ベテルギウスとは?

ベテルギウス 【Betelgeuse】

オリオン座アルファ星。ベータ星のリゲル青白色源氏星呼ばれるのに対し、色が赤いため平家星という。赤色超巨星不規則変光星明るさは0.4等から1.3等まで変光。距離500光年

ベテルギウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/13 09:42 UTC 版)

ベテルギウス[8](Betelgeuse)は、オリオン座α星オリオン座恒星で全天21の1等星の1つ。おおいぬ座シリウスこいぬ座プロキオンとともに、冬の大三角を形成している。




注釈

  1. ^ 光年はパーセク×3.2615638より計算。なお、距離を年周視差より求めた場合は、約500光年(約150パーセク)となる。
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記
  3. ^ 『2008年 天文観測年表』の175頁に掲載されている半規則型及び不規則型変光星の一覧表ではベテルギウスの変光範囲は0.0等 - 1.3等となっており[10]、同書182頁に掲載されている5.05等より明るい恒星の一覧表[11]及び189頁に掲載されている3.0等より明るい恒星の一覧表[12]ではリゲルの明るさは0.12等となっており、極大期に限りベテルギウスはバイエル符号の順番通りオリオン座で最も明るく輝く。
  4. ^ W Ori:212日周期で5.5等 - 6.9等の間を変光[14]、スペクトル型はC5,4(ハーバード方式ではN5)[10]
  5. ^ RX Lep:79.54日周期で5.12等 - 6.65等の間を変光[15]、スペクトル型はM6III[15]
  6. ^ V523 Mon:34.14日周期で6.95等 - 7.45等の間を変光[16]、スペクトル型はM5III[16]
  7. ^ 但し赤色超巨星のベテルギウスと異なりオリオン座W星・うさぎ座RX星・いっかくじゅう座V523星はいずれも赤色巨星であり、3個とも半規則型変光星内での細分類はSRB型である[14][15][16]
  8. ^ 過去の地球における生物大量絶滅の説の一つに、ガンマ線バーストの直撃が原因ではないかというものがある。
  9. ^ a b c 北尾は発見者を香田としている[49]。香田まゆみ(または寿男)は昭和25年に源氏星をベテルギウスと特定した古老の存在を野尻に報告している[47][48]

出典

  1. ^ a b c 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷版) 恒星社厚生閣、2007年2月28日、226頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  2. ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart. A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Publishing. pp. 45-46. ISBN 978-1-931559-44-7. 
  3. ^ a b IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年12月16日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Results for NAME BETELGEUSE”. SIMBAD Astronomical Database. 2013年1月19日閲覧。
  5. ^ a b c d GCVS”. Results for alf Ori. 2015年10月12日閲覧。
  6. ^ a b Harper, Graham M.; Brown, Alexander; Guinan, Edward F. (2008). “A New VLA-Hipparcos Distance to Betelgeuse and its implications”. The Astronomical Journal 135 (4): 1430. doi:10.1088/0004-6256/135/4/1430. ISSN 0004-6256. 
  7. ^ a b c Hoffleit, D.; Warren, W. H., Jr. (1995-11). “Bright Star Catalogue, 5th Revised Ed.”. VizieR On-line Data Catalog: V/50. Bibcode1995yCat.5050....0H. http://vizier.u-strasbg.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ5a76628e9487&-out.add=.&-source=V/50/catalog&recno=2061. 
  8. ^ おもな恒星の名前”. こよみ用語解説. 国立天文台. 2018年11月14日閲覧。
  9. ^ a b VSX : Detail for alf Ori”. VSX. アメリカ変光星観測者協会. 2018年8月16日閲覧。
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  11. ^ 天文観測年表編集委員会 2007, p. 182.
  12. ^ 天文観測年表編集委員会 2007, p. 189.
  13. ^ 岡崎彰『奇妙な42の星たち』誠文堂新光社、1994年4月1日、44頁。ISBN 978-4416294208
  14. ^ a b VSX : Detail for W Ori - アメリカ変光星観測者協会公式サイト内のページ。
  15. ^ a b c VSX : Detail for RX Lep - アメリカ変光星観測者協会公式サイト内のページ。
  16. ^ a b c VSX : Detail for V0523 Mon - アメリカ変光星観測者協会公式サイト内のページ。
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  21. ^ Betelgeuse star acting like it's about to explode, even if the odds say it isn't”. cnet. 2019年12月27日閲覧。
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  28. ^ 野尻抱影 『星座風景』、研究社、1931年、216頁他。
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  30. ^ 野尻抱影 『日本の星』 研究社、1936年、245頁。
  31. ^ 山本啓二 (1991) 「アラビアの星座」『星の手帖』 第53号(1991年夏号)小尾信彌古在由秀藤井旭村山定男編、河出書房新社、22頁。
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  34. ^ Allen, R. H., Star Names: Their Lore and Meaning, (rep.), New York, 1963, pp. 310, 403.
  35. ^ Paul Kunitzsch (1959). Arabische Sternnamen in Europa. Biesbaden. pp. 150-151. ISBN 978-3447005494. 
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  38. ^ 鈴木駿太郎 『星の事典』(改訂2版)、恒星社厚生閣、1979年、218頁。
  39. ^ 小平桂一(監修)、家 悦子・平山智啓(訳) 『ボーデの星図書』〈天文資料解説集 No.2〉、千葉市立郷土博物館、2000年、96頁。(ただし、同書では 「Betelgeuze, Menkah ベテルゲウゼ・メンカー」と誤記されている)
  40. ^ ヨアヒム・ヘルマンドイツ語版 著、小平桂一 監修 『カラー天文百科』 平凡社1976年3月25日初版第1刷発行、245頁。
  41. ^ 三省堂大辞林』2327項
  42. ^ 日本大百科全書』21巻p53ベテルギウス項
  43. ^ 野尻抱影 2002, p. 19.
  44. ^ 野尻抱影 著 『星三百六十五夜』 上巻(1978年)38項
  45. ^ a b c 藤井旭 「藤井 旭の新・星座めぐり:8 オリオン座」『月刊天文ガイド』 第43巻2号(2007年2月号)、誠文堂新光社、2007年、134頁。
  46. ^ 講談社日本語大辞典』(ベテルギウス項)1769項 / 平凡社『マイペディア』(ベテルギウス項)1280項 / ポプラ社『ポプラディア』第9巻(ベテルギウス項) / 学研の図鑑『星・星座』75項
  47. ^ a b c d e f 野尻抱影 『日本星名辞典』 東京堂出版、1973年、154-155頁
  48. ^ a b c d e 野尻抱影 『星の方言集 - 日本の星』 中央公論社、1957年、265-269頁
  49. ^ a b 北尾浩一 「表6 暮らしと星空を重ね合わせる過程に於いて形成された星名: (1) イメージに関連するもの」 『天文民俗学序説 - 星・人・暮らし』 〈学術叢書〉 学術出版会、2006年、39頁
  50. ^ 藤井旭著 『宇宙大全』441項 / 同著『全天星座百科』150項 / 同著『星座大全』35-36項
  51. ^ 講談社、林完次著『21世紀星空早見ガイド』50項
  52. ^ 増田正之『ふるさとの星 続越中の星ものがたり』15項および、巻末 富山県星の一覧表3項
  53. ^ 北尾浩一 「天文民俗学試論 (102) :35 星・人・暮らしの事典 (1) オリオン座2」 『天界』 第87巻第976号(2006年9月号)、東亜天文学会、568頁
  54. ^ a b 北尾浩一 「『源氏星』と『平家星』」 『天界』 第86巻第966号(2005年11月号)、東亜天文学会、648頁。


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