うちゅう‐かん〔ウチウクワン〕【宇宙観】
宇宙論
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宇宙論(うちゅうろん、英: cosmology)とは、「宇宙」や「世界」などと呼ばれる人間をとりかこむ何らかの広がり全体[注 1]、広義には、それの中における人間の位置、に関する言及、論[注 2]、研究などのことである。
注釈
- ^ 「cosmos」は元はギリシャ語のκόσμοςコスモスであり、これは「秩序」という意味で「chaosカオス」(=無秩序)と対比させられていた。また「cosmos」は同時に「全ての存在」を意味していたと解説されることもある。
- ^ 「cosmology」という語は、cosmo - logyという構成になっている。logyの意味については、-logyの項を参照可
- ^ ニュートンも自然哲学者を自認していた。
- ^ en:Peter Apian
- ^ 完全性を具現している、とされた。
- ^ 大枠として、スコラ哲学では「