廣島藩とは? わかりやすく解説

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広島藩

読み方:ヒロシマハン(hiroshimahan)

安芸国安芸郡広島藩名


広島藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 08:29 UTC 版)

広島藩(ひろしまはん)は、安芸国一国と備後国の半分を領有した大国主)。現在の広島県の大半を占める[注釈 1]。藩庁は安芸国佐東郡1664年沼田郡に改称)広島(現在の広島県広島市中区基町)の広島城に置かれた。芸州藩(または安芸藩)と呼ばれることも多い。


注釈

  1. ^ 浅野家時代は備後国の南西部が福山藩
  2. ^ 毛利貞親・親衡は越後の毛利領を拠点に南朝に味方し活動した。
  3. ^ 吉田郡山城の築城者といわれる時親が曾孫の元春を後見した。
  4. ^ 慶長12年(1607年)、再検地で36万9千石に高直しされ、これが長州藩の表高となる。
  5. ^ 安芸一国21万2千950石並びに備後一国18万9千200石[1]
  6. ^ 光永氏や木戸氏ら、越後以来の譜代は毛利家と共に萩に移り、長州藩の上士となったが、元就時代からの家臣である芸備の土豪は、所領や俸禄の削減や年貢の増加が予想できること(実際に長州藩では検地に反対する一揆が起きた)、主筋だった大内領への移住よりは父祖代々の土地に残りたいこと、福島家は加増による入部のため人材の登用が期待できることなどで安芸・備後の両国に残る者が少なからずいた。
  7. ^ 大石大三郎は大身の浅野一門を2度も離縁した。大石るりも浅野一門を迎えるが、藩主に連なる血脈を残せなかった。
  8. ^ 五匁札・一匁札・三分札・二分札の銀札があり、額面上部に大黒天と銀分銅の絵柄が確認できる。
  9. ^ 宇和島伊達家鳥取池田家などと同様、本家が既に持っていた自領を割いて立藩した大名ではない。
  10. ^ 古代の賀茂郡(加茂郡)が加東郡・加西郡に分割して発足。
  11. ^ それでも3支藩・龍造寺四家などを抱える佐賀藩、たびたび独立を企てる吉川領や分家の多い隣国の長州藩などの西国大名に比べると藩主蔵入地は多いほうであり、直轄領は10万石を超えている。
  12. ^ 大名である無城の支藩と幕府を憚り、小早川時代の呼称「要害」と称す
  13. ^ 「浅野家文書」では事実の記載のみで理由は不明(真田信繁の大坂入城との関連も見当たらない)。
  14. ^ 綱晟の法名・天心院殿徹性日通大居士による。

出典

  1. ^ 『広嶋御時代分限帳』より「兼重蔵田検知高」
  2. ^ 徳川秀忠『福島正則宛領地判物』元和3年(1617年)九月五日付
  3. ^ 浅野家文書「広島藩御覚書帳」
  4. ^ 「写真スライド・延宝赤穂藩札」広島市立中央図書館「おカネでみる広島藩」高木久史(2019年)
  5. ^ 藩名・旧国名がわかる事典 広島藩(コトバンク)
  6. ^ 「広島県の歴史」より『芸備志』巻九十四
  7. ^ 同『芸備志』巻九十五
  8. ^ 「知行割判物発給禄」ほか
  9. ^ 『顕妙公清美鵠 巻二』より「延宝二年広島藩軍役」
  10. ^ 『御家中目印之図 老衆侍帖目印共 八』 (学習院大学所所蔵)
  11. ^ 「一国一城令」慶長20年閏6月13日(1615年8月7日)
  12. ^ 『慶長江戸図』・『寛政二十年江戸全図』(国会図書館)
  13. ^ 小和田哲男監修『日本史諸家系図人名辞典』(講談社、2003年)



広島藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 06:49 UTC 版)

幕末の人物一覧」の記事における「広島藩」の解説

浅野斉粛(広島藩主。正室徳川家斉の娘) 浅野長訓(広島藩主) 浅野長勲最後の広島藩主) 浅野忠敬家老野村帯刀家老辻将曹家老熊谷直彦藩士京都留守居役小林柔吉 船越八百十郎 船越洋之助藩士加藤七郎兵衛元帥加藤友三郎の父) 高間省三

※この「広島藩」の解説は、「幕末の人物一覧」の解説の一部です。
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