ねつてき‐し【熱的死】
熱的死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 00:59 UTC 版)
熱的死(ねってきし、英: The heat death of the universe)とは、宇宙の最終状態として考えられうる状態で、宇宙のエントロピーが最大となる状態を指す。この状態に達した宇宙は完全に均一であり、何も変化しなくなる。
- ^ “Lord Kelvin | On the Age of the Sun’s Heat”. zapatopi.net. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “Heat_death_of_the_universe”. www.chemeurope.com. 2022年11月30日閲覧。
- 1 熱的死とは
- 2 熱的死の概要
熱的死
出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 13:47 UTC 版)
この単語の漢字 | ||
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熱 | 的 | 死 |
ねつ > ねっ 第四学年 | てき 第四学年 | し 第三学年 |
音読み | 音読み | 音読み |
語源
宇宙の温度が限りなく絶対零度に近づくことにより、宇宙が熱的に何の変化もない死の状態を迎えるということから。
名詞
- (天文学) 宇宙の終焉についての仮説の一つで、宇宙のエントロピーが無限大に近づいていくというもの。宇宙の恒星の材料は有限なため、いつかは使い果たし、白色矮星などの恒星の残りくずだけになり、その後陽子崩壊によりブラックホール以外は消滅、さらにホーキング放射によりブラックホールも蒸発し、宇宙は素粒子が飛び交うだけの状態になるというもの。宇宙のダークエネルギーの量が今後も変わらない場合に起こる。ビッグフリーズ。ビッグチル。
関連語
動詞
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