エピソード1・2・3とは? わかりやすく解説

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エピソード1・2・3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:41 UTC 版)

アナキン・スカイウォーカー」の記事における「エピソード1・2・3」の解説

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』シミ・スカイウォーカーと共にタトゥイーンスクラップ屋の店主ワトー奴隷として暮らしていた。機械技術長け9歳という若さながら危険なポッドレース選手で、他の選手才能溢れエイリアンである中、唯一の人間であることを誇っていた。母親シミから「危険すぎる」と一度出場反対されたポッド・レースも、他の選手妨害遭いつつ抜群反射神経操縦技術優勝勝ち取るジェダイマスタークワイ=ガン・ジン見出され自由の身となるが、シミ解放許されなかったため辛い別離余儀なくされた。 その後クワイ=ガン任務随ってナブーに赴き、ナブー・N-1スターファイター乗って戦闘参加ナブー侵略していた通商連合司令船爆破して全てのドロイド機能停止させ、見事にナブー勝利導いた。だが、ダース・モールによってクワイ=ガン殺されてしまう。 オビ=ワン活躍ダース・モール倒された後は、コルサントにてジェダイテストを受けるが、別離した母親への思い未練見抜かれた事や「未来曇っている」として一度入門断られる。しかし、先述ナブーでの活躍聞いたことや、クワイ=ガン遺志を継ぐ形で、弟子オビ=ワン・ケノービ弟子としてジェダイ修行を受ける事を認められオビ=ワンパダワンとなり訓練を受ける。 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』 青年成長したアナキンジェダイ一員として確実に才能開花させつつあり、師オビ=ワン良きパートナーとして銀河駆けめぐっていた。オビ=ワンアナキン頼りしながらも、若さゆえの無鉄砲自信過剰に眉をひそめ、決し褒めようとはせず、頭ごなし押さえつけてしまうことが多かったアナキンは自らの能力正当に評価されないことに苛立ちオビ=ワンを父代わり敬愛しつつも強い不満を抱いていた。また、上昇志向の強いアナキン元老院議長パルパティーン交際するようになっていた。政治家に対す警戒心の強いオビ=ワンはこれにも難色を示すこの頃元老院議会衆愚政治に陥っておりジェダイ評議会警戒感強めていた。議員であるパドメさえも例外ではない。だが、パルパティーン聡明理知的な指導者として尊敬するアナキン素直に聞き入れなかった。 共和国首都コルサントで、アナキン幼少期から憧れていたナブー元女パドメ・アミダラ議員再会を果たす。暗殺危機晒されていたパドメ保護するため、ジェダイ評議会アナキン護衛任務命じる。アナキン初めての単独任務に不安を感じながらも、恋焦がれていたパドメの側にいられる喜び感じずにはいられなかった。パドメ故郷ナブー二人恋に落ちてゆくが、これは恋愛感情執着を生み、不安、恐れ嫉妬憎悪といったダークサイドへ繋がるとされるジェダイの掟に反するものだった。そのため、二人の恋は破滅意味しているとして、アナキン求愛一度パドメから拒まれる。 ナブー滞在中、アナキン故郷タトゥーインにいる母シミ苦しめられる悪夢うなされるうになる。このアナキン強力なフォース裏打ちされ予知能力また、アナキン運命変転させる元となる。自分予見した未来平静居られないアナキンがとった行動はことごとく裏目に出てアナキンを更に暗黒面引き寄せる結果となる。任務のためナブー離れられないアナキン思い悩むが、そんなアナキンを見かねたパドメは共にタトゥイーン赴くことを提案する。かつて自らを使役していたワトー再会したアナキンは、シミがモイスチャーファーム(水資源農場)を経営するクリーグ・ラーズ買い取られ奴隷から解放されて彼と再婚した聞かされる。