特徴・設定
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「ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい」の記事における「特徴・設定」の解説
死後の世界には「天国」「煉獄」「地獄」があり、これを『三界』または『獄界』と称する。三界の外に行くこともできるが、どこまでも「無」が広がっているとされる。「無(または虚無)」のどこかには三界の例外的な「絶獄」があり、歴史上の英雄たちが虚無と退屈の時を過ごしている。 天国は「罪を犯さず死んだ者」「煉獄で浄罪を終えた者」が行く獄界で、安寧が約束されている。 煉獄は「人類の八割、罪はあるが地獄に堕ちるほどの重罪ではない者」が行く獄界であり、様々な刑罰(地獄の刑に比べれば軽い)を受けつつ刑期を終えれば(下女として30年、農業従事に20年、等)天国に行ける。その刑期は30分から981年とニノスの判断によって差がある。 地獄は「救いようのない罪を犯した者」が行く獄界であり、耐えがたい苦痛が絶え間なく続く責め苦を永遠に受け続ける(煉獄と違い刑期はない。また、特赦もない)。 絶獄は「善悪を越えた生涯を送ったため、三界のどこへ行くべきか判断できなかった者」が行く獄界であり、歴史上名を残した英雄・豪傑が留め置かれる。特に刑罰が科されることはないが安寧もなく、永劫の時を退屈に耐えながら過ごさなくてはならない。そのため、退屈に飽いた英雄たちは非常に攻撃的であり、地獄の受刑者が行けば数秒で「死亡」する。15秒身を守れれば刑吏から「すごい」と言われる。一部の人間は絶獄を「三界の支配者でも手に負えない豪傑を閉じ込める監獄」ではないかと考えている 死者がどの獄界に行くかはニノスの判断で決まる。その際、生前犯した罪だけではなく「その罪によって周囲に与えた影響」が加味されることもある。 最大の罪は「殺人」であり、これには「自殺」も含まれる。よほどの事情(悔悛の行動、被害者がその者を許すという意思表示等)がない限り地獄行きとなる。 天国の住人、煉獄の住人、地獄の刑吏、地獄の囚人は全て衣服が違う。特に地獄の囚人は下着のような最低限のものしか許可されていない。ただし、刑の一環として着衣を施されることがある。 地獄は9層から成り立っており、最下層は刑吏ですら入れないので、議論の種となっている。 獄界には現世のような「死」や生まれ変わりはない。地獄での責め苦、天国での時間経過によって「自我」を失い、自己を維持できなくなった状態が「ある意味で死」と認識されている。天国で自己を維持できなくなった者は他者と融合して存在と意志の一部を保つ。融合は自分の意志で行うことができ、自己の強さによっては宿主の体を借りて行動することもできる。 地獄の刑吏は天国または煉獄の住人のうち、殺人犠牲者から選抜される。元は普通の人間だったので、心を病むこともある。地獄には図書館や遊技場といった刑吏の福利厚生施設があり、刑吏は自由に利用することができる。 煉獄の巡吏は志願した天国の住人から選抜される。職務内容は「暴れる受刑者を取り押さえること」だが、「辛い刑を受けている者を助けてはならない」という決まりもある。ただし、刑の執行に関係ないなら現世の状況を教えてもよい。 地獄の刑吏には超人的な膂力とゲヘナイト合金と呼ばれる金属製の武器が与えられる。 地獄での刑罰は生前の罪によって細分化されており、基本的に一人一人内容が違う。刑罰内容の決定は刑吏の裁量によるところが大きい。ただしニノス王の意向に沿うことが求められる。 地獄の刑が執行開始されてから無に帰るまでの平均期間は数か月とされているが、切り裂きジャックや明智光秀など平均期間をはるかに超えて刑を受け続ける者も存在する。 刑吏は受刑者の記憶、心身の状態等を操作することができる。 当人の事情によって、極めて心身の苦痛が少ない、温情的な刑に処されることもある。 刑吏は刑の執行のため、受刑者を現世や天国に送ることができる。ただし、自ら望んで地獄に来た受刑者についてはこの限りではない。 天国の住人は地獄を見学する権利を有する。ただし地獄で問題行動を起こせば「出入り禁止」「拘束処置」となることもある。 天国の住人は「煉獄または地獄行きになる罪を犯さなかった者」または「煉獄で罪を浄化した者」であり、けっして聖人君子というわけではない。そのため、生前の因縁によって諍いが起こることもある。 719年前、地獄の刑吏が女囚と恋に落ち、反乱を起こしたことがある。しかし反乱はわずか15分で鎮圧されたと記録に残されている。
