サンタクロースたち
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「サンタクロース・オフ!」の記事における「サンタクロースたち」の解説
雪日(ゆきひ) この物語の主人公であるチカラを失ったサンタクロース。 ジングルベルを思わせる鈴で髪の毛をツインテールにしており、服は雪の結晶をイメージさせる青いドレス。そのドレスのスカート部分にはチカラを失った戒めとして主から花を通して渡された猛省バッジを着けている。この猛省バッジには動物よけの効果があるとのこと(詳細は後述)。外でも裸足でいることが多い。 本当の名前は雪降る子の日雫湖と同化せし頃夜明けと共に生まれし光であり、サンタの世界では友達から雪の子の日と呼ばれていた。雪日の名前はそれでも長いと感じた睦月の提案で採用された人間の世界での名前である。 頑張り屋で、サンタの試験に何度も落ちながらも挫けず合格したり、意思疎通のチカラに頼らず日本語を自力で勉強して睦月たちと会話してみせたりと努力家。口調も片言ながら非常に丁寧、ややもすればちょっと生真面目っぽい口調である。そんな経歴と性格からか、サンタの仕事には「子供達を笑顔にする名誉ある仕事」と並々ならぬ誇りを持っており、咲の家でナナと初対面した際はナナの行動を許容できず、説教じみたことを始めている。ただ口調に関しては過去編及び全ての欠片を取り戻し睦月たちと別れて以降は片言ではなく普通に話せるようになっている。 睦月たちのいる町でサンタの儀式を行うためクリスマス一週間前にサンタの世界からやってきたが、マモノに餌と思われ襲撃を受ける。転移のチカラで睦月の家の中へ逃げ込んだが、睦月のベッドで寝てしまったのが仇となり、帰ってきた睦月に触られてしまい、持っていた4つのチカラ全てを失う羽目になった。それ以来チカラを取り戻すため、睦月の部屋に居候しながら睦月たちと一緒に「チカラを取り戻すための試練」に挑んでいる。 チカラを失った経緯といい、少々ドジなところがあり、かつ貧乏クジも引きやすいタイプ。努力しても空回りしてしまい報われぬ結果に終わることもしばしばある。それでも悲観的になることなく、初めて経験する人間の世界を楽しみながら欠片探しに勤しんでいる。だが欠片探しは主に睦月と一緒に行っていることが多く、睦月の部屋に居候を始めてからは日中睦月が小学校に行っていて一緒になれないこともあり、暇を持て余して寝ていたりボーっとしていたりするだけで花をして「だらけている」と言われるほど怠惰な生活リズムになってしまった。さらには梅雨の存在を知らず雨が続くと知ってショックを受けたり日本の酷暑を体験してあまりの暑さに項垂れてしまったりと、思いもしない人間の世界の多彩性を目の当たりにしては新鮮な反応を示している。テレビ好きで雨が苦手(小さいので雨の一粒でも結構な衝撃となるため)。 また、サンタとしての性格から子供の頼みは断れないようで、睦月がサンタの儀式を見たいと言い出した際は、「内緒デスよ?」と念押しするだけで連れ出して儀式の様子を見せてしまっており、花から追及された際には苦し紛れの言い訳で言い逃れようとしていた。口も軽いのか初期は睦月にサンタの世界の事情や蘊蓄をちょくちょく語ることもあった。その話の中で、睦月のサンタに対する幻想や夢を壊すことも多い。その他にも正直過ぎる性格から思ったことや本音が顔に出ることもある。 手紙も書くがその際の文体は杓子定規な固い文章。 花とは身なりを注意してばかりに見えて「友達だから」と想われ手助けしてもらったりと根底の絆は深く、人間の世界で出会ったナナとも初対面以降は欠片探しを手伝ってもらったりと関係は良好である。 2巻で再会し取り戻した転移の欠片によると、本来はいい加減な性格だという。 チカラを失った当初はほぼ睦月と一緒でないと行動できないほど制限ある生活だったが、サンタの儀式の日に飛ぶチカラの欠片を花と睦月の手助けもあり取り戻すことに成功。