獄界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 10:00 UTC 版)
流砂界(りゅうさかい) (8月11日-10月9日) 獄界東端に広がる大砂漠。豊かだった土地が、魔物によって養分を吸い尽くされ砂漠となった。ここを越えるには巨大化した悟空の足でも40日掛かる。 黙示国(もくしこく) (10月9日-11月3日) 廃墟となった「大昔の建物」(高層ビルの残骸)が整然と立ち並び、その隙間で善良な兎人達が暴狂六義兄弟の横暴に脅えながら暮らしている。実際の支配者は透孩児だが、彼自身は己の姿が見えないことに懊悩し続けており、兎人に対し積極的な迫害は加えていない様である(だからといって保護しているわけでもない)。 不倫国(ふりんこく) (5月6日-8月1日) 永遠の若さと美貌を保ち、そんな自身に見合う愛妾を求める妖魔、艶天大聖 死鳥が支配する国。死鳥の命により、ある程度の年齢に達した女達は、愛妾候補として妖魔へ献上される。 武器国(ぶきこく) (滞在期間不明) 西部開拓時代のアメリカ(西部劇の世界)を思わせる国。住民の妖魔達も拳銃で武装し、カウボーイそのものの格好である。武器国の王「武器王」は、魔王と羅刹の子、紅孩児。精霊国へも侵攻し、数々の兵器を製造して獄界中の国々へ売り捌いている。 精霊国(せいれいこく) (?-11月8日) ガンマン主体の武器国に対し、こちらはインディアン風の人間部族が暮らす国。かつては人間の側に立つ妖魔、崇天大聖 酋王が統率する(人間主体の)部族国だったのだが、突如現れた紅孩児の侵略により酋王は王の座を追われ、国を乗っ取られてしまった。 百鬼国(ひゃっきこく) (11月8日-?) 黒い水が暴れまわる大河「黒水河(こくすいが)」が旅人の行く手を阻む。河の底には、獄界での勢力争いに破れ沈んだ百鬼国の都が王の濡天大聖 犯海と共に眠る。都の亡者と生き残った妖魔らが、王の復活を遂げさせるべく獲物を狙っている。 滅法国(めっぽうこく) (1月1日-5月5日) 時代劇(中-近世日本)風の国。関所を設けて三蔵の到来を待ち構えるなど、他の国よりもしっかりした組織系統を持っている。妖魔達は刀剣を携え、位の高い者は侍の様な姿。彼らはどういうわけか不死身の肉体を持ち、人間を虫けら同然の奴隷として扱っている(人間が奴隷として扱われるのは他国でも同じだが、こちらはより密接な主従関係を強いている)。滅法国の住人達は全員「ろくろの呪い」がかけられているため、支配者の“王殿”である極天大聖 魔鯱の悪口を言うと呪いが発動し、首が捻じ曲がってしまう(人間の場合は即死)。 通天河(つうてんが) (滞在期間不明) 獄界真中地(ごくかいまんなかのち)、対岸まで800里の超巨大な河。「河」でありながら「水海甲羅族」と呼ばれる海洋生物の姿を取った妖魔達が潜み、ほとんど「海」の様な扱いである。河の主は千三百余歳の巨大な亀の妖魔、水甕。 傲来国(ごうらいこく)(滞在期間不明) 草木が生い茂り、恐竜が闊歩する欝蒼としたジャングル。悟空の故郷。500年前は彼を大王とする「果花山」猿一派の縄張りであったが、彼が如来によって封印されていた間に、魔羅国からやってきた獅子の妖魔、駆天大聖 獅駝王によって征服されてしまった。 魔羅国(まーらこく)(滞在期間不明) 獄界最終地。天竺をぐるりと囲む様にそびえた「火焔山(かえんざん)」は、猛烈な炎に包まれた道が千里も続く火の峠であり、悟空でさえ越えられないという獄界最大の難所。更には“獄界の伝説”として知られる大妖魔、斉艶極崇瓢濡暴天大聖 魔王が潜む地であるとも言われている。「火焔山」の影響により、魔羅国は常に灼熱の空気の中にあり、普段は全く雨が降らない。この国に住む人間達は、熱避けの泥を体に塗って暮らし、定期的に「翠雲山(すいうんざん)」の羅刹女に「聖なる供物」を捧げている。それと引き換えに羅刹女が持ち出す「芭蕉扇」は、その力によって「火焔山」の炎を一時的に鎮め、国内に雨季をもたらすが、代償の「供物」とは人間(聖僧)である。
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獄界(ごくかい)
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闇の気だけが満ちる場所。生者には入り込むことは不可能であり、赤児の魂ならば無事に出入りできる。ここの気が人間界を満たせば、人間はすべて死に絶えて世界は滅びる。
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