少女部隊
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離瑠直属の暗殺部隊。能力や知恵、時には色香を駆使して任務を遂行する。キラーガールズと称されることもある。聖ローズ学園という養成所が存在し、部隊員は全て学園を卒業している。実は左天によって未央を除く全員がブラック・アトラクションのESPウイルスを感染させられており、彼の傀儡となっている。 未央(みお) 声 - 金田朋子 / 牧野由依 少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。年齢不詳。髪色はローズピンク。身長147cm(150cm説もある)。スリーサイズはB71・W56・H77、フェイバリットパンツはくまさん(ディスクのスキャンより)。 おかっぱ頭に大きなリボンを着けている。暴漢に襲われた少女のフリをしながらブレイドに接近して一行に取り入りスパイを行うなど、強かで抜け目が無い部分が強いが、結構天然が入った性格。ブレイドの首を欲しがったり、歪なウサギ(?)の人形のデザインから色々と趣味が悪い性格。「んい!」が口癖。ブレイドからは「未央たん」と呼ばれている。ブレイド達に敵対心はさして無いらしく、彼らとの戦闘時は戦っているというよりも遊んでいるような素振りであった。台詞の写植が主にゴシック体。 第2部では、主人公となったクルスの最初の仲間となり、イヴも病院で入院中であるためか、ほぼヒロイン的な扱いとなっている。ブレイドとアークライトの戦いによる大爆発でセツナたちとはぐれてしまい、偶然近くに倒れていたクルスを介抱していた。その後、ぬいぐるみの補修に付き合わせることを条件に、彼がブレイドと再開できるまで同行することを約束する。現在では彼を「山田」ではなく本名の「クルス(君付け)」で呼ぶ数少ない一人となっている。後にクルスとブレイドが無事合流し、当初の協定は達成されたが離脱の素振りを見せていない。また、クルス達を守るためとはいえシメオン関係者に攻撃を仕掛けるなど、少女部隊の一員としては、「裏切り者」に等しい非常に危ない橋を渡っている。未央がここまでクルスに協力していたのは、実はシメオンビル爆発の際に誰かがクルスを助けていたのを目撃したからであり、その時クルスを助けたのが「天使様」であると確信している。セツナや梔とは異なり、シメオン製薬やシティへの忠誠心や執着は低く、ブラックスポットで生きていく事にも不満はもっていない。 シメオンへの帰還後、天使様に助けられたクルスを死なせてはならないという漠然とした確信から、既に身体機能が停止していた照山の死体を担いで独自に行動を開始。偶然自分の元に飛び込んできたエデンズシードの槍を使って、照山の復活に成功させ、彼と共に、クルスにとどめを刺そうとしていたセツナと梔の前に立ちふさがる。 四天王以外では数少ないミッシングリンク級のニードレスの1人。戦闘能力だけなら四天王の右天より上である。ブレイドのことがお気に入りで、彼を「お兄ちゃん」と呼び、そのことからブレイドからも飛び抜けて気に入られている。また、持っている熊のヌイグルミ(本人曰く『ウサちゃん』)はオリハルコンによって異常に重く加工されており、常人には持ち上げることすら困難。クルスは一度、これで両手を潰されかけた。第2部で、目と思われていた部分が実は垂れた耳であると判明し、持ち上げるとクマから蛙のような姿に変化する。賢さと料理のスキルが恐ろしいほどない。F:力(パワー) 自身の身体構造を遥かに超越した力を発揮することができる。また、肉体の耐久力もその力に耐えられる強さに強化されていると考えられる。その威力は片手で分厚い鉄壁を吹き飛ばせる程で、放つ攻撃の全てが「必殺」となりうる脅威の能力。未央ちゃんパンチ / 未央ちゃんヒップアタック / 未央ちゃんキック - 力の能力で放たれる攻撃。敵を一撃で吹き飛ばす。 未央ちゃん剛速Q - 超重量を持つ巨大ヌイグルミを敵に向かって放り投げる。 未央ちゃんヒップスタンプ - 超重量を持つ巨大ヌイグルミを抱えて敵の上に落下して押し潰す。ブレイドを違う意味で昇天させた。 未央ちゃんスラッシュ - 巨大な鋏を振り回し攻撃する。 未央ちゃんけろけろロケット - カエルのような姿勢で屈み込んだ後、跳び上がって頭から突っ込む。 未央ちゃん背負い投げ - ジャーマンスープレックスである。柔道の技には疎いらしく、上四方固めを行った時も同じ形になった。 セツナ 声 - 植田佳奈 / 後藤沙緒里 少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。会員番号4番。18歳。髪色はマリンブルー。身長165cm。スリーサイズはB89・W59・H86、フェイバリットパンツはしまパン(ディスクのスキャンより)。漢字では「刹那」。 未央、梔に比べると少しお姉さんっぽいが、戦闘に突入すると容赦ない攻撃と冷酷さで、相手を追い詰める。ミッシングリンク級のニードレスで、パワーには欠けるものの、現時点では一般の幹部ニードレスの中ではトップクラスの戦闘力を持っており、コミックスのキャラ紹介の戦闘能力ゲージでカフカより上回っている美咲を一撃で倒した。また実質幹部階級である故に、カフカを呼び捨てにしていたり、彼女を「セツナ様」と呼ぶ部下も存在する。戦闘能力だけなら四天王の右天よりも上である。少女部隊では恐らく最もまとも。ツッコミ役に回ることが多い。イヴと容姿が似ており、本人から「妖怪きゃらかぶり」と呼ばれる。 ブレイドとアークライトの戦いの後は、任務失敗の責任を問われ(実際はある事件の調査のため)、梔とともに聖ローズ学園に戻されていた。その後はブレイド達の街襲撃の際には本隊に復帰しており、クルスと対峙するも、復活した照山と未央に妨害される。聖痕を得る形でパワーアップした照山にやや押され気味となっており、自身がミッシングリンク級のニードレスにも関わらず聖痕が無い事に納得がいかないようで、逆に聖痕に目覚める形で復活した照山に対して妬みに近い憤りを見せている。最終決戦で左天の黒の引力で操られて離瑠を殺害したが、その後の登場はなく消息不明である。F:速(スピード) 自らの速度を加速させる能力。一瞬のうちに相手の懐に飛び込み攻撃する。最大マッハ9まで加速できる。加速時は反射神経も加速度相応のものになるらしく、音速を超越しながらも極めて精密な動作が可能。後にブレイドも「覚えた」が、彼曰く体格の関係からオリジナルの彼女の方が若干性能が良い。技名の「ディーンドライブ」とは、UFOの航法とされている理論の名であり、後に続く単語は高速の航空機や装置などに由来する。ディーンドライブF・H(フォックスハウンド) - マッハ2のスピードで敵に連続攻撃を行う。 ディーンドライブB・B(ブラックバード) - マッハ3のスピードで敵を攻撃する。 ディーンドライブR・T(ロケットスレッド) - マッハ9で敵に突進する。セツナの限界速度のため、絶大な威力を誇る。 梔(くちなし) 声 - なし / 茅原実里 少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。会員番号7番。年齢不詳。髪色はミモザ。身長160cm、スリーサイズはB79・W61・H88、フェイバリットパンツはレース(ディスクのスキャンより)。左利き。 喋らず、いつもスケッチブックで言葉を交わす。クールな雰囲気だが、構えが変なポーズ、よく文字を間違えるなどボケることが多く、どちらかというとギャグキャラとしての印象が極めて強い。喋らない故に表情の機微に乏しいがブレイドの変態発言に怒りを露わにしたり、サソリをボールペンで突いて遊んだり、総督の館の脱出の際に自分のお気に入りの服を使われ泣くなど感情自体は豊かである。高所恐怖症。フラグメントに関係しているのか、嗅覚が優れているのが自慢。離瑠様一筋で男性に興味がないらしいが、女装したクルスには、鼻血を出すほど興奮しており、セツナとのツーショットでのパンチラ写真においては、顔面が象になっていた。本人いわく「それほど男に興味ない」、「女装が似合う男の子ならオッケー」であるらしく、裸で抱きついたりと女装のクルスにかなり大胆な行動に出ており、相当のお気に入りである模様。ミッシングリンク級のニードレスで未央やセツナより戦闘力は若干劣り、3人の中ではコミックスの戦闘力ゲージで唯一右天より劣っているが、(ただし原作者は右天より強いと述べている)実質的にほぼ無限に技を作れるZERO破りに適した能力の応用性の高さにより、ブレイドとの初戦闘時には、彼にほとんど手も足も出させなかった。また、本来彼女の能力は機械の相手には効かないにも関わらず、ディスクの仕掛けたテスタメントの軍勢を軽々倒したり(ディスク曰く計算外の速さ)、ブレイドの不意打ちのテンペストスレッドを無傷で防いでる事から純粋な身体能力も高い。実は喋れる(作中では発言は1回だけ)。ブレイドからは「くつした」と呼ばれており、アイアンマウンテンで対峙した際に告白されたことがある。 ブレイドとアークライトとの戦いの後、セツナと共に聖ローズ学園に呼び戻された。その後はブレイド達の街襲撃の際には本隊に復帰しており、クルスと対峙するも、復活した照山と未央に妨害される。照山が炎使いである為に、香の能力とは相性が悪く、押され気味になっている。左天の黒の引力で操られて離瑠を殺害したが、その後の登場はなく消息不明である。 左腕にジェットガントレットを装備しており、「鉄火巻き」という名前を付けている。普段は能力の香りを風で流すために使っているが、風速を上げてパンチの加速に使用していたりもする。