同時に渡された猛省バッジの効果を知ってからは単独で外に出ることもあり、エルナと一緒に睦月と咲から町を案内された春休みの日には儀式を行った村観丘で意思疎通の欠片を見つけ頼みごとと引き換えに取り戻すことに成功しており、1巻時点で残りは転移の欠片と時の欠片となっていた。その後2巻に入ってからテレビで偶然エッフェル塔にいる転移の欠片を発見し、ナナの助力の元自分たちのいる町に連れて来てもらい、かくれんぼというゲーム形式ではあったものの梅雨を通り過ぎて海水浴に行った夏の日、灯台にいた欠片を無事発見、取り戻すことに成功した。さらに鈴璃が他の欠片の気配を感じ取ったのをきっかけに最後に残っていた時の欠片も同日中に発見したが、欠片がチカラを暴走させてしまったことで睦月と欠片を見失ってしまうという非常事態が発生。なんとか二人が無事に帰ってきた後は、転移の欠片に指摘された仕事を大事に思うあまり融通がきかなくなってしまう自身の欠点を自覚。失敗を繰り返さないための「反省」として次のクリスマスまでは時の欠片に残ってもらい人間の世界に留まることを決める。その後睦月たちに世話になりながら迎えた冬の日、睦月たちに最後のスキンシップとともに感謝の言葉を告げて時の欠片を取り戻しサンタクロースに復帰。初めての仕事を終えた後睦月曰く「あっさりと」「春を迎えた雪のように」姿を消し、サンタの世界へと帰っていった。 最終話の終盤では帰った後のことも描かれており、毎年クリスマスには町に降りて睦月たちの様子を見ていたことが明らかになる。そして帰ってから数年、睦月たちが既に中学生になったクリスマス、花に提案されて睦月へ手紙を送ることにする。数年ぶりに訪れた睦月の部屋が変わっていないこと、そして睦月が自分の渡したおみやげのビー玉や梅雨明け祈願で作った大量のてるてる坊主などを引き出しの中に大切に保管してあるのを見て、想い溢れて涙を零した。そしてその引き出しの中にトナカイの形に折った手紙をそっとしまい、転移で睦月の部屋を去るシーンで物語は終わる。 作中雪日が着た衣装の一覧 サンタクロースコス 睦月のママが作ったというサンタドレス。睦月曰く「立派なサンタさん」とのことだが、雪日は「服しか見てないんデスか」とサンタを衣装で認識する睦月を見て少し意気消沈した。 巫女コス 咲、ナナと出会ってから初めて睦月の家で欠片探しの作戦会議をした際、「欠片は雪日に引き寄せられる」から「転移の欠片に関しては運任せ」という話の流れになり、運気アップを祈願するため雪日が扮した姿。頭にロウソクまでつけて雨乞いするかのように祈願する雪日にナナはちょっと引いていた。 鬼コス 転移の欠片とかくれんぼをすることになった際、「形から入って」鬼の面を着けた。 騎士甲冑コス なぜこんなものを睦月が持っているのか謎すぎる雪日サイズの騎士甲冑。雨の衝撃を完全に防げるが重くて飛べないとのこと。雨の降るベランダに出た時はヘルムも被って完全装備だったが、髪がヘルムの中に収まっていたのかはやはり謎。 普通のドレス 雨が降って濡れた服を乾かしている間代替として着たドレス。背中が開いていないタイプの長袖のロングドレス。 水着 やはりなぜあるのか謎すぎる雪日サイズの水着。ちゃんと水着の機能を果たす上にしっかりと浮く浮き輪まで装備されていた。 過去の雪日 時の欠片がチカラを暴走させたことで過去のサンタの世界へと飛ばされた睦月が出会った過去の雪日。口調こそ片言でもなく流暢な丁寧語だが、飛びかかってきたとは言え睦月を反射的に転移までして避ける(正式なサンタになってからでしか地上に降りられないことを考えるとこのとき初めて人間というものを見た可能性がある)、雪日という名前を「人間じみた名前」だとして拒否反応を示すなど、初対面では今の雪日とはかなり性格が違っていた。