柱の男とは? わかりやすく解説

柱の男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:00 UTC 版)

戦闘潮流」の記事における「柱の男」の解説

サンタナ 声 - 乃村健次 「柱の男」の1人で、彼ら4人の内では最下位階級にあたる。カーズたちが旅を始めた頃は赤ん坊であり、カーズいわく「(自分たちの)十分の一しか生きていない若僧」「青っちろいガキ」。カーズたち3人と離れメキシコの遺跡眠っていた。鉱物化して眠るスピードワゴン財団発見し、さらにそれをナチス・ドイツ将来人類存亡関わる考え、「柱の男」を倒す研究のために奪取し研究過程多数囚人生き血吸わせることによって目覚めさせた。後述の3人とは異なって特定の流法モード)は見せておらず、「憎き肉片(ミート・インベイド)」「露骨な肋骨(リブス・ブレード)」などの自らの肉体一部操作して攻撃を行う。最下位とはいえ50センチメートル鉄板囲まれ密室」から遠く声を聞け聴力わずかな時間現代語習得しサブマシンガンMP40)を一目見ただけで数時間訓練は必要とする分解瞬時にするなど高い知能持ち、かつ1人ドイツ軍基地蹂躙する圧倒的な能力見せる。ただ、ジョセフ自分吸収されなかったり、波紋攻撃防いだりしているのを見て不思議に思っていたことから、「波紋」の存在知らなかったようである。シュトロハイム文字通り捨て身行動ジョセフ攻撃によって太陽の光浴びたために再び石化しスピードワゴン財団回収される後述のワムウやエシディシのように波紋倒されわけではないため、SPW財団施設人工紫外線ライトさらされながらもヘビ吸収するなど、まだ生きていることが示唆されているが、その後行方劇中では語られていない。 「サンタナ」の名は、シュトロハイムが「メキシコに吹く熱風」という意味で便宜上名付けたもので、本名不明当初、他の柱の男は「ヤツ」と呼んでいたが、後にカーズシュトロハイム合わせてサンタナ」と呼んでいた。 『オールスターバトル』のプロモーション動画北米版では "San-Tan"(サンタン)、『オールスターバトル本編以降およびビズメディアから発売され原作漫画テレビアニメ北米版では "Santviento"(サンヴィエント)と改名されている。 ワムウ 声 - 大塚明夫 「柱の男」の一人年齢はおよそ12000歳。1939年1月30日カーズやエシディシとともに2000年眠りから復活サンタナ同様カーズが旅を始めた際は赤子であり、階級カーズやエシディシに次ぐ第3位であるものの、彼らやシーザーに「戦闘天才」と言わしめるほどの実力者紫外線耐性があり、上記紫外線ライト照射されても、まるで害を受けず平然と行動できる。 「風の流法」という、体機能作用空気流れすさまじ規模で操る技法所有必殺技両腕前に突き出した状態で関節ごと高速回転させ、巨大な竜巻作り出して標的粉砕する「神砂嵐(かみずなあらし)」と、膨大な量の空気体内圧縮し極めて高圧の状態で噴出させて標的切り刻む最終流法(ファイナルモード)・渾颯(こんけつさつ)」。視覚無しでも収納可能な1本の角で風の流れから相手動きを知ることができる。額の角はドリルのように回転する武器ともなる。風の流法応用で、体周囲の光を迂回させるという光学迷彩原理で、一時的に透明人間となり、またごく短時間ながら日光下でも行動できる自分の影の中に入られるのを極端に嫌い、相手が「柱の男」の中で最も賢いと言われているカーズであっても無意識の内に反射攻撃をしてしまう。カーズやエシディシに対して非常に忠実であるが、戦いの場においては自らの戦い美学優先する自分認めるに足る敵と戦うことを名誉とする誇り高き男それゆえ戦い穢す者には制裁を加える2000年眠りから覚めた際にジョセフ戦い瀕死ダメージ与えるものの、自らに傷を与えた男としてジョセフ認めて彼の心臓に毒の指輪埋め込み決闘約束したその後は、ギリシャで「エイジャの赤石」を探してたらしいが、スイスサンモリッツにいるカーズ合流すると、単独攻撃仕掛けてきたシーザー苦戦しながらも倒すが、自らの命を失ってジョセフ解毒剤を託そうとした彼の姿に敬意表しシーザーが自らの血で作った鮮赤のシャボン割らず見逃した最後は、ピッツベルリナ山にてジョセフ古来作法に基づく「戦車戦」での決闘行い死闘の末に敗れる。首だけの状態になりながらも自分戦いを穢そうとした吸血鬼たち制裁加えた後、自分より戦士として高み立ったジョセフ成長立ち会えたことに喜び感じながら、1万年以上に及ぶ自らの人生ジョセフ出逢うためにあった旨を言い残し消滅したジョセフはそれに応え無意識に敬礼している。 エシディシ 声 - 藤原啓治 「柱の男」の1人カーズ同志ダイナマイト飲み込み腹の中爆発させても平然としているほど強靭な肉体を持つ。