八大龍王を祀る社寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 02:02 UTC 版)
昔から雨乞いの神様として祀られ、日本各地に八大龍王に関しての神社や祠がある。 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸の 天岩戸神社から東南 1km程の所、永の内有富(ありずみ)集落に 八大竜王水神社が、さらに北に1km程の馬生木(もうぎ)集落にも「八大之宮」の名の社がある。天岩戸神社によれば両社とも八大龍王水神であり、女神(有富)・男神(馬生木)の対を成すとしている。特に永の内の社は水神としての信仰のみならず勝負事や商売の神様としても信仰を集め、地元住民に加え遠来の参拝客も多く、参道に並ぶ献灯には有名スポーツ関係者の名も見受けられる。両社とも境内に井戸があり、御神水として持ち帰る参拝者も多い。 宮崎県日向市日向岬米の山 日向岬の最高所 海抜192mの「米の山展望所」の西側に八大龍王の石碑がある。 葛城山系(和泉山脈 - 金剛山地)に役小角が28ヶ所築いたとされている、法華経二十八品の埋納地【葛城二十八宿】。その一つである和泉葛城山山頂付近には、古くから七大龍王社が建立されており、八大龍王との関係が注目される。【第八番経塚】(五百弟子受記品)である犬鳴山には、九頭龍大神(ヴァースキ龍王)が祀られている。 奈良県吉野郡天川村の大峯山龍泉寺では、本尊が弥勒菩薩、八大龍王尊となっている。10月の第二日曜日に毎年、八大龍王大祭が執り行われている。 奈良県吉野郡下市町の立石海神社の主祭神は八大龍王で、(石神)金山彦命と共に祀られている。 秩父今宮神社には、八大龍王宮がある。 三重県伊勢市の金剛証寺には、鬼門を塞ぐ八大龍王が祀られている。 熊本県菊池市龍門の竜門ダム近くに龍王神社がある。 大分県大分市、横尾地区の高尾山中に八大龍王龍神の池があり、その池から引き揚げられた霊石が水分神社の本尊として祀られています。
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