しかし、「子供はウソつかない」と信じていることや結局は睦月のことを放っておけなかったりと、根はやっぱり雪日のままであり、睦月からもそう思われた。未来の自分に疑問を持つほど頭脳明晰かつ論理的に睦月の現状を説明してみせる一方、サンタの試験には落ち続けていてもう諦めかけていたが、未来の自分が正式なサンタになっていることを知ると「明るい未来が待っている」としてやる気を出す。そして同じく過去の花やアクア&マリンに助力を仰ぎ、睦月を未来へ戻すために尽力。睦月が帰れることになった時には「結局役に立てなかった」と卑下するも、睦月からは感謝の「ありがとう」を貰う。そして雪日もまた睦月に未来の自分を託して別れた。その後歴史の修正のため、時の欠片によって一連の記憶は失ったものと思われる。 花(はな) 雪日の幼馴染でチカラを失った雪日の後任として睦月たちの町へとやってきたサンタクロース。 出不精で面倒くさがり屋であり、基本的に下着姿で外へ出るときも上に服を着ない。あまり働きたくはないらしい。しかし仕事ぶりは優秀で、雪日の後任としての仕事やアクアとマリンの捜索でも活躍した。 手紙のやりとりが好きで、雪日と度々魔法の折り紙で手紙をやりとりしているが、文体は面倒くさがりとは打って変わってポップでかわいこぶった、非常に凝ったものになり、本人とのあまりのイメージの違いに睦月の意識を飛ばしてしまうほど。 本当の名前は卯を迎え風静まりし日数多の命萌え出づる頃影に入る丘で生まれし花、通称影に入る丘の花だったが、睦月の提案により花と呼ばれるようになり、本人もあっさり受け入れた。 当初は人間に見られることを嫌い、関係者となった睦月との会話も睦月に目隠しさせるほどであったが、儀式の日に再開した際には「もう面倒臭いからいい」と触らないことを条件に目を合わせて会話するようになった。その後も人間の世界を仕事で訪れるに当たり、人目を気にすることはなくなった。 クリスマスが過ぎても帰ってこなかったアクアとマリンを捜索する仕事を「雪日の欠片探しに役立つかも」という理由で引き受け、見事見つけてみせている。アクアとマリンについては主の孫娘ということも含め詳しくは知らず、特別なチカラもないとわかりハズレ扱いしているが、捜索の際になにやらあったようで、本来ならはるか格上のアクアとマリンから「お姉様」と畏怖される存在になっている。またこの事件解決の報酬として、本来クリスマス前一週間しか人間世界にいられないのを、ある程度自由に行き来することを認められる権利を得るなど花自身もパワーアップしており、たまになら雪日の欠片探しを手伝う旨を伝えている。しかし、基本的に外に出ない生活のため、たまの仕事をすると筋肉痛で苦しんでおり、結局は宝の持ち腐れとなっている。 その後は主にアクアとマリンのお目付役として登場。サンタの世界で二人の権力を利用し図書館に入り、欠片やそのチカラについて調べ、雪日たちに情報提供してくれる。が提供してくれるのは情報だけで打開策までは見つけておらず、希望的観測を述べるだけで咲には「不安要素だけハモるな!」と文句を言われている。また時の欠片の情報を伝えに来た際は季節が夏であり、来た直後に暑さでダウンしていた。 最終話、無事睦月と欠片が帰ってきた後は、「人間の世界で反省する」という雪日の意思を尊重し(今まで面倒見た分帰ってきたらワザと散らかした自分の部屋の掃除をやってもらうとも言っていたが)賛成する。その後チカラを全て取り戻した雪日と儀式を行い去っていった。最終話の終盤、数年後の世界でも雪日と共におり、直接の接触を避ける雪日に「挨拶するくらいならいいんじゃない?」とも言っていた。結局雪日に却下されると「手紙くらいなら?」と勧め、雪日を睦月の部屋まで導いた。 過去の花 時の欠片がチカラを暴走させたことで過去のサンタの世界へと飛ばされた睦月が雪日の案内で出会った過去の花。