コルサントの戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:24 UTC 版)
「スター・ウォーズにおける戦いの一覧」の記事における「コルサントの戦い」の解説
3年に及ぶ戦いは徐々に共和国優位に傾いていた。劣勢に立たされたグリーヴァス将軍は、ダース・シディアスから共和国のごく僅かな高官しか知らない最高機密『銀河外縁部から航行危険宙域を通過して首都惑星コルサントへ通じる秘密航路』の情報を受け取った。 当時、共和国軍の戦力の大半は先述のアウター・リム包囲作戦によって辺境域アウター・リムに派遣されており、その影響でコルサントも防衛艦隊が半減しており手薄な状態にあった。その隙を突きコルサントに大規模な奇襲攻撃を仕掛けたグリーヴァスは、まず大気圏上空に自身の旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー「インヴィジブル・ハンド」を停泊させ、次々と味方の艦隊を呼び寄せた。突然の襲撃で不意を突かれたコルサント防衛艦隊はあっさりと撃破され、地上には大量のドロイド軍と地上兵器が降下、その圧倒的な軍勢による無差別攻撃でコルサントは大混乱に陥った。 それでもジェダイとコルサントに駐屯していたクローン・トルーパーは地上空中の各戦線で必死に抵抗し、やがて地上戦ではなんとか敵軍を打ち破る事に成功する。だが、ドロイド軍は市街地を攻撃するのみで、元老院議事堂やジェダイ聖堂といった重要拠点を無視していた。彼らの本当の目的はパルパティーン元老院最高議長の誘拐で、市街地攻撃は目的を隠すための陽動作戦だったのだ。グリーヴァス将軍は少数の精鋭部隊を率いて護衛のジェダイたちを倒し、パルパティーン議長を捕らえるという決定的な成功を収める。 パルパティーン議長を捕らえたグリーヴァス将軍は、ホロネットを通じて全銀河にこの事実を告げ、全軍に撤退の準備を指示した。しかし艦隊はコルサント上空で共和国軍艦隊の待ち伏せを受け、コルサントからの脱出を阻まれていた。そこへ議長救出のためアウター・リムよりコルサントへ戻ってきたオビ=ワン・ケノービ将軍とアナキン・スカイウォーカー将軍が「インヴィジブル・ハンド」に侵入、ドゥークー伯爵を倒し議長の奪還に成功。さらに共和国軍の戦艦からの激しい攻撃によりグリーヴァス将軍も「インヴィジブル・ハンド」を放棄し逃亡、独立星系連合艦隊も退却したことで戦いは終結した。 結局、この戦いは劣勢の独立星系連合にとって戦いに参加した艦隊の3分の1などといった更に多くの艦船とドロイドばかりか、元首たるドゥークー伯爵までも失う悲惨な結果をもたらした。残された幹部達は動揺し、戦争継続により消極的になっていく。しかし、シディアスにとっては自分の足跡を追うジェダイの眼を自分から逸らせたばかりかアナキンが自分の新しい弟子に相応しいか見極め、自身の計画を最終段階へと移らせる好機となっていた。
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