コルシカ・マフィア
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「BANANA FISH」の記事における「コルシカ・マフィア」の解説
ディノ・フランシス・ゴルツィネ(Dino Francis Golzine) 声 - 川久保潔 / 石塚運昇演 - 田中照人(2005年版)、酒井高陽(2009年版)、市川勇(2012年版)、赤星昇一郎(2021年版) コルシカ・マフィアのボス。後にアッシュの養父となる。バナナフィッシュを用いてアメリカ政財界の支配を目論む。少年愛の性癖があり、アッシュを寵愛してその才能を見抜き後継者として育てていたが、かつては男娼として商売に利用もしていた。アッシュが背いて以降も彼に対し愛憎入り混じった感情を抱き続け、作中何度も彼を捕まえるが殺すことはしなかった。コルシカマフィアの中でも傑物ではあるが、アッシュに魅入られてしまったため歯車が狂うことになる。 物語終盤、アッシュに人質にされフォックスに撃たれるが、結果的にフォックスに追いつめられていたアッシュを助ける形でフォックスを撃ち殺し、自身も業火の中に落ちて死亡。 フレデリック・オーサー(Frederick Arthur) 声 - 武岡淳一 / 細谷佳正演 - 加藤巨樹(2005年、2009年版)、國定拓弥(2012年版) アッシュと敵対する不良少年達のボス。コルシカ・マフィアと手を組み、アッシュを倒そうと目論む。過去に戦った際に指を傷つけられ銃器が使えなくなったことへの恨み、ゴルツィネが重用することへの妬みなどから、卑劣な手段でアッシュを抹殺しようと企む。ナイフでの決闘の際には互角に近い戦いをした。アッシュには軽くあしらわれる描写も多かったが、大統領首席補佐官などとも堂々と渡り合えるタフさと野望も持つ才覚の持ち主。 エイブラハム・ドースン(Abraham Dawson) 声 - 大高洋夫 / 林勇演 - 安藤亮司(2012年版) アレクシスの弟で同じく科学者。ユダヤ系。優秀な兄に対するコンプレックスがあり、兄が破棄しようとしたバナナフィッシュを密かにゴルツィネに売り渡してしまった。その後、コルシカ・マフィアの研究所で兵器としてのバナナフィッシュの改良に取り組む。ベトナム戦争に従軍した際、からかわれた腹いせに仲間の兵士をバナナフィッシュの実験台にしていたが、その中にはアッシュの兄であるグリフィンも含まれていた。彼に関しては完全に手違いでありアッシュに知られた際にもその様に弁明をしたが、復讐に燃える彼が耳を貸すことはなく容赦なく射殺される。 マナーハイム(Mannerheim) 声 - 関根信昭 / 上田燿司 演 - 谷省吾(2005年、2009年版(いずれも他役と兼務))、北出寛(2012年版) 国立精神衛生センターの所長。囚人を使ってバナナフィッシュの人体実験を行った典型的なマッド・サイエンティスト。バナナフィッシュが人を容易にコントロールする事を可能にする反面高い知性や専門性が損なわれる事を遺憾に思っており、更なる改良のための実験体としてアッシュの優秀な頭脳を欲する。精神衛生センターでの最終決戦ではヘリポートへ向かう途中でアッシュに捕まるも、フォックスに撃たれ死亡する。 エドアルド・L・フォックス(Eduardo L. Fox) 声 - 佐々木蔵之介 / 堀内賢雄 演 - タイソン大屋(2005年、2009年版)、谷口賢志(2021年版) ディノに雇われたフランス傭兵部隊の隊長。ゲリラ戦のエキスパート。人質の耳を切り取るなどサディスト的性質を色濃く有し、同性愛志向を持つ。公式記録ではザイールのキンシャサ上空で部隊もろとも死亡した事になっている。 物語終盤、人質となったディノを撃ち、アッシュを含む全てを手にしようと目論むが、追ってきたディノに撃たれ死亡した。 グレゴリー(Gregory) 声 - / 志村知幸 ゴルツィネの側近。 マービン・クロスビー(Marvin Crosby) 声 - 斎藤暁 / 石塚堅 ゴルツィネの部下。過去に幼かった頃のアッシュを暴行していた過去を持つ。同性愛者。オーサーと組んでアッシュ、スキップ、英二を攫うがアッシュの奇策で逃げられ英二を逃がしてしまう。後にアッシュとスキップを再びとらえるが、アッシュの仲間や警察が来たことで形成が逆転。アッシュを射殺して逃げようとして誤ってスキップを撃ってしまい、逃亡。その後ゴルツィネに切り捨てられる形で自宅で惨殺体となっているところを、追って来たアッシュに発見される。 ブランカ(Blanca / Sergei Varishkov) 声 - 古田新太 / 森川智之演 - 吉谷光太郎(2005年版)、横山敬(2009年版)、石垣佑磨(2012年版)、藤田玲(2021年版) かつてアッシュに戦闘技術を教えた家庭教師の一人で、かつてアッシュが唯一心を開きかけた人物。その後カリブで隠遁生活を送っていたが、ディノがアッシュを捕らえるために呼び戻される。温厚な性格(少なくとも表面的には)であり常に飄々とした態度を崩さないが、アッシュすら手も足も出ず圧倒されるほどの実力があり、単純な戦闘能力では確実に本作中最強。しかし、その体格の良さゆえに隠密行動には適さないようで換気口に詰まるなどコミカルな一面を見せた。 本名はセルゲイ・ヴァリシコフ。かつてKGBの中佐だったが、政治犯の娘であった妻ナターシャ(ナタリア・カルサヴィナ)の死がKGBの手によるものと知り、国と名前を捨てた。「ブランカ(白)」のコードネームはナターシャの出身地白ロシア(現在のベラルーシ)にちなむ。 物語終盤、アッシュに味方しシンと共に彼をバックアップする。一緒にカリブに来ないか、とアッシュを誘うが断られる。 ファンブックでの対談では女性キャラクターであったが、デザインでアッシュとのベッドシーンが描かれ、当時の担当編集者が生々しいとの事で男性へ変更されている。
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