出不精な性格がはっきりと描かれており、雪日に呼び出された際は「私今頑張って寝てたんだけど」という台詞とともに登場した。事情を説明されるも「自分もそんなに役に立てる立場じゃない」と面倒臭そうな反応を示していたが、睦月が雪日のことを本当に大切に思ってくれていること、友達である雪日を褒めてくれたことでちょっと機嫌が良くなり、とりあえずの打開策としてアクアとマリンに会いに行こうと提案、雪日と睦月の手伝いを買って出る(その際に顔を赤くして照れていた)。その後睦月が帰った後は歴史の修正のため、雪日同様時の欠片によって一連の記憶は失ったものと思われる。出不精な性格、髪型、いつも下着姿で大人しいという特徴が完全一致する「黄昏の六花(たそがれのりっか)」という同じ「花」の名を持つ雪日の知り合いがいるらしい(髪の色は花が緑で六花が違う色であり、そこで雪日は睦月の言う花が花だと判別した)。 ナナ 咲の家に居候しているサンタクロース。 サンタの赤と白をあてがった着物を着こなし、その上に背中に雪だるまが描かれた羽織を羽織っている。さらに話し方も語尾に「〜じゃ」がつくなどどこかおばあちゃんっぽい口調で冷静沈着なイメージが強く、単行本の登場人物紹介でも「しっかり者」と紹介されている。言葉遣いが足りていない咲の発言を注意訂正するのももっぱらナナの役目。髪型はポニーテール。 そんなしっかり者のイメージに反して本人は人間の世界の風習や文化に興味津々なようで、時には羽目を外してはしゃいでしまうという一面も持っており、たびたび咲や睦月から「何歳なんだ?」と訝しがられている。 試験に一発で合格したサンタクロースでありながら、その生き様には退屈を感じており、羽を伸ばしたくなってクリスマスの際人間の世界に降りて以降帰ることを拒否して咲の家に転がり込んだ。「あちらに帰る気はないのじゃ」と言っているが、咲からは単純に家出としか認識してもらえず、そこは少々不本意な御様子。 自分たちの世界へ帰る気はないものの逆にそれを活かす形で雪日の欠片探しを手伝う旨を申し出ている。全てのチカラを持っていることもあり雪日にとっては頼りになる助っ人である。 もっとも日中はもっぱら自分の趣味に時間を割いており、最近のマイブームは咲の国語の教科書に収録されている小説を読むことだったり、散歩の参考にと咲に地図を部屋に貼るようねだったり春には桜のお花見のことを咲から聞いた途端夜から待機していたりと人間の世界を満喫している模様。転移の欠片をフランスから日本まで呼び戻すための交渉に(パリ見物も兼ねて)赴いた際も、2〜3日程度留守にすると言っていたのがパリ見物にかまけて二週間もかかっていた。水が苦手なようで、海水浴に行った際は水着にも着替えず見物に徹した。 サンタの中でも博識で、アクアとマリンの出自についても知っていた。それほどの人物でありながら、なぜ彼女がサンタの生き様に息苦しさを感じるようになったのかは明らかになってはいない。が、ナナ本人は「テキトーなのが自由なのではなく、自分の思うことに真剣であることが自由ということじゃ」と雪日に発言しており、余り深くは考えていない。雪日の欠片探しに協力すると言っており、実際探索を一緒に行ったりしているが成果は上げておらず、1巻時点で雪日がチカラの欠片を取り戻した際にはどちらにも居合わせてはいなかった。 しかし2巻に入り転移の欠片がフランスにいることを雪日が発見した際は、フランスという遠過ぎる国に自身の転移のチカラを使って赴いて欠片と交渉し日本に呼び寄せるなど大活躍した。欠片と雪日のかくれんぼ大会が始まるとルールを説明する一方、「フェアではない」という理由でこれ以上雪日に手を貸すことはないと宣言、中立の立場を貫いた。 その後雪日が全てのチカラを取り戻し、サンタに復帰して帰ってから数年経ってもまだ咲の家に留まっている様子。呆れる花に雪日も「自由人ですから」とフォローするのが精一杯だった。