鉄56とは? わかりやすく解説

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鉄56

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 07:11 UTC 版)

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鉄56
概要
名称、記号 鉄56,56Fe
中性子 30
陽子 26
核種情報
天然存在比 91.754%
半減期 安定
同位体質量 55.9349375(7) u

鉄56(てつ56、56Fe)は、最も豊富に存在する鉄の同位体であり、全体の91.754%を占める。

鉄56は、全ての同位体の中で核子当たりの質量が最も小さい。核子1個当たりの結合エネルギーは8.8 MeVであり、鉄56は最も結合の強い原子核の1つである[1]

例えばニッケル62は核子当たりの結合エネルギーがより強いが、これはニッケル62では陽子よりわずかに質量の大きい中性子の割合が多く、核子当たりの質量が大きいためである。

そのため、核融合を起こす軽い元素や核分裂を起こす重い元素はエネルギーを放出して核子の結合をより強固にし、その結果、原子核は核子当たりのエネルギーを最小化する方向に進み、最終的に鉄56となる。宇宙の年齢では、多くの物質が鉄56のような結合の強い原子核に変換されている途中である。全ての物質がニッケルを目指して変換しつつあることは、宇宙の熱的死の原因の1つである。宇宙の全ての物質が鉄56に変換する時間は、陽子崩壊が起こらない場合、約101500年と見積もられている。

出典

  1. ^ Nuclear Binding Energy



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