地球、太陽系、宇宙の将来とは? わかりやすく解説

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地球、太陽系、宇宙の将来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 14:56 UTC 版)

11千年紀以降」の記事における「地球、太陽系、宇宙の将来」の解説

太陽系の形成と進化」も参照 現在からの年数出来事 10,000 南極ウィルクス氷河盆地氷塊数百年かけて脱落し東南極氷床危険に晒される。この氷塊が完全に溶けるまでは長い時間がかり、これによって海水面3mから4m上昇する。(その他の原因として地球温暖化による影響挙げられる。これは西南極氷床による短期的な海水面上昇とは別である) 10,000 赤色超巨星アンタレス超新星爆発起こす。この爆発日中でも容易に観測できる推測されている。 25,000 近点移動によるミランコビッチ・サイクルのため、火星北半球50,000年間温暖化ピーク迎え北極極冠減退する36,000 赤色矮星ロス248地球から3.024光年まで接近し太陽から最も近い恒星となる。その後8,000年の間にロス248離れて、再びケンタウルス座α星が太陽から最も近い恒星となり、その後グリーゼ445太陽から最も近い恒星となる。(近い恒星の一覧50,000 現在の間氷期終わり温暖化にも関わらず地球には氷河期の中の氷期訪れる。ナイアガラの滝エリー湖方に32km侵食され消失するカナダ楯状地多く氷河湖は、氷河期の後の海面低下侵食により消失する50,000 潮汐加速により、ユリウス暦1日国際単位系での86,401秒になる。この頃現代計時システム用いるには、毎日うるう秒追加するか、現在の1秒を引き伸ばす必要がある100,000 天球上の星の固有運動銀河系内での星の動き結果生じるが、この頃には固有運動によって多く星座原型留めなくなる。 100,000 極超巨星おおいぬ座VY星極超新星爆発起こす100,000 10万以内地球400 km3ほどのマグマ噴出する大噴火発生しうる。なおマグマの量の比較として、エリー湖484 km3である。 100,000 最終氷期北緯38°までを覆っていたローレンタイド氷床英語版)が後退したあと、北アメリカ原産ミミズ(たとえばフトミミズ科(英語版)のもの)がアメリカ中西部通り抜けカナダ=アメリカ合衆国国境まで自然に生息地広げるのにかかる時間移動速度年間10mと仮定)。(しかし外来種ミミズが既に人の手広まってしまっており、地域生態系影響及ぼしている) 100,000上 地温暖化の影響一つである二酸化炭素が、安定して大気10%占めるようになる250,000 ハワイ-天皇海山列のなかで一番新しくできた火山であるロイヒ海面超えて新たな火山島形成される300,000までに 次の数十万年のどこかで、ウォルフ・ライエ星であるWR 104超新星爆発起こす予想されている。この超新星爆発ガンマ線バースト生み出し、この星の地球に対して12°以内に傾いているなら、地球の生命脅威与え可能性があると示唆されている。この星の自転軸はまだはっきりとわかっていない。 500,000 地球直径1kmほどの小惑星衝突する可能性があり、小惑星軌道を逸らす事は出来ない推測されている。 500,000 サウスダコタ州バッドランズ国立公園険し地形は完全に侵食されてしまう。 950,000 バリンジャー・クレーターは最も新しクレーター一つであるが、このころには侵食されてしまう。 100万 地球は3,200 km3マグマ噴出する大噴火経験する考えられている。これは75,000年前トバ事変匹敵する100万 赤色超巨星ベテルギウス最長でもこの時までに超新星爆発起こす。この爆発日中でも容易に観測する事ができる。 100万 天王星の衛星であるデズデモーナクレシダ衝突する考えられている。 140 グリーゼ710太陽から0.2光年まで接近する。これにより太陽系球状取り巻いているオールトの雲摂動による重力影響を受け、その後太陽系内彗星の衝突増加する可能性がある。 200万 人間の活動による海洋酸性化からサンゴ礁の生態系回復するためには200万年ほどを要する200以上 グランド・キャニオンがさらに侵食され深くなるが、コロラド川周辺の谷は更に広くなる270万 平均的なケンタウロス族軌道半分外太陽系重力的な影響により不安定になる1000万 大地溝帯紅海により浸水し新たな海が生じてアフリカ大陸分断されるアフリカプレート分かれてソマリアプレートとヌビアプレートを形成する1000万 過去5回のような規模大量絶滅起こった場合その後生物多様性が完全に回復するためには1000万年を要する。