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特徴・設定
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風見学園本校1年2組に所属し、主人公朝倉純一の先輩にあたる。10月9日生まれ。2002年時点での身長は159cm、3サイズは87/57/86。血液型はB型。スタイルは抜群だがその維持には全くの無頓着。髪を後ろで大きな白いリボンを用いて結えている。 非常にマイペースでのんびりした天然ボケな性格で、歩いている最中に眠ってしまうことすらある。ゲーム中ではこの「眠り」が物語に重要な役割を持つ。裁縫は作業は遅いが意外に得意である。音楽部に所属して木琴を担当するが、その腕前は「一度も同じ音を出したことがない」と自称するように上手くない。常に首にかけて持ち歩いている木琴を誰もいない桜並木で、叩きながら歩く奇怪な行動も確認され、学園七不思議の一つに間違えられたりしている。卒業パーティーでは「木琴占い」という独特な占いも披露した。茶道部の幽霊部員でもある。 どんな不思議な物事や修羅場にも動揺しない神経の持ち主。物事を正しく把握しているかも不明な発言を繰り返す一方で、時折的を射た発言をして周囲を驚かせる。また驚異の霊感能力を持つ。 鍋には一家言ある。水越一家の中でも屈指の鍋好きで、昼休みに妹の眞子と屋上で鍋を食べている。またどらやきが好物でもある。虫、特にゴキブリを嫌う。 アニメ版『D.C.』『D.C.S.S.』『 D.C.if』はそれぞれの繋がりの有無が明確でないことに加え、それぞれの世界観や設定も異なるため萌自身の性格もそれぞれ違う。このため『D.C.』のサイドエピソードではフナムシを見て「かわいい」と述べるなど原作と矛盾が生じている。
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特徴・設定
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友引高校に通う高校生で、当初は1年4組、後に進級して2年4組になる。ラムは妻を自称するが、入籍していない。原作を最初から読んでいない人には、主人公はラムであると思われがち[要出典]であるが、「少年サンデーグラフィック」において「どちらが主人公か?」との質問に対し「わたしは諸星あたるが主役だと思います」との作者の発言がある。原作にも、面堂があたるを主役であると認めている節があり、あたるが「俺が主役だ」と断言しているシーンが存在している。ラムも自分が主役だと思っていて、「ウチじゃないのけ?」とあたるに質問すると「俺が主役だったんだよっ!」と返答するシーンがあり、ラムの人気が出てどちらが主役かわからないこの漫画自体を揶揄しているようなシーンもある。連載時期によって性格や容姿が異なる上、原作とアニメでも性格が異なる。 ラムの登場回数が激増した後半も、話が次の回へつづく時に「つづく」と言うのは最後まであたるであった(ただし原作ではコタツネコがやっていた回が存在する)。 基本的には楽観的かつアホなことばかりする性格であり、クラス内では「並みのアホではない」として公認されている。また無類の女好きで、よくガールハントをしに町に出かけ、美人をみるや声をかけてナンパしている。連載中期頃より住所と電話番号を聞き出そうとするようになる。また連載後半頃では、女性に詰め寄り、壁にもたれかかり臭い台詞を投げかけるなどの変化も見られる。また、弁天やサクラなど知人の女性となると、いくらぶっ飛ばされようが平気でセクハラをする。劇中ではそれほど成功していないように思えるが、成功率は本人曰く40%。 相手が既婚者であっても口説いているが、水乃小路飛鳥のブラコン癖に対して正しくないと説教したり、間違いで作ったベタベタして抱き合う偽物のお雪と弁天を「つまらない物」と断じている。また原作で中学生の水乃小路飛鳥や面堂了子は口説くが小学生と勘違いしたスケ番3人組は無視している。 