特徴・芸風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 13:29 UTC 版)
やしきたかじんが「栄養失調みたいな体型」と評した程の痩身で長身という2人のルックスと、どこでオチるか解らないグダグダ感を前面に出して他人から「キモい」と言われるのが売りのシュール芸が特徴(「キモカワイイ」とも言われる)。どことなく力の抜ける雰囲気から「脱力ネタ」とも呼ばれ、独特な世界観が話題を呼んだ。 キモカワイイを売りにしているが、『ロンドンハーツ』では田中が「キモ」、山根が「カワイイ」とされている。また、『クイズ!ヘキサゴンII』においては予選ペーパーテストの結果が2人とも優秀なため、司会の島田紳助から「この番組(ヘキサゴン)ではお前ら『キショかしこい』やから」と毎回のように言われている。特に山根は上位に入るケースがほとんどで、他の上位メンバーにも引けを取らないほど。 2人が30代後半となってからは「キモカワイイ」ではなく(主に田中が)「キモイ」と言われるようになり、テレビ収録ではスタジオに顔を見せただけで客席から静かな悲鳴が上がることも。そのような客に対して田中が挑発したり、逆にいじけてみせたりして笑いに持っていくパターンも多い。「キモカワイイ」から「(ただの)キモイ」に変わったのは共演した番組MCの吉本芸人達が言い出したせいだという。 ネタでは主にロング・ショートコントを行う。ショートコントはただ噛んだだけ、ただぶつかっただけなど気まずい事柄をオチとし、今までになかった手法を用いている。またロングコントは、田中が指導者や先輩役・山根が生徒や後輩役となり、山根のとぼけた言動に田中がしつこくツッコむという形式が多い。通常ではあまり使わない言い回しで片手をブラブラさせながら怒り混じりでツッコむ。山根のボケに耐え切れなくなった田中がブチギレながら終わる形式が多い。現在はコント専門だが「M-1グランプリ2003」では漫才を行ったこともある(3回戦進出)。 ネタに入る前に自己紹介とあるあるネタ(携帯電話のメール機能でセンター問い合わせが長引く、セロテープの横にホコリがいっぱいついているなど)を言って、田中が「ワアワア言うとりますけども早速コント(またはショートコント)に行きます」と発言し、山根が「コント(またはショートコント)○○」とネタのタイトルを言ってコントが始まる。初期はあるあるネタの前に寸劇も入れていたが、「どこを見ればいいのかわからない」と指摘されて以降は一切やらなくなった。 当初はコントの設定などは特にこだわっていなかったが、ある時「ダラダラする所でダラダラしてもしょうがない」とダメ出しを食らったことから、西部劇やファッションモデルなど「ダラダラしてはいけない所」という設定のコントが中心になった。 番組でトークなどをする時は田中は山根のことを苗字で呼び捨てで呼ぶが、山根は「(うちの)田中さん」と呼ぶことが多い。これは理由として田中が山根より一学年上であることによる。
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