もしこのような大量絶滅無かったとしても通常の絶滅率により現在の大半の種は絶滅し多く系統群新たな種に進化する1000万 - 10億 天王星の衛星であるキューピッドベリンダ衝突する考えられている。 5000 フォボス火星衝突するまでにかかると推測される時間の上限。 5000 サンアンドレアス断層が北に動く事でカリフォルニア海岸アリューシャン海溝沈み始める。アフリカ大陸ヨーロッパ大陸衝突し地中海盆地なくなりヒマラヤ山脈同じくらいの山脈形成されるアパラチア山脈100万年に5.7mのペース侵食され、その倍のペースでこの地域に谷が形成される5000 - 6000 10万年で6mのペースカナディアン・ロッキー侵食され平野になる。アメリカの南ロッキー山脈はこれより遅いペース侵食される5000 - 4億 地球上化石燃料自然によって補充されるのに必要な時間。 8000 ハワイ島現在のハワイ諸島唯一の島になり、現在のハワイ諸島の他の島は水没してしまう。しかしこの場所に新たな島が形成され新たなハワイ諸島になる。 1億 6600万年前の恐竜絶滅時に飛来し小惑星同程度小惑星地球衝突する考えられている。 1億 現在の土星の環の状態を維持できる上限1億8000 徐々に地球の自転遅くなり、地球1日今日よりも1時間遅くなる。 2億3000万 リアプノフ時間限界により、これ以降惑星軌道予測不可能になる。 2億4000 現在から1銀河年経過し太陽系現在の位置から天の川銀河一周する。 2億5000 地球全ての大陸融合して超大陸になる。この大陸の名前は配置によってパンゲア・ウルティマ大陸アメイジア大陸ノヴォパンゲア大陸3つの名称が授けられている。 4億 - 5億 超大陸分裂し始める。 5億 - 6億 ガンマ線バーストか、極超新星爆発地球から6500光年以内起きると予想される。これにより、地球オゾン層破壊され大量絶滅引き金成りうると考えられている。なおオルドビス紀末の大量絶滅超新星爆発によるガンマ線バースト原因であるという仮説提唱されている。しかし超新星爆発地球悪影響を及ぼすには地球方角放出される必要がある。 6億 潮汐加速により月が遠ざかっていき、皆既日食起きなくなる。 6億 太陽輝き増大に伴いケイ酸塩炭化により崩壊する日照量増加岩石風化促進させ、岩石二酸化酸素吸収し炭化する地球表面から蒸発し岩石硬化しプレートテクトニクス動き遅くなり、最終的に止まる火山活動による二酸化炭素大気への放出がなくなることで、二酸化炭素濃度低下する。この時までに二酸化炭素濃度C3型光合成が行えなくなるまで低下するC3型光合成行っている全ての植物(現代の種の99%)は滅びる。 8億 二酸化炭素濃度低下に伴いC4型光合成が行えなくなる。大気から酸素オゾン消失し多細胞生物滅びる。 10億 太陽輝き10%増加し地球表面平均温度320 K(47 °C, 116 °F)になる。大気湿度が高い温室状態になり、海が蒸発するわずかな極地残り単純な生物しか生きる事が出来なくなる。 13真核生物二酸化炭素のため絶滅し原核生物だけが残る。 15億 - 16太陽輝きが増すことで、ハビタブルゾーン外側移動するそれに伴い火星の大気二酸化炭素増加することで、表面温度地球氷河期と同水準まで上昇する23地球内核現代ペース同様に1年に1mmずつ成長すれば地球外核凍りつく流体外核無くなる事で、地磁気消失し太陽からの放出物が徐々に大気減少させていく。 28極地でさえ地球表面温度上昇し地球表面平均温度422 K (149 °C; 300 °F)に達する。この頃まで単細胞生物標高が高い湖や洞窟など隔離された場所で減少していくが、この時に完全に死に絶える30地球と月離れていくなかで、地球赤道傾斜角安定させていた効果減少していく。その結果地球極端になり、カオスになる。 331%確率木星重力水星軌道狂わせ水星火星衝突する事で太陽系内混沌とする。他に存在する可能性として水星太陽にのみこまれるケース太陽からはじき出されるケース地球衝突するケース挙げられる35億 - 45大気下層水蒸気40%を占めるようになる。これは太陽の光度が現在よりも約35 - 40増した結果大気が熱せられることによるものであり、地表温度は1,600 K (1,330 °C; 2,420 °F)まで上昇し岩石融解する。