儀式の様子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/02 15:07 UTC 版)
祭火、花束、木の実、米などが用意される。沐浴を済ませた入門者が所定の席につく。入門者のほか、司祭を含む5人の僧が儀礼に参加する。 司祭は入門者の目の前に、残りの四人は四方を取り囲むように位置取りする。5人の僧が「アフナ・ワルヤ呪」(en:Ahuna Vairya)をとなえる。司祭の主導で「パテート・パシェーマーニ」(Patet Pashemani)という祈りを行い、時に「オフルマズド・ヤシュト」(聖典アヴェスターを構成する『ヤシュト書』の最初の部分)を読み上げる。 僧たちが祈りや聖典を読み上げている間、入門者もアフナ・ワルヤを唱え続ける。それが終わると司祭は起立し、次いで立ち上がった入門者にスドラとクスティーが手渡される。手渡された入門者は司祭とともにディン・ノー・カルモー(Din no Kalmo)という信仰を告白するプロセスを経る。信仰告白の締めで正義を讃えるアシュム・ウォフー呪を三度唱え、最後に皆でアフナ・ワルヤを唱和しつつ、入門者にスドラを着させる。
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