血液摂氏500にまで加温し、この熱を様々に利用する、「炎の流法」(テレビアニメ版では「熱の流法」)の使い手切れた血管を針のように伸ばし、敵に突き刺し過熱血液流し込む「怪焔王の流法」(かいえんのうのモード)、血管針を全身から突き出させて回転攻撃を行う「怪焔王大車獄(かいえんのうだいしゃごく)」でジョセフ苦しめた性格カーズやワムウと比べる荒っぽく直情的であるが、自身もそれを自覚しており、頭に血が上った時は大泣きして落ち着くことで感情制御する中国行った経験持っており、ジョセフとの会話兵法書の「孫子」を引用した復活後にワムウがジョセフ心臓に毒の指輪埋め込んだ時、ジョセフの喉に毒の指輪埋め込んだエイジャの赤石所在突き止め1939年2月25日夜にエア・サプレーナ島を襲撃してロギンズを殺害しジョセフと戦うが敗北する。しかし、脳髄だけになりながらもスージーQ取りついて赤石スイスにいるカーズのもとへ郵送。そして、スージーQ肉体もろとも自爆することでジョセフたちも吹き飛ばそうと図るが、ジョセフシーザー連携して流した波紋によってスージーQ肉体から追い出される。それでも今度ジョセフ肉体再度取り付こうとするが、最期ジョセフ背中の上朝日浴びて消滅したプライド捨ててまで仲間のために生きようとした姿には、ジョセフ善悪とは関係無い一種敬意表していた。 作者荒木飛呂彦は、Part2では敵キャラクターやエシディシが泣くシーン気に入っており、「強い敵が、ある瞬間弱み見せたほうが怖い」と語っている。 カーズ 声 - 井上和彦 「柱の男」のリーダー格。柱の男たちの中では最も知能高く、「究極生命体(アルティメット・シイング)」となることを望み、「石仮面」を作り出した天才究極生命体となった時点ではIQ400)。身体から生やす刃を煌めせる光の流法「輝彩滑刀(きさいかっとう)」を武器として用いる。刃が光るからくりは、刃の表面チェーンソーのように走る無数のキバ状の突起不規則に起こす乱反射よるもので、金属容易に切断する切れ味を持つ。刃は腕以外にも脚などからも生やせる。 弱点なき究極生命体追求信念としている。およそ12,000年前同族面々から思想危険視され、彼らを返り討ちにして滅ぼした。そして、自分思想共感したエシディシと、当時生まれたばかりで事情知らないワムウとサンタナ引き連れ、旅に出た究極生命体になるための研究過程で「エイジャの赤石」の力を発見し石仮面完成必要な「スーパーエイジャ」の所在突き止めるが、その後休眠期入ったためにの中で眠りについていた。自らの目的を果たすことは絶対のもので手段選ばず、ワムウに倣うと見せかけ欺瞞的な戦法両親をも含む殺戮にも罪悪感はほとんど持たない一方戦士としてのワムウの姿を讃えて尊重し、その純粋さに心を傷めたり、エシディシに対しての強い仲間意識覗かせるなど、彼らへの心情一貫して手厚い子犬轢きそうな自動車ハンドル運転者の腕を斬る、谷の底に咲く花の上落ちることを避けるといった一面見せる。 スイスでの決闘ではリサリサ騙し討ちし、ついにスーパーエイジャを手に入れる。その後ジョセフの策に嵌るが、直後に自らに止めを刺そうとしたシュトロハイム隊の攻撃利用し赤石石仮面の力で究極生物化す回想シーンでは柱の男と同じ闇の生物一族数人登場しているが、カーズ粛清決定する会議開いている姿や、彼に殺害された姿が描かれるのみである。テレビアニメ版では生前の姿人数増やされ明確に女性とわかる者も数人登場している。 ノベライズ作品JORGE JOESTAR』にも登場する不死ゆえに宇宙の終焉をも生き延び37回目宇宙火星にいた。名探偵ジョージ・ジョースターに同行して2012年杜王町帰還したり、1920年ジョセフ0歳出会ったり、スタンド学習したり、究極生命体になったディオ戦ったりする。究極生命体カーズ エイジャの赤石石仮面パワー進化したカーズ太陽光波紋克服した他、さらに体細胞変形させて、あらゆる生物能力体現できるまでになっている。完全生物ゆえに、ヤる事による繁殖で種や仲間を残すことを不要とし、自らが思うがままの世界創造していくことを目的とする。変形能力によって、空中から飛び道具攻撃することができるようになった。たとえ溶岩落ちて即死せず、燃え尽きるよりも早く適応して克服する。さらに波紋をも体得しくらった人体蒸発させるほどのジョセフ数百倍という比較にすらならないほどの高出力で練るまでに至る。 エシディシとワムウの仇討、および自分のけじめのためにジョセフ自分の手殺そう追跡する一度ジョセフシュトロハイム捨て身奇策にはまり、溶岩落とされるも、脱出してジョセフ左腕切断し、彼とシュトロハイムを死の絶望追いやる。しかし、新たに得た波紋」でジョセフ止めを刺そうとしたことが仇となり、ジョセフ無意識に掲げた赤石によってさらに増幅させられ波紋エネルギー火山さらなる噴火誘い噴出され火山岩押し上げられ宇宙空間放逐される。体内圧縮空気噴出による反動地球への帰還試みるが、体内外の温度差によって噴出空気固体凍結してしまい失敗不老不死ゆえに死ぬこともできず、最終的に生物鉱物中間の物体となって思考停止し永遠に宇宙空間を漂うことになった