シティでの決戦では、両腕にジェットガントレットを装備している。 作者の別作品、白砂村の登場人物をモデルにしている。名前の由来は、喋らないから。ギャグシーンが多く、そのほとんどがデフォルメ調で描かれている。F:香(フレグランス) 敵の脳や神経を麻痺させる香りを出すことができる。『ZERO』の能力で覚えれば効果を中和できるが、香りは体内ホルモンの調合・調節で無限定に調整可能なため、1つ覚えても防衛としてはすぐに意味をなさなくなる。空気を伝うことで成立する能力であるため、炎や風によって遮断されるという弱点がある。メイデンリストリクション - 香りで敵の体を麻痺させ動きを封じる。 クラウンマリオネット - 香りで敵の体を操り、自分自身を攻撃させたり、危険な場所へ向かわせることができる。 リリステンプテーション - 香りを嗅いだ者に最も望む幻を見せる。幻覚から覚めない限り、現実で何をされても一切察知できない。彼女はこの技をかける時のみ意図的に喋った(ツッコミで口を開かせるため)。なお、現状が既に理想郷となっている者には一切通用しない。 ジェットパンチ - 自分の腕に着けているジェットガントレットでパンチ力を増強して、敵を殴り飛ばす。 七海(ななみ) 声 - なし / 高橋まゆこ 少女部隊の一員。身長155cm。15歳。髪色はベビーブルー。 任務に任命されたセツナ達の失敗を告げ口し、セツナ達に殺される(アニメでは勝負に負けた末に全裸の緊縛写真を撮られただけで済んだ)。この際、眼に涙を浮かべて命乞いをしたが笑顔で切り捨てられた。まだ覚醒していなかった頃のセツナ達は能力的に低いのに離瑠に可愛がられていたため、初めから仲が悪かった。主に美咲と組むことが多い。その後彼女のクローンらしき少女部隊員が左天に洗脳された状態で登場し離瑠を殺害している。F:アクアコーラル 水のエレメントを操り攻撃をする。水はその場から出すことができる。また、水の噴出する場所でも効力が発揮できる。 美咲(みさき) 声 - なし / 豊口めぐみ 少女部隊の一員。身長149cm。14歳。髪色はコルク。七海と同様の理由でセツナに腹部を貫かれ殺される(アニメでは生存するが、七海と同じく全裸の緊縛写真を撮られる)。七海と組むことが多い。その後彼女のクローンらしき少女部隊員が左天に洗脳された状態で登場し離瑠を殺害している。F:フェルゼンザント 土や岩石のエレメントを操り攻撃する。その場にある地面や床などを使用する。 胡桃(くるみ) 声 - なし / 嶋村侑 少女部隊の一員。16歳。身長163cm。髪色はコカブラウン。髪型は三つ編み。 シメオンの洗脳要員であり、普段は表舞台に出ることは無い。戦闘能力は皆無。第3シェルターでの戦いではクルスの指示で動いた照山・セト・ソルヴァのコンビネーション攻撃により居場所を見破られ、更には本棚の欠片が体に突き刺さって死亡。その後、遺伝子はまだ利用できると言うことで左天に凍結させられる。その後彼女のクローンらしき少女部隊員が左天に洗脳された状態で登場し離瑠を殺害している。F:黒の引力(ブラック・アトラクション) ESPウィルスを経口感染させることにより他人を操る。術者を倒しても洗脳は解けず、むしろ感染者の脳内にウイルスが残り、最後の命令を実行し続けてしまう。 洗脳イヴ 胡桃の能力で洗脳されたイヴ。会員番号幻の48番。胡桃の送信した命令に忠実に従う。 体に埋め込まれたスーパーゲル状デロドロンドリンクの濃縮源液により『変身』の弱点だったエネルギー切れが克服されている。基本的な戦闘能力は変わらない。 ほのか 声 - 井口裕香 なつき 声 - 真堂圭 結愛(ゆあ) 声 - 竹達彩奈 シメオンビル周囲に集ったニードレスの暴動を鎮めるため、屋外コンサートを行なう。能力は不明。 アニメ版最終話では倒壊するビルの破片からセツナ・梔・未央の三人の手で救われる描写がある。 原作では終盤で左天に洗脳され、他の洗脳された少女部隊とともに離瑠を殺害している。 山田 49人目の少女部隊員。女装したクルス。マダム・ブラックの計らいにより正式な隊員となった。
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シメオン四天王離瑠の直属の部隊。名前の通りアマゾネス部隊で、女子高生のような制服が共通している。隊員には会員番号(会員ナンバー)がついており、基本的に番号が若いほど古株だが、死亡等による欠番は新人で埋められるため常にそうとは限らない。9巻時点で正規部隊は全47名(一時幻の48番だったイヴや49番の「山田」を含まない人数のようだが明言はされていない)。また後述のように能力を持たない、諜報専門の隊員も存在する。
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