通商連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:21 UTC 版)
「スター・ウォーズ登場人物一覧」の記事における「通商連合」の解説
ヌート・ガンレイ (Nute Gunray) 通商連合総督(最高権力者)。ライバルと権力争いをしているころに、助力と引き替えに協力するように接触してきた、ダース・シディアスと手を組み、シディアスから得た秘密情報をもとにライバルを蹴落とし、総督の地位を得た。 ダース・シディアスの命を受けて通商連合の偽装貨物船(武装した貨物船)の艦隊を率いてナブーを封鎖し、最高議長から派遣された特使クワイ=ガンとオビ=ワンも撃退したが、ナブー占領を合法化するために必要なアミダラ女王の署名が得られないまま、アミダラと合流したジェダイに逃げられる。ガンレイはパドメと協力関係を結んだグンガン軍の撃破に主力軍を投入したが、手薄になったナブー王宮を直接奇襲される。それでもガンレイは采配を取ってパドメ・アミダラを捕らえることに成功したが、そこにパドメの影武者が到着し、影武者としか会ったことのなかった彼は本物のパドメを捨てて影武者を捕らえるよう命じてしまい、その隙に本物のパドメがガンレイのブラスターを奪って反攻に転じ、ガンレイは捕らえられた。以降、目の敵とも言うべきパドメに対して殺意を抱くようになる。この失敗で、通商連合の私設軍は大きな打撃を受け、ガンレイも逮捕されたが、有力者に賄賂を掴ませる等の裏工作を駆使し、裁判で有罪の判決を受けながらも総督の地位を固持した。また、大幅な縮小を命じられた私設軍もドロイド工場をジオノーシスやハイポリ等といった辺境惑星に移設して密かに再建した。 ドゥークー伯爵率いる分離主義運動に呼応して10年前に苦汁を舐めさせられたパドメ暗殺を条件に、経済面・軍事面で独立星系連合(分離主義勢力)を支えることを約束。以後、分離主義評議会の幹部としてクローン大戦で共和国と敵対した。グリーヴァス将軍とは二人が初めて会った時に、ガンレイがグリーヴァスをドロイドだと間違えたため不仲だった。クローン大戦中は、共和国側の惑星を分離主義勢力側に取り込む切り崩し工作などを行っていた。その最中、アミダラの活躍により惑星ローディアで共和国勢力に身柄を拘束されるも、ガンレイが共和国に口を割ることを恐れたドゥークーは、腹心のアサージ・ヴェントレスを送り込み、ガンレイは彼女の協力を得て脱出した。しかし、終戦直後、ガンレイたちに利用価値がなくなったシディアスは、ムスタファーに弟子のダース・ベイダーを送り込み、ガンレイは他の分離主義者と共に惨殺された。 ガンレイをはじめとするニモーディアンが話す英語が、日本人が話すようなたどたどしい発音のため、アメリカの一部の市民団体から人種差別的だと抗議を受けたことがある。しかし、声を担当したサイラス・カーソンは「彼らには見たところ鼻がない。だから鼻が無いような発音をするイメージのあるタイ人の英語をまねてセリフを話した」と語っている。 ガンレイをはじめニモーディアンがみな高い帽子を被っているのは、その中に顔の表情を動かす機械が入っているため(設定上は自分たちの地位、権力、富を誇示するためのもの)。『ファントム・メナス』の頃は瞬きと口を開閉する程度だったが、『クローンの攻撃』ではコンピュータ・プログラムによるリップシンク、『シスの復讐』では顔全体の筋肉の動きの再現などその技術は飛躍的に進んでいた。なお初期のデザイン画では彼らが使役するバトル・ドロイド同様の細長い頭部となっており、その名残としてバトル・ドロイドは彼らニモーディアンの骨格を模して造られたとされている。 なお、イレヴン・スター・マーケティング社が通商連合のために制作した広告ポスター「我らが手の中の安全」は、ガンレイがコンセプト・デザインを手がけたとされている。 キ=アディ=ムンディとガンレイの両者を演じたサイラス・カーソンは、ガンレイについて、「キ=アディ=ムンディの正反対のキャラクターだ。物凄く臆病で、いつも何かに怯えている-とても滑稽な人物だね」と評している。 ルーン・ハーコ (Rune Haako) 法律顧問としてガンレイの補佐官を務めた。ナブーの戦いの際、多くのニモーディアンと同じく臆病なハーコは、ダース・シディアスの命令がナブーの封鎖から侵略へと次第にエスカレートしていくことにガンレイと共に不安を募らせていたが、シディアスには反抗出来ないでいた。ナブーの戦いの終結後にガンレイ共々、パドメたちに捕らえられてしまう。『クローンの攻撃』での登場はなかった(同作でガンレイの傍らにいたのは総督補佐のギラモス・リブカス)が、『シスの復讐』で再びガンレイの補佐官として登場、惑星ムスタファーにおいてダース・ベイダーに惨殺された。 ドールテイ・ドファイン (Daultay Dofine) 通商連合の宇宙艦隊旗艦であるルクレハルク級LH-3210貨物船「サーカク」の艦長。ニモーディアンの名家・ドファイン家出身。ナブーを封鎖中に共和国から送られてきた特使の正体がジェダイと知るや不安となり、ダース・シディアスと連絡を取って指示を仰ごうとガンレイが決断した後、シディアスに今すぐ封鎖を解くよう進言するが、その弱気な様を嫌ったシディアスがガンレイに彼を遠ざけるよう命じたため、黙って引き下がった。その後もシディアスやガンレイの方針に従い封鎖を続行し、ナブーの制圧が進んだのに伴い艦隊の主力が引き揚げた後もバトル・ドロイドのコントロール艦であるルクレハルク級ドロイド司令船「ヴータン・バラー」(「サーカク」とは異なり、パラボラアンテナといった表層部の構造物が増えており、別の艦であることがわかる)の艦長を務めたが、偶発的にN-1スターファイターに搭乗して戦闘に巻き込まれたアナキンによる攻撃で艦の動力炉を破壊され、艦内各所で連鎖的に爆発が発生し、爆発する艦橋と運命を共にした。 ラシュロス・ドファイン (Lushros Dofine) 独立星系連合のプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー「インヴィジブル・ハンド」の艦長。ドールテイ・ドファインと同じくニモーディアンの名家・ドファイン家の出身で、ドールテイとは親戚の関係にある。他の多くのニモーディアンとは異なり、最も危険な状況にあっても冷静さを失わない極めて分別のある人物だった。 ジオノーシスの戦いの際にはルクレハルク級バトルシップの艦長を務めており、惑星から撤退する最後のコア・シップの一隻でグリーヴァス将軍を回収し、共和国軍のクローン・ファイター群を退けたことでグリーヴァスの歓心を買い、グリーヴァスが「インヴィジブル・ハンド」を旗艦とした際に艦長に任命された。クローン大戦中は多くの戦いで司令官として活躍し、グリーヴァスを前にしても持ち前の冷静さで自分の立場を貫き通したことから、グリーヴァスから尊敬を受けた数少ないニモーディアンの1人となった。 コルサントの戦いの際にも「インヴィジブル・ハンド」の艦長として参戦し、グリーヴァスがパルパティーン議長を誘拐すべくコルサントに降り立った後は艦隊の指揮を執っていた。その後はコルサントに墜落してゆく「インヴィジブル・ハンド」から脱出ポッドを用いて脱出したが、コースを逸れたターボレーザーが脱出ポッドに直撃し戦死した。 ロット・ドッド (Rott Dod) 銀河元老院における、通商連合の代表として選出された議員。通商連合のナブー侵略についてアミダラ女王が元老院議事堂で告発した際、「これは事実無根であり、調査団を現地に送り事実確認を行うべきである」と反論することで、即座に決定が下されぬよう図った。しかし、パルパティーン議員の進言を受け入れたアミダラによる、ヴァローラム最高議長への不信任案の提出と、パルパティーンが同情票を集めて新しい最高議長に選出されるのを止めることは出来なかった。 クローン大戦の開戦後も、通商連合が独立星系連合に参加しているのは明らかであったが、彼自身は通商連合全体が独立星系連合に加担してはおらず、そもそも通商連合の資金や軍備は所定の手続きを回避して独断で動かせるはずがないと主張することで、元老院議員としての議席を保ち続けていたが、本心では銀河共和国や元老院ではなく通商連合や独立星系連合に忠誠心を抱いていた。
※この「通商連合」の解説は、「スター・ウォーズ登場人物一覧」の解説の一部です。
「通商連合」を含む「スター・ウォーズ登場人物一覧」の記事については、「スター・ウォーズ登場人物一覧」の概要を参照ください。
通商連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 07:44 UTC 版)
通商連合を主導するニモイディアンは極端に死を恐れ、単純労働を嫌っているために多くのバトル・ドロイドを保有している。
※この「通商連合」の解説は、「バトル・ドロイド」の解説の一部です。
「通商連合」を含む「バトル・ドロイド」の記事については、「バトル・ドロイド」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 通商連合のページへのリンク