五重塔とは? わかりやすく解説

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ごじゅう‐の‐とう〔ゴヂユウ‐タフ〕【五重の塔】

読み方:ごじゅうのとう

地・水・火・風・空五大かたどって5層屋根積み重ねた形につくった仏塔

[補説] 書名別項。→五重塔


ごじゅうのとう〔ゴヂユウのタフ〕【五重塔】

読み方:ごじゅうのとう

幸田露伴小説明治2425年(1891〜1892)発表。五重塔建立執念を燃やす大工のっそり十兵衛の、芸術にかける名人気質を描く。


五重塔

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近世以前(その他):  五輪塔  五輪塔  五輪塔覆堂  五重塔  伊江御殿墓  佛隆寺石室  光明坊十三重塔

五重塔

作者幸田露伴

収載図書露伴小説 第2冊
出版社岩波書店
刊行年月1988.2

収載図書幸田露伴
出版社新学社
刊行年月2005.9
シリーズ名近代浪漫派文庫

収載図書朗読文学のしずく」 第3巻
出版社中経出版
刊行年月2007.9
シリーズ名楽書ブックス


ごじゅうのとう (五重塔)


五重塔

読み方:ゴジュウノトウ(gojuunotou)

初演 明治37.9(大阪・弁天座)


五重塔

読み方:ゴジュウノトウ(gojuunotou)

作者 幸田露伴

初出 明治24年

ジャンル 小説


五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/30 05:04 UTC 版)

五重塔(ごじゅうのとう)は、仏塔の形式の一つ。層塔と呼ばれる楼閣形式の仏塔のうち、重の屋根を持つものを指す。下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)からなるもので、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表している。





五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:51 UTC 版)

最勝院」の記事における「五重塔」の解説

寛文7年1667年)に完成した大円寺の塔で方3間、総高31.2メートル相輪含む)である。津軽藩3代藩主津軽信義4代津軽信政寄進により、前後10年以上をかけて建立された。国の重要文化財指定の五重塔としては日本最北端位置する心柱角柱で、初層天井から立つ。江戸時代建立の塔であるが古式残し、軸部の逓減率高くバランス取れた優美な塔である。初層は正面のみを連子窓、他3面丸窓とし、2層以上は窓や構造材意匠変化もたせている。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 10:10 UTC 版)

青龍寺 (青森市)」の記事における「五重塔」の解説

金堂の横にある。1996年平成8年10月10日完成胎蔵界四菩薩安置されている。39メートルの高さがあるため、東北本線車内からでも、その姿をはっきりと見ることができる。観光客通常入ることは出来ないが、上の階はやや天井低く姿勢低くする必要がある。塔特有の心柱吊り下げられている様子を見ることが出来る。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 08:46 UTC 版)

羽黒山 (山形県)」の記事における「五重塔」の解説

詳細は「羽黒山五重塔」を参照 「一の坂」(参道の上り口にある。平将門創建とされるもので、塔としては東北地方最古とされ、昭和41年には国宝指定されたが、現在みられるものは、15世紀のころに再建されたものである。 高さ - 29.0m。 建築方式 - 三間五層杮葺素木造。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 21:15 UTC 版)

池上本門寺」の記事における「五重塔」の解説

高さ31.8メートル空襲による焼失をまぬがれた貴重な建築1つで、江戸幕府2代将軍徳川秀忠乳母である岡部局(大姥局)(正心院日幸尼)の発願により、1608年慶長13年)に建立され、後に現在の位置移築された。全面ベンガラ赤色塗料塗り屋根は初層と二重本瓦葺き三重以上は銅板葺きとする(当初はすべて本瓦葺き)。建築様式は初層は和様二重から上は禅宗様になる。初層の各面は中央桟唐戸両脇間には格狭間(ごうざま)形の装飾入れ蟇股かえるまた)には十二支彫刻入れる。1997年平成9年10月から2002年平成14年3月にかけて国庫補助事業として解体修理が行われた。基礎部分石段からはホンモンジゴケというコケ一種が見つかっている。五重塔下付近、東京国立博物館池上本門寺経筒藤原守道作)が出土している。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:41 UTC 版)

瑠璃光寺」の記事における「五重塔」の解説

国宝大内文化最高傑作といわれる室町時代嘉吉2年1442年)頃の建立屋外にある五重塔としては日本10番目に古く京都醍醐寺奈良法隆寺のものとならび日本三名塔の一つ数えられることもある。 高さ 31.2m で屋根檜皮葺二層にのみ回縁(まわりえん)がついているのが特徴である。建築様式和様であるが、回縁勾欄逆蓮頭や円形須弥壇など一部禅宗様唐様)が採り入れられている。初重(1階)には日本の仏塔では唯一となる円型須弥壇があり、僧形大内義弘像と阿弥陀如来像祀っている。夜間年間通して日没から22:00までライトアップされており、周囲に咲く季節の花々とともに美しく浮かび上がる大内義弘亡骸は一旦堺で葬られた後に香積寺改葬されとされるが、その墳塋がこの塔であり、通常なら仏舎利納められている五重塔の下に大内義弘があるとの口伝がある。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 13:54 UTC 版)

彼岸島」の記事における「五重塔」の解説

要塞寺の奥の切り立ったの上にある塔。入るには狭い橋を渡る必要がある内部危険な仕掛けがたくさんある上に普通の階段無く上階上がるにはどこかにあるスイッチ押して隠し階段を登る必要がある

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 08:33 UTC 版)

東寺」の記事における「五重塔」の解説

国宝東寺のみならず京都シンボルとなっている塔である。高さ54.8メートル木造塔としては日本一の高さを誇る。天長3年826年空海による創建に始まるが、実際創建空海没後9世紀であった雷火不審火で4回焼失しており、現在の塔5代目で、寛永21年1644年)、徳川家光寄進建てられたものである。初重内部の壁やには両界曼荼羅真言八祖像を描き須弥壇には心柱中心にして金剛界四仏像と八大菩薩像を安置する真言密教中心尊であり金剛界五仏中尊でもある大日如来の像はここにはなく、心柱大日如来みなしている。諸仏寛永20年1643年)から翌年にかけての作で、江戸時代初期の作風伝える。初重内部は通常非公開だが、特別に公開される場合もある。北にある池は瓢箪池といい、五重塔とともに池泉回遊式庭園要素になっている。 初重内部の安置仏像以下の通り菩薩像の像名は寺伝による)。 東面 - 阿閦如来弥勒菩薩金剛菩薩 南面 - 宝生如来、除菩薩虚空蔵菩薩 西面 - 阿弥陀如来文殊菩薩観音菩薩 北面 - 不空成就如来普賢菩薩地蔵菩薩

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 02:16 UTC 版)

法隆寺」の記事における「五重塔」の解説

国宝木造五重塔として現存世界最古のもの。裳階付きで、高さは32.55mであり、初重から五重までの屋根逓減率大きさ減少する率)が高いことがこの塔の特色で、五重屋根一辺は初重屋根約半分である。初層から四重目までの柱間通例三間だが、五重目のみ二間とする。初重内陣には東面西面・南面・北面それぞれに塔本四面具(国宝)と呼ばれる塑造群像安置する(計80点の塑像国宝)。この塑像使用され粘土は、寺の近くの土と成分ほぼ等しいことから近くの土で作られたと推測される東面は『維摩経』(ゆいまきょう)に登場する文殊菩薩維摩居士問答場面北面釈迦涅槃西面は分舎利インド諸国の王が釈尊遺骨すなわち仏舎利分配)の場面南面弥勒浄土を表す。北面釈迦の入滅を悲しむ仏弟子の像が特に有名である。その弟子集団の中の3体は、耳の無い、口先とがった眼のつりあがった頭部をしており、それぞれ馬頭形、鳥頭形、鼠頭形よばれる。これらは十二支かたどっているとも、薬師如来をまもる十二神将であるともいわれる。五重塔初層内部にも壁画(現在は別途保管重要文化財)があったが、漆喰が上から塗られたことなどが原因剥落してしまっている。心礎心柱礎石)は、地下3メートルにあり、心礎内からは1926年大正15年)にガラス製の舎利壺とこれを納める金製銀製響銅製の容器からなる舎利容器発見された。なお、舎利容器は、調査後、元の場所に納められている。

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五重塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 08:20 UTC 版)

室生寺」の記事における「五重塔」の解説

国宝延暦19年800年)頃の建立で、木部朱塗りとする。屋外にある木造五重塔としては、法隆寺塔に次ぎわが国2番目に古く国宝・重要文化財指定木造五重塔で屋外にあるものとしては日本最小である。高さは16メートル強、初重は1辺の長さ2.5メートル小型の塔で、高さは興福寺五重塔3分の1ほどである。 通常の五重塔は、初重から1番上の5重目向けて屋根の出が逓減次第小さくなる)されるが、この塔は屋根逓減率低く、1重目と5重目屋根大きさがあまり変わらない。その他、全体屋根の出が深く厚みがあること、屋根勾配が緩いこと、小規模な塔の割に太い使用していることなどが特色である。屋根大きさが1重目と5重目とで変わらないのに対し、塔身は上へ行くにしたがって細くなり、5重目一辺は1重目の6割になっている。しかし、斗(ます)、肘木などの組物大きさ同じなので、5重目では組物組物間隔が非常に狭くなっている。側外面)の径は1重目28センチ、2重目以上が23センチである。日本の他の仏塔では、最上部の九輪の上に「水煙すいえん)」という飾りが付くが、この塔では水煙代わりに宝瓶ほうびょう)と称する壺状のものがあり、その上に八角形宝蓋ほうがい)という傘状のものが乗っている珍しい形式である。寺伝では、創建かかわった僧侶修円がこの宝瓶室生竜神封じ込めとされる心柱には江戸時代明和5年1768年)の修理銘を記した銅板打ち付けられており、1900年明治33年)から翌年かけても半解修理が行われた。このほか、部材には鎌倉時代末期頃のものが含まれることから、その頃にも一度修理受けていることがわかる。部材には当初材のほか、鎌倉時代江戸時代明和)、明治時代のものが含まれ、各重の側には明和明治修理取り換えられたり、当初位置から移動しているものが多い。屋根建立当初板葺きで、明和修理檜皮葺き変更したものとみられる。 五重塔は、1998年平成10年9月22日台風7号強風でそばの(高さ約50メートル)が倒れた際に屋根直撃西北側の各重部の屋根・軒が折れて垂れ下がる大被害受けた。しかし、心柱含め、塔の根幹部は損傷せずに済み復旧工事1999年平成11年)から2000年平成12年)にかけ行った修理際し奈良文化財研究所により、当初材を年輪年代測定法調査したところ、延暦13年794年)頃に伐採されたものであることが判明した。このことからも塔の建立年代延暦19年800年)頃とする従来の定説裏付けられた。 正面 南西から望む 五重塔の相輪通常の塔にみられる水煙すいえん)の代わりにがある。

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