温暖化の影響とは? わかりやすく解説

温暖化の影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/12 02:30 UTC 版)

南極氷床」の記事における「温暖化の影響」の解説

ここ50年の間、西南極氷床10年ごとにおよそ0.1度以上温暖化していて、冬と春が特に最も強い。東南極には秋に寒冷化する傾向見られるが、大陸全体では温暖化進んでいる。 2002年NASA1979年から1999年まで衛星データ分析し南極において氷が増えている地域の方が、氷が減っている地域よりも多く、およそ2:1の割合であると報告した懐疑論中には、この傾向そのまま続くと、地球温暖化によりむしろ南極の氷床が育つとの主張もあった[要出典]。しかし最近観測では、南極の氷総量減少し始めている。2008年の報告では、海岸沿いでの氷の速度厚さを測って氷床から出ていく氷の量を調べ大陸全体積もったの量と比べたところ、東南極氷床バランス取れているが西南極氷床バランス取れておらず、氷が減っていることがわかった原因パイン氷河などの氷流加速したことによる。さらに2009年には、安定していると見られていた東南極氷床でも氷量減少確認され懸念が一層高まっている。 IPCC第4次評価報告書では海面上昇量の予測値として、こうした氷床氷河融解速度変化除外した値(最大59cm)しか記載していない。しかし最新の(氷床等の融解速度変化考慮した報告では、今世紀中の海面上昇量が1~2m超える可能性複数グループによって指摘されている。

※この「温暖化の影響」の解説は、「南極氷床」の解説の一部です。
「温暖化の影響」を含む「南極氷床」の記事については、「南極氷床」の概要を参照ください。

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