それでも咲の家に居る頻度は少なくなっているらしい。 またナナと呼ばれてはいるが、それが本名なのか雪日や花のように長い本名が別にあるのかは不明であった。が、2巻カバー裏のおまけ4コマにて長い本名があると本人が認めた。しかし肝心の名前は「コマに収まらぬ程長いので秘密」というオチで結局明らかにされることはなかった。 アクア&マリン エルナと幼少期から仲良くしていたサンタクロースの双子姉妹。 姉妹だけあってそっくり(そもそも着ている服が同じ)だが、前髪を伸ばし左目が隠れているのがアクアで、そうじゃない方がマリンと区別はつく。さらにアクアは語尾に「〜ね〜」、「〜かしら」、マリンは語尾に「〜なの」、「〜の」が付く上、マリンの一人称は「僕」である。 「名前だけならサンタの誰もが知ってる」と雪日に言われるほどの著名人姉妹でお偉いさん扱いされている。その正体は主の孫娘。主に近い聖域で生まれた故に尊いというサンタの世界の伝統からお偉いさんとして扱われているだけで、本人らには自分たちが偉いという自覚があまりない。「特別なチカラなんて持っておらず、持っているのは権力ぐらい」と言っており、権力の凄さも自覚していない。 このような性格の上、エルナには「にぎやか」と評されており本人らも普段からテンションが高く、非常にマイペース。そしてなによりフリーダム。周囲を自分たちのペースに巻き込むことが多いが、花にだけは頭が上がらず「お姉様」と言いなりになっている。 クリスマス前に北欧から日本へ引っ越したエルナを探して春先までサンタの世界に戻らず人間の世界に滞在していたが、捜索要請が出たのを受けて花に見つかる。しかし花がエルナとの事情を知っていたのでその手引きでエルナと再会することができた。そして友達ができたエルナを見て安心し、サンタの世界に戻っていった。その後サンタの世界で事を大事にした罰として謹慎処分を受けて反省中。 しかし謹慎中に図書館に行っての欠片についての情報(主に転移の欠片についての情報)を調べていたらしく、謹慎が解けたその日に雪日宛てに犯行予告みたいな手紙を送りつけ、翌日には花も伴って睦月の家を勝手に訪問。調子に乗って花を怒らせる一歩手前まで差し掛かったが、怖れをなしてちゃんと転移の欠片について情報を教えた。春休みが明けて睦月たちが四年生になったパーティにも当然のように参加。そして時の欠片の騒動が起こった夏の日にも「呼ばれた気がした」という理由で登場。重い雰囲気を当たり前のようにブチ壊すも一応雪日やナナたちが知りたがっていた時の欠片についての情報を教えてくれた。睦月と時の欠片が帰ってきて以降は登場していない。 雪日たちのように長い本名があるのかは不明である。 過去のアクア&マリン 時の欠片がチカラを暴走させたことで過去のサンタの世界へと飛ばされた睦月が雪日と花の案内で出会った過去の二人。雪日や花の家と比べて遥かに大きい家に住んでいたことが判明。出会い頭にお仕置きと称して雪玉攻撃をプレゼントする、話を合わせる振りをして平然とボケるなど昔からフリーダムさは変わっていない。この時点ではエルナと出会って一年が経っていることが発言から窺える。そして睦月がエルナの友達であると聞くと「友達少ないエルナが寂しがるだろう」という老婆心から協力を快諾。マリンが権力眼(けんりょくアイ)という技を繰り出している間にアクアが権力で欠片の故郷に向かって時の欠片を連れて来た上、睦月を空間転移させられるよう一時的に魔法を付加させる薬を睦月に飲ませるなど、ほとんど二人で事態を解決してみせた。その後睦月が帰った後は歴史の修正のため、雪日同様時の欠片によって一連の記憶は失ったものと思われる。未来での花との出会いがないため、この時点では二人とも花に対して畏まった態度を示しておらず、お姉様とも呼んでいなかった。
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