※この「柱の男」の解説は、「戦闘潮流」の解説の一部です。
「柱の男」を含む「戦闘潮流」の記事については、「戦闘潮流」の概要を参照ください。


柱の男(はしらのおとこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:00 UTC 版)

戦闘潮流」の記事における「柱の男(はしらのおとこ)」の解説

2000年周期眠りにつく謎の生物闇の一族」のこと。メキシコ古代人命名した仮称作中ではその生き残りである、石柱の中で眠っていたカーズ、エシディシ、ワムウ、サンタナがこう呼ばれる人間歴史を持つ遥か前に進化の過程の中で地球出現し、かつて神や悪魔などと原始人間たち認識されていた存在女性もいたようだが、その生物頂点に立つ故に食物連鎖の定義に漏れず繁殖率極めて低く地球生態系にも考慮して他の生物には必要(必要最低限食料以上に干渉せずそれまでひっそりと生きていた。しかし一族は、より多く生物エネルギーを必要とする「石仮面」を作り出したカーズ恐れ抹殺しようとし、逆に返り討ち遭って滅ぼされたため、作中時点生存するのはカーズら4人のみ。頭にはそれぞれ固有の角(ワムウの発言)、あるいは触角カーズ発言)がある。人間とは比較にならぬほどの寿命知能身体能力を誇るが、紫外線弱く太陽光を受けると、吸血鬼のように灰化まではしないものの、硬直して石となる。ただしエシディシによると皮膚の内部や(負傷などでむき出しになった内臓紫外線波紋攻撃を受ければ消滅もする。また大威力武器攻撃劇中では戦闘用ハンマーや、鋼鉄球のボウガン)を頭部に受ければ致死有り得るカーズ発言)。普通に口から物を摂取することもある(カーズが酒を飲んでいるなど)が、全身細胞から消化液出して食事」を行うため、波紋使い以外の人間吸血鬼、および他の動物が柱の男の肉体接触すると、削り取られるようにして食われてしまう。「石仮面」は彼らに不死身の力と太陽光対すある程度抵抗力石化)をもたらしたものの、究極生物なるには骨針の「押し」が弱かったらしく、「石仮面」に「エイジャの赤石」の力を取り込み弱点太陽光克服究極生物進化することを目論んでいた。Part1から登場する石仮面は、カーズ研究過程作った試作品である。その試作品の「石仮面」を使い、「柱の男」たちは、高効率エネルギー源としてあらゆる生物吸血鬼変貌させ、捕食していた。「波紋使い」の一族は、この柱の男たちからエイジャの赤石を守るため、また柱の男たちを殲滅するために存在することも明らかになる

※この「柱の男(はしらのおとこ)」の解説は、「戦闘潮流」の解説の一部です。
「柱の男(はしらのおとこ)」を含む「戦闘潮流」の記事については、「戦闘潮流」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「柱の男」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「柱の男」の関連用語

柱の男のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



柱の男のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの戦闘潮流 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS