祭文
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ことわざ
「兎に祭文」ということわざがあり、「馬の耳に念仏」「猫に小判」などと同様で、何の効果もないことを意味している。
脚注
参考文献
- 小沢昭一『日本の放浪芸』白水社、2004年5月。ISBN 4560035857。
- 吉川英史 著「語りもの」、山川直治 編『日本音楽の流れ』音楽之友社、1990年7月。ISBN 4-276-13439-0。
- 郡司正勝 著「祭文」、坪内博士記念演劇博物館 編『藝芸辞典』東京堂出版、1953年3月。ASIN B000JBAYH4。
- 五来重 著「唱導」、平凡社 編『世界大百科事典13 シユ-シヨエ』平凡社、1988年3月。ISBN 4-582-02200-6。
- 五来重『芸能の起源』角川書店〈宗教民俗集成5〉、1995年11月。ISBN 4-04-530705-2。
- 佐藤雅志 著、小沢昭一、矢野誠一(監修) 編『物語で学ぶ日本の伝統芸能5「寄席芸・大道芸」』くもん出版、2004年4月。ISBN 4-642-02776-9。
- 諏訪春雄 著「祭文」、国史大辞典編集委員会 編『国史大辞典第6巻 こま-しと』吉川弘文館、1985年11月。ISBN 4-642-00506-4。
- 松島栄一 著「ちょぼくれ」、日本歴史大辞典編集委員会 編『日本歴史大辞典7 ツ - ノ』河出書房新社、1979年11月。
- 南和男 著「ちょぼくれ」、平凡社 編『世界大百科事典18 チキン - ツン』平凡社、1988年3月。ISBN 4-582-02200-6。
- 村山修一 著「祭文」、日本歴史大辞典編集委員会 編『日本歴史大辞典5 サ - シ』河出書房新社、1979年11月。
- 山路興造 著「祭文」、平凡社 編『世界大百科事典11 サ - サン』平凡社、1988年3月。ISBN 4-582-02200-6。
- 仲井, 幸二郎、四角井, 正大、三隅, 治雄 編「祭文」『民俗芸能辞典』東京堂出版、1981年9月。ISBN 4-490-10146-5。
関連項目
注釈
- ^ お染久松の歌祭文には、他に「あぶらやおそめ久松心中(上)」、「おそめ久松思ひのたね油(下)」「お染久松恋の祭文」「お染久松めづくし」などがある。
- ^ 歌舞伎・浄瑠璃の演目『桜鍔恨鮫鞘』のもととなった古手屋八郎兵衛のお妻殺しの事件も、当初は歌祭文で歌われた作品(「お妻八郎兵衛」)であった。
- ^ 「野崎村」については、上方落語の演目として「野崎参り」があり、これは文楽などと同様、おそめが久松に会うための理由に用いた野崎の観音(大阪府大東市の福聚山慈眼寺)参りを描いている。
- ^ 「松坂」は、伊勢国松阪より発したという伝承をもつ北陸地方・東北地方に広く分布する祝唄で、土地により松坂節・荷方節(にがたぶし)・謙良節(けんりょうぶし)など、呼び名が異なる。
出典
- ^ a b c d e f g h 諏訪(1985)pp.230-231
- ^ a b c d e f g h i j k l m 山路(1988)pp.139-140
- ^ a b c d e f g 『民俗芸能辞典』(1981)p.193
- ^ a b c d e f g h 村山(1979)p.43
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 郡司(1953)pp.208-209
- ^ a b c d e f g h i j k l 五来(1995)pp.59-64
- ^ a b c d e f g 日本芸術文化振興会. “「文楽『新版歌祭文』」祭文とは”. 2014年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e f 吉川(1990)pp.42-44
- ^ 日本放送協会. “NHK映像マップみちしる「祭文松坂 新潟県の民謡」”. 2014年5月8日閲覧。(動画)
- ^ a b c d e f 松島(1979)p.635
- ^ 南(1988)p.466
- ^ a b c 五来(1988)pp.484-485
- ^ 佐藤(2004)pp.118-119
- ^ 小沢(2004)
祭文と同じ種類の言葉
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