クリーグの元を訪れたアナキンは、シミ1か月前にタスケン・レイダーに連れ去られ仲間募り30人ほどで救出向かった返り討ち遭い、4人しか戻れず、クリーグ自身片足失い救出試み失敗したことを知らされるアナキンは母を救出すべく単身タスケンの根城潜入し過酷な拷問に傷ついた無惨な姿のシミ再会するシミ成長遂げた息子との再会心から喜ぶが、直後に息を引き取る母の死激高したアナキン女子供問わずにタスケンを虐殺してしまう。この時に感じた激し怒り感情や、アナキン自立認めようとしないオビ=ワンへの不満、そして大切な人を死から救いたいという強い力への渇望が、後に起き悲劇へと繋がっていく。その直後アナキンオビ=ワン窮地陥ったことを知る。ジェダイ評議会すぐさまオビ=ワン救出決定するが、アナキンには護衛任務続けるよう命じる。アナキンパドメ同意もあって再び命令違反犯しオビ=ワン救出に向かう。 分離主義者達の潜伏する惑星ジオノーシス赴いたアナキンパドメは、共にドロイド工場潜入するが、原住民ジオノーシアン達に気付かれ囚われてしまう。三人処刑決定され刑場引き出される間際パドメアナキンに愛を告白するアナキンオビ=ワンパドメ三人処刑の隙をつき、それぞれ持ち前能力発揮して奮闘。そこへメイス・ウィンドゥ率いジェダイ騎士団到着し通商連合ドロイド軍団壮絶な戦い繰り広げるアナキン死力尽くして戦うが、数に勝るドロイド圧倒されジェダイ騎士団絶体絶命窮地陥る。そこへクローン部隊引き連れたヨーダ到着。高い戦闘力発揮するクローン部隊助力得たジェダイ劣勢挽回し逆にドロイド軍団殲滅していく。アナキンオビ=ワンはこの戦い先頭に立ち、分離主義者達の黒幕であるドゥークー伯爵追跡する宇宙港ドゥークー追いついた二人だったが、アナキンオビ=ワン諫めもきかずに単身ドゥークー挑みかかり軽くあしらわれるオビ=ワンもまたシスの暗黒卿ダース・ティラナスとしての実力発揮したドゥークーにより倒れオビ=ワンのと自らのを使うライトセーバー二刀流再度挑みかかったアナキンドゥークーに「何も学んでいない」と言われたことで両方ライトセーバー右腕切り落とされオビ=ワンの側に倒れてしまう。二人危機救ったのはヨーダだった。ヨーダ巧み体捌き強大なフォースライトセーバー駆使してドゥークー互角上の戦い繰り広げるが、傷つき倒れている二人人質にされるような形でドゥークー逃亡許してしまう。ジオノーシスでのこの戦いの後アナキンジェダイの掟を破りパドメ密かに結婚したクローン大戦が始まると、オビ=ワンと共に各地共和国軍勝利導きジェダイ評議会功績認められ弟子から騎士へと昇格する戦時だったため優秀な騎士を必要としていたのも昇格一因である。その後単独オビ=ワンと共に分離主義者の侵攻苦し多く惑星解放し続けアナキン何時しか人々から「恐れ知らない英雄」と呼ばれるようになった『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』 コルサントの戦いにおいて、誘拐されパルパティーン議長救出為にオビ=ワンと共に独立星系連合旗艦突入。そこで因縁ドゥークー伯爵再戦する。クローン大戦修羅場幾度も潜り抜けてきたアナキン成長著しくドゥークー圧倒し両腕切り落とし追い詰める。そして人質となっていたパルパティーンの強い命令逡巡しながらも無抵抗ドゥークー殺害し、タスケンの時と同じく無抵抗の者を殺すというジェダイとしての一線をまたも踏み越えてしまう。議長を無事救出し強敵ドゥークー伯爵倒したことでアナキン功績オビ=ワンからも称えられる。帰還を喜ぶ妻パドメの口から妊娠告げられアナキンは幸福の絶頂にあった。しかし、そのパドメ出産によって死ぬという悪夢見てしまい、パドメを死から救うための強大な力が欲しいという思いを募らせる悪夢のことをヨーダ相談したものの「執着捨て、強い心を持て」との言葉かけられるのみで、心の揺れ払拭できないアナキンに、パルパティーンはさらにその魔手伸ばしていく。パルパティーンアナキン自分私的なエージェントとして働いてくれと依頼しジェダイ評議会メンバーになるよう推挙する任期過ぎてクローン大戦早期終結理由権力の座居座り権限強化推し進めるパルパティーン疑い目を向け始めていたメイス・ウィンドゥジェダイ評議会は、逆にアナキンパルパティーン動向監視するスパイ働きをさせるため、評議会への参入認めたが、マスターへの昇格認めなかった。アナキン通例反するこの仕打ち屈辱募らせながらも渋々受け入れる。その後オビ=ワンから、自分パルパティーンへの逆スパイ役目課せられている事を知らされる議事残らぬ形での内密な任務オビ=ワンでさえためらい隠せなかったが、アナキンも自ら評議会入り望んだ訳ではないだけに、不公平な扱いしながら、「清廉潔白共和国為に尽くしている」(とアナキン盲信している)パルパティーンへの信義に背く任務を担わせる評議会に強い不信感を抱く再度パルパティーン会ったアナキンは、パルパティーンアナキン立場見透かしているのを知りまた、シス伝説と命の摂理すら覆す暗黒面の力の魅力吹き込まれるその後グリーヴァス将軍討伐へと向かうオビ=ワンを見送る際、オビ=ワン忍耐覚えろと諭され、それさえできれば評議会」が彼をマスター推挙するのもそう遠くはないと励まされる。そしてフォースと共にあるようにと互いに言葉を掛け合ったのが、友人同士、そして、本物親子のような絆関係で結ばれていた師弟としての最後会話となってしまった。 猜疑心の塊となりつつあるアナキンは、オビ=ワン暇乞いのためにパドメの元を訪れたことにさえ不快感示したオビ=ワン戦況報告のため訪問したアナキンに、パルパティーンは自らの正体暗黒卿ダース・シディアスであることを明かす。そして、ジェダイ評議会アナキンの力を恐れてシス秘密隠している事や、ジェダイ一部議員私利私欲為に銀河元老院牛耳ろうとしている事、シスジェダイ解釈変えれば同じ様な存在である事など詭弁弄し、さらに愛すパドメが死の運命にあり、それを救う力を授けてやれると誘惑するパルパティーン正体知ったアナキンライトセーバーの光刃を向けながらも動揺隠せず、手を下すことなくその場後にするアナキン迷いつつもパルパティーン正体をウィンドゥに報告した。 ウィンドゥ達は即座にパルパティーン逮捕決定アナキン同行申し出るが、心中動揺見抜いたウィンドゥは会議室での待機命じる。パルパティーンシスであると知りながらその未知なる力の持つ誘惑に迷うアナキンは、命令反して現場急行する。そこでアナキンが眼にしたのは、ウィンドゥが丸腰必死に命乞いするパルパティーン追い詰めている様子だった。ウィンドゥがパルパティーンを「逮捕」でなく「殺害」しようとしていることに、アナキン抱いていたジェダイへの不信感頂点に達する止めを刺そうとするウィンドゥを制止しようとするあまり思わずライトセーバー一閃させ、ウィンドゥの腕を切り落としてしまう。直後にウィンドゥは本性表したダース・シディアス電撃攻撃で街の彼方へ吹き飛ばされ消息不明となっていった。ジェダイを手にかけてしまったアナキンは、ダース・シディアス師弟誓い立てる事によって暗黒面に墜ち、シスの暗黒卿ダース・ベイダー」となる。 ウィンドゥの排除好機とみたダース・シディアスは、「ジェダイ反乱」をでっちあげる密かにジェダイ殲滅指令オーダー66」を発動してオビ=ワン含めたジェダイ抹殺自分背いていた元老院議員たちの弾圧を行う。アナキンアポー指揮下の精鋭部隊第501大隊率いジェダイ聖堂急襲。不意をつかれたジェダイ騎士達アナキン次々と倒されてゆき、幼いパダワン達も殺された。引き続き、シディアス自身命令ムスタファー潜伏していた分離主義勢力幹部達を用済みとして抹殺するため、シディアスはアナキンムスタファー行き命ずる。アナキンジェダイ共和国反乱起こしたこと、また戦争終結為にムスタファーに向かうことをパドメ告げる。 「ジェダイ反乱」を口実に、パルパティーン元老院同意得て皇帝への即位と戦争終結宣言満場拍手のもとに共和国消滅する事態成り行き心を痛めパドメは、「ジェダイ狩り」を逃れヨーダと共にコルサント戻っていたオビ=ワンの口から、アナキン暗黒面に堕ちてジェダイ裏切りパダワンの子供達をも虐殺した事を伝えられる動揺するパドメアナキン真相確かめるべく、身重の体でムスタファーへと赴き、オビ=ワンはその宇宙船密かに乗り込む。同じ頃、ムスタファー到着したアナキンヌート・ガンレイ分離主義者の幹部達を皆殺しにしていた。 その後ムスタファー到着したパドメアナキン真意問いただすアナキンパドメ暗黒面に堕ちた経緯告げ皇帝倒して二人で銀河支配しよう持ちかけるが、自分原因暗黒面に堕ちた事とアナキンのあまりの変貌ぶりにパドメ大きな衝撃を受ける。この時パドメの船から降りてくるオビ=ワン見かけアナキンは、パドメ自身オビ=ワン殺させるために彼を連れて来たかと誤解し、彼女を怒りのフォース・チョークで締め上げ昏倒させる。 師であり親代わりでもあったオビ=ワンできることなら手にかけたくないアナキン暗黒面への同行求めるも決裂し、ついにかつての師弟の間で壮絶な死闘が始まる。自分才能への嫉妬から自らの名声貶め続け密かにパドメ通じていたと誤解するアナキンと、ジェダイ裏切って罪なき者達に手をかけ、果てはパドメまでも傷つけたアナキンに対して怒り哀しみを内に秘めたオビ=ワン決闘は、いつ果てるとも知れず続いた。青と青のライトセーバーによる斬撃応酬が、暗い空の下、溶岩流れ出る地表繰り広げられた。ダークサイドの力を操り戦い圧倒的有利に進めていたアナキンだったが、これまでの行いによる罪悪感パドメ拒絶されショック精神不安定だったことと自分戦い方知り尽くしている師匠相手だったことから決定打与えられなかった。地の利をとったオビ=ワン対し自信焦りをもって跳躍した隙に左腕両足を斬り落とされ敗北し溶岩流の手前で地面伏すアナキン勝利したオビ=ワンは「選ばれし者だった!(You were the chosen one!)」と悲嘆し、アナキン悪鬼如き形相で「貴様が憎い!(I hate you!)」と大声呪詛言葉吐きかける。オビ=ワン返した最後の言葉は「愛していた(I loved you.)」だった。血の涙流しながら動けないアナキンを、やがて灼熱溶岩により発生した炎が容赦なく包む。焼かれ悶え苦しアナキンに、情を捨ててとどめを刺す事ができず、正視に耐えないオビ=ワンは、アナキン敗北して手放したライトセーバー拾い悲憤想いのままその場を去る。 フォースによってアナキン危機察知したパルパティーン駆けつけた時、アナキン全身焼き尽くされながらも、恐るべき生命力生き延びていたが、もはや自然に息を吸うことすらままならない状態であった返す刀コルサント運ばれると、最新鋭医療ドロイドによって機械の腕と脚、呼吸マスク人工肺生命維持装置)を装着され辛うじて一命取り留めた身体のほとんどをサイボーグ化して蘇ったアナキン正気戻り真っ先パドメ生存確かめるが、皇帝の口から「ベイダー卿自らの怒りが彼女を殺した」と伝えられるパドメの死を告げられアナキンはここでようやく自分取り返しつかないことをしてきたことに気づきながら悲嘆暮れフォース部屋周囲にあった医療用ドロイドをほとんど破壊したかつてはパルパティーンアナキン自身ヨーダ上回る強さになると確信していたが、これがアナキンの力の限界であった。こうしてパドメを自らの手殺めたことに絶望しサイボーグシスであるダース・べイダーとして生きるしか道は無くなった彼は、悔恨雄叫び上げるしかなかった。 銀河帝国成立同時に皇帝右腕となったアナキンは、アウター・リム名も無い宙域密かに建造進んでいる最終兵器戦艦艦橋から共に眺めていた。

※この「エピソード1・2・3」の解説は、「アナキン・スカイウォーカー」の解説の一部です。
「エピソード1・2・3」を含む「アナキン・スカイウォーカー」の記事については、「アナキン・スカイウォーカー」の概要を参照ください。

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