コルサント・ガード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:33 UTC 版)
「クローン・トルーパー」の記事における「コルサント・ガード」の解説
共和国の首都である惑星コルサントの治安維持を専門とする保安警察の役割を持った赤いマーキングのトルーパー部隊。別名「クローン・ショック・トルーパー」。憲兵隊の役割もあった。 サイア(Thire/CC-4477) パルパティーン最高議長(ダース・シディアス)直属のクローン部隊・ショック・トルーパー(政府関係の護衛や関係施設の警備、首都コルサントの防衛、コルサント市街地のパトロールが主任務であり軍憲兵も兼ねている。また、装甲服には赤い装飾が施されている)の指揮官であり、ARCトルーパーの訓練を受けている。 戦争初期、ジェダイ・マスターのヨーダの交渉任務に護衛として選ばれたサイアは、仲間2人(リス、ジェック)のクローン兵を率いる隊長としてチームを指揮。負傷しても自らおとりを志願したり、自分達の容姿については「代り映えしない同じ顔」と述べるなど、自分たちの価値を低く見ていた。しかし、部下共々戦闘中にヨーダからフォースに基づく訓示を受けたことをきっかけに意識が変わり、戦闘中に窮地に陥ったヨーダを救う。この時、ヨーダからは「何かが変わった」と評されている。 戦争終盤、オーダー66発令後にはパルパティーン皇帝が元老院議事堂でヨーダと戦った後、パルパティーンに命じられ共和国を裏切ったヨーダ捜索任務の指揮を執っていた。 フォックス(Fox/CC-1010) コルサントのショック・トルーパーを統括していたクローン・コマンダーの一人。フォックスは銀河共和国最高議長であるシーヴ・パルパティーンをはじめとした元老院議員たちの警護のほか、主要区画の警備、刑務所の警備など各種業務の指揮を担当していた。役職柄その地位も高く、ジェダイ・パダワンよりも高い権限を持っていた。最前線でも活躍し、パドメ・アミダラ議員を拘束したズィロ・ザ・ハットの宮殿を襲撃しズィロを逮捕、アミダラ議員を救出することに成功している。一方で後手に回ってしまうことも多く、アソーカ・タノの逃走劇の際には一時、彼女への処刑命令を出したほか、バイオチップを巡る騒動では、パルパティーンの命令により、重要参考人のファイヴスを射殺している。 これらの経緯もあり、銀河帝国樹立後のジェダイ聖堂におけるジェダイ・マスター・ジョカスタ・ヌーとの闘いのさなかでダース・ヴェイダーに殺害される。 ストーン(Stone/CC-5869) 元老院議員の護衛を担当していたクローン・コマンダー。部下である3名のクローン・ショック・トルーパーと共に危険地帯に赴く外交官や共和国元老院議員を警護していた。ストーンは指揮能力の高さの他、観察力にも優れていた。 惑星フローラムにおける外交任務では海賊たちの襲撃により輸送船が撃墜。その時の衝撃で外交官のカーラス議員が死亡し、ストーンら4人のトルーパーと同行していたグンガンの議員、ジャー・ジャー・ビンクスが生き残る。部下のクローンたちは、現場指揮権はストーンにあると確信していたが、ストーンは今の指揮権はジャー・ジャーにあると部下たちに告げた。その後、海賊の襲撃を受けた際、ジャー・ジャーと協力して窮地を乗り越えたクローンたちは、交渉任務を成功させるため海賊の基地を目指す。そして、戦車に守られた基地を発見した際、ジャー・ジャーの性格や素質を見抜いていたストーンはジャー・ジャーを「交渉」と称してワザと一人だけで敵の戦車部隊の最中に行かせる作戦を立てる。この作戦に部下たちは「殺されてしまう」と反対するが、ストーンは「彼は見た目よりもずっと利口だ」と、ジャー・ジャーをそのまま行かせる。そして、ジャー・ジャーのトラブルメーカーな性質のおかげで戦車部隊が混乱している隙に背後に回り込んだストーンたちは一人のグンガンと4人のトルーパーのみで戦車部隊を制圧することに成功。ストーンはジャー・ジャーに賛辞を贈った。その後、無事任務を終えた外交チームは捕らえられていたアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービを救出した。 ソーン(Thorn) 外交任務に従事していたクローン・コマンダー。前線に出ることの少ないショック・トルーパーの中でも珍しく重火器を好んで使用しており、「ハンマー」と名付けたZ-6ロータリー・ブラスター・キャノンを愛用していた。 戦争中期、インターギャラクティック銀行グループの主要惑星である惑星スキピオへパドメ・アミダラ議員を護衛するための任務に就いたソーンの部隊は、その夜にドゥークー伯爵が直接率いるドロイド軍部隊の奇襲を受ける。最初の奇襲で航空機部隊を失ったソーンたちはドロイド大隊に周囲を囲まれてしまう。別場所にいたパドメに警告を送ったソーンはその場で部下たちと交戦。コマンドー・ドロイドをはじめとする特殊部隊を相手に次々と部下が倒れていく中、最後の一人となったソーンは負傷しながらも多くの敵をなぎ倒していくが、敵の物量に押され最後は複数の弾丸を胸に受け戦死するのであった。彼の死後、救援に駆け付けたアナキン・スカイウォーカーとキャプテン・レックス率いる第501大隊が彼の遺体を発見する。
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