八大菩薩
八大菩薩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 09:20 UTC 版)
寺院の壁体を囲む方形の欄干(欄楯、らんじゅん)は、寺院を時計回りに周行(英語版)する右饒(うにょう〈プラダクシナ、pradakshina〉) の巡礼の礼法を行うためにあった。その外壁にある菩薩(ボーディサッタ)の8体の仏教尊像の浮彫りの比定については諸説あるが、虚空蔵菩薩、弥勒菩薩、除蓋障菩薩(じょがいしょうぼさつ)、地蔵菩薩、金剛手菩薩、文殊師利、普賢菩薩、蓮華手菩薩(れんげしゅぼさつ〈観音菩薩とも〉)が装飾され、密教の八大菩薩曼荼羅を形成している。また、正面以外の3方の壁面には、高さ2.7メートル、幅3.5メートルにおよぶ浮彫りがあり、多羅菩薩(般若波羅蜜とも)、准提観音、観音菩薩(世自在菩薩、虚空蔵菩薩とも)とされる像がそれぞれ装飾されている。
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