頭の中は女のことしかなく、女性への関心は人工的に精神が女性そのもの(性転換症)に変えられてもなくならずにレズビアンになるほどである。 母親同様に金銭に浅ましく、セコイ一面を持つ。 時折、皆が気持ち悪がった大食らいの芋虫を大事に育てたり、病院前を通るあたるに片想いしながら病死して幽霊になった少女、望の好意を受けデートをするなど、心優しい性格も垣間見える。女性は殴らないというポリシーも持っている。この「女性に暴力を振るわない」は絶対の信頼を得ており、テンから「噛み付くとうつり、うつすと早く治る虫歯」をうつされたことが発覚しクラス全員が机や椅子をバリケードにして隠れた際にもあたる本人の一言で女子全員が出てきた程。また日記もつけており、ナイーブな面も持ち合わせている。 女性関係からみていくと、最初のガールフレンドは幼馴染にして同じクラスの三宅しのぶであるが、しのぶとの関係は、面堂終太郎の登場と共に自然消滅していく。 ラムに対しては、当初押しかけ女房的な態度を取られ、さらに拒絶すると執拗な妨害や電撃制裁を喰らわせられるので嫌がっていた。しかし、次第に表面上はラムに対して冷たい態度を基本的にとり続けるが、「ラムにガールハントを邪魔されるのは嫌だが、ラムがいなくなったり別の男に取られたりするのはもっと嫌」というほどに本人にとってラムもかけがえの無い存在になっていく。 ラムがピンチに陥ったり拉致されたりするとラムをかばう行動や率先して助けにいく等の勇敢な一面がある一方、しのぶが彼女であった時期にしのぶがレイに抱きつかれてその気になる、ラムがバレンタインのチョコをくれなかったり一時的に姿を消したり別の男と一緒に歩いていたりするなど、いわば想定外の行動を取られると、途端に動揺したり、激怒したり、不安になったり、嫉妬したり、時には泣いてしまう等といった気弱な一面ももつ。 2年4組のクラス委員長であるが、男子限定でファッショ(ファシズム)政権を展開しようとした面堂の対抗馬として立てられたためのものであり、本人も委員長としての自覚がないので毎回、授業中にエロ本を読んでいたり、早弁をするなどきわめて不真面目である。原作第19話「女になって出直せよ」の林間学校においてビールを隠し持っていたのを初めとして未成年ながら度々飲酒する傾向も見られる。「さよならの季節」では委員長の後継者に自らメガネを指名した。それも曖昧な理由でなく委員長として本人なりに悩んだ末の結論である(ラムからは別れを突き付けられたと勘違いされ、電撃を受けた上に泣かれてしまう。メガネもラムを譲るものと勘違いしていた)。しかしながら、クラスのほぼ全員があたるが委員長だった事をすっかり忘れていた。また、2年4組生徒が温泉マークを初めとする教師らに反抗する場合は中心人物となるなど、リーダーシップを発揮する場面も多い。 「悲しき雨音」では数学が苦手と言っているが基本的に勉強はほとんど出来ない方である。ただし「奸知」の意味が分からない藤波竜之介に意味を説明しているので、竜之介よりは若干学力はある。 生まれは4月13日の金曜日、仏滅で大地震の起きた日であり、錯乱坊(チェリー)曰く「世にも稀な凶運の相の持ち主」であるという。キャラクター設計の観点からみると、初期は災いを自身に呼び寄せる「凶運」が前面に出た受け身の女難キャラクターだったが、これでは話が続かないと原作者の高橋自身が判断し、徐々に女好きの面が強調され、基本的には楽観的で浮気性で世渡り上手なキャラクターに変化していった。しかも自身の不幸を積極的にばら撒いたり、悪用したりして事態を悪化させることも増える。 面堂とは、初対面時から犬猿の仲であるが本質は同じである。しかし本能に素直なために高校の女子生徒たちからは理性があり、才色兼備な面堂のほうが好かれている。また、日頃は面堂の方が男子に対して陰険だが、あたるもしばしば男卑女尊な行動をとっている。 初期においては母親から、「産むんじゃなかった」「アホの活造り」「どうしてこんなアホに育ってしまったの!」など、時には泣きつかれる事がある位、親子関係に問題があったが、「さよならを言う気はない」だと、どんなにアホでも元のあたるが一番かわいいと言っている。あたるの方は母親が高校の授業参観に来たことに純粋に大喜びしたり、母親に泣きつかれてもヘラヘラしているなど、割と真っすぐ育っている。
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