライ麦パンの性状と嗜好性に及ぼす影響」『酪農学園大学紀要. 自然科学編』 酪農学園大学, 36巻 2号 p.241-249 2012年, NAID 1100089231532015年3月14日閲覧
  34. ^ 農林水産省 ライ麦の輸入量とその用途について教えてください。
  35. ^ 編:小川環樹西田太一郎赤塚忠 編「来」『角川新字源』(改訂版)角川書店、1994年11月10日(原著1968年1月5日)、61頁。ISBN 4-04-010804-3 
  36. ^ 辻本壽 「第9章 コムギ畑の随伴雑草ライムギの進化」『麦の自然史 : 人と自然が育んだムギ農耕』 佐藤洋一郎、加藤鎌司編著、北海道大学出版会、2010年、pp.189-190 ISBN 978-4-8329-8190-4


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