これにより地球現在の金星のような状態になる。 36海王星の衛星トリトンロッシュ限界まで軌道が下がり、崩壊した後、土星のような環を形成する40アンドロメダ銀河銀河系吸収しその結果新たにミルコメダ銀河形成される太陽系の惑星はこの銀河による衝突の影響受けない予想されている。 50太陽中心核水素使い果たされ太陽主系列星から赤色巨星変化する75太陽膨張に伴い地球火星自転と公転同期されると考えられる。 75.9億 太陽赤色巨星になる過程で、半径現在の太陽256倍になり、地球と月太陽飲み込まれる推測される最後衝突前に、月は地球ロッシュ限界内側入って破壊され破片大半地球落ちるが、一部は環を形成する79太陽ヘルツシュプルング・ラッセル図赤色巨星になり、現在の半径256倍に到達する。この過程水星と金星が確実に破壊され地球破壊される可能性が高い。また火星破壊される可能性がある。この時土星の衛星であるタイタン生命維持出来温度にまで上昇する考えられる80太陽現在の質量の54.05%の白色矮星になる。この時もし地球太陽飲み込まれていなければ白色矮星になってエネルギー放出減少したことによって、他の太陽系の惑星同様に表面温度急速に低下する220ダークエネルギーがw = −1.5場合ビッグリップによる宇宙の終焉迎える。チャンドラによるX線による銀河団観測ではwは0.991未満のため、ビッグリップ起きない推測されている。 500億 もし地球と月太陽飲み込まれなかった場合自転と公転の同期起こし、常に同じ面を向けて回転するその後太陽干潮により、太陽系から角運動量引き出され月の軌道墜落し地球回転加速する1000宇宙の膨張により局所銀河群以外の全ての銀河宇宙の地平線彼方に消えて観測できなくなる。 1500宇宙マイクロ波背景放射が2.7Kから0.3Kにまで低下し現代の科学では検出できなくなる。 4500億 局所銀河群47銀河一つ大きな銀河になる。 8000赤色矮星が光の放射ピークである青色矮星段階経てミルコメダ銀河の光が徐々に減少していくと推測される1兆 星形成必要な星間ガス使い果たし銀河星形成終了する時間下限宇宙の膨張ダークエネルギー比重によって予想されるが、この時には宇宙マイクロ波背景放射は1029倍に まで引き伸ばされ宇宙の地平線超えてビッグバン根拠はもはや見つからなくなる。しかし超高速星(英語版)の研究により宇宙の膨張測定することはできるかもしれない。 4兆 太陽から4.25光年離れた最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリ主系列星から白色矮星へと変化する122016年時点で最も小さ恒星(0.075太陽質量)であるVB 10水素使い果たし白色矮星へと変化する30兆 星(太陽を含む)が近隣星系の星への接近経験するのに必要と推測される時間2つの星が接近した時、惑星軌道乱され星系から完全にはじき出される可能性がある。平均的には、母星から近い惑星軌道母星重力影響強いため、はじき出されるには時間がかかる100銀河での星の形成が終わる時間の上限。これは星が輝く時代から縮退の時代移行することを意味し新しい星を形成するための水素はなく、残りの星が緩やかに燃料使い死んでいく。 110兆 - 120宇宙全ての星が燃料使い果たす時間。最も寿命長い小さな赤色矮星10兆年から20兆年で寿命迎える。この時以降、星ほどの質量があるものは、コンパクト星褐色矮星のみとなる。褐色矮星衝突によって新たに赤色矮星としては最小の星ができ、銀河系おおよそ100の星が輝く。またコンパクト星同士衝突により超新星爆発生じる。 10151000兆) 別の恒星接近により恒星系から全ての惑星離れるために必要な時間。この時までに太陽は5Kまで温度冷え込む1019 - 1020 90%から99%の褐色矮星コンパクト星太陽も含む)が銀河からはじき出される2つ天体お互いに接近した時、互いに軌道エネルギー交換し、軽い方の天体エネルギーを得る。何度も接近繰り返すことで軽い方の天体銀河から飛び出す。この過程により最終的に銀河系から大半褐色矮星コンパクト星ははじき出される1020 太陽赤色巨星になる間に、地球飲み込まれる事なく、さらに他の恒星接近によって地球太陽系からはじき出されなかった場合に、地球重力波影響により黒色矮星となった太陽衝突するめにかかる時間。 1030 銀河残り続けた星が銀河中心超大質量ブラックホール取り込まれるために必要な時間。この時までに連星はいずれかの星に落ちていき、惑星重力放射によって取り込まれる。こうして宇宙には褐色矮星、はじき出され惑星ブラックホールだけが孤立して残存し続ける。 2×1036 もし陽子半減期想定される最小時間 (8.2×1033 年) だと仮定した場合、この時観測できる宇宙全ての陽子崩壊する。 3×1043 もし陽子半減期想定される最大時間 (1041 年) であった仮定した場合ビッグバンによるインフレーション宇宙初期バリオンが反バリオン支配した時と同じ過程陽子崩壊する。もしこの時までに陽子崩壊した場合宇宙にはブラックホールのみが残りブラックホールの時代訪れる。 1065 もし陽子崩壊しなかったと仮定した時、宇宙に浮かぶ惑星トンネル効果により原子と分子分解される分離した物体液体のような動きをして、拡散重力のために、滑らかな球となる。 5.8×1068 3太陽質量程度恒星ブラックホールホーキング放射によって亜原子粒子崩壊する。 1.342×1099 クエーサーS5 0014+81太陽質量の約400億倍ほどの質量があり、現在宇宙で最も重い天体知られているが、もし角運動量が0だった場合、この時に中心ブラックホールホーキング放射によって消失する。しかし中心部ブラックホールは現在周辺吸収しているため、実際に消失するにはもっと時間要する。 1.7×10106 太陽20兆倍の質量ブラックホールホーキング放射によって崩壊する時間。これはブラックホールの時代終焉意味する。この時を超えて、もし陽子崩壊する宇宙暗黒の時代迎え全ての物理的な物質原子崩壊し最後エネルギー徐々に喪失し宇宙の熱的死迎える。 10200 1046 年から 10200 年の間に現代素粒子学で考えられる現象高位バビロン保存数の破れ、ヴァーチャル・ブラックホール、スファレロン)によって、観測できる宇宙全ての核子崩壊する。 101500 陽子崩壊しなかった時、全てのバリオン融合し鉄56になるか、より大きな元素崩壊して鉄56になる。(鉄の星参照10 10 26 {\displaystyle 10^{10^{26}}} 陽子の崩壊とヴァーチャル・ブラックホールが存在しなかったと仮定した時、プランク質量上の全ての物質が、量子トンネル効果によりブラックホール変換されるまで必要と推測される時間下限長大な時間の中で、最も安定した鉄の星ですらトンネル効果によって破壊される十分な質量持った最初鉄の星中性子星変換される仮定崩壊するその後中性子星と他の全ての鉄の星ブラックホール変換される仮定崩壊する生じたブラックホール10100年蒸発して亜原子粒子になる。 10 10 50 {\displaystyle 10^{10^{50}}} 自然なエントロピー減少により、ボルツマン脳真空現れる推測される10 10 76 {\displaystyle 10^{10^{76}}} 陽子崩壊しないか、ヴァーチャル・ブラックホールが生じなかった場合全ての物質中性子星ブラックホールになるまでに必要と推測される最大時間。ヴァーチャル・ブラックホールは即座に原子レベルにまで蒸発してしまうブラックホールである。 10 10 120 {\displaystyle 10^{10^{120}}} 現在の状態偽の真空状態であった時の宇宙熱的死迎え時間の上限。 10 10 10 56 {\displaystyle 10^{10^{10^{56}}}} 長大な時間の中で新たなビッグバン新たな宇宙誕生させ、孤立した真空量子トンネル効果生じる。全ての新し宇宙少なくとも同じ数の亜原子粒子有して弦理論による物理法則に従うと仮定する。この時観測できる宇宙全ての亜原子粒子の数は 10 10 115 {\displaystyle 10^{10^{115}}} ほどで、亜原子粒子消滅し量子トンネル効果量子ゆらぎによってビッグバン生み出し新たな宇宙作られるための時間10 10 10 56 {\displaystyle 10^{10^{10^{56}}}} ほどである。

※この「地球、太陽系、宇宙の将来」の解説は、「11千年紀以降」の解説の一部です。
「地球、太陽系、宇宙の将来」を含む「11千年紀以降」の記事については、「11千年紀以降」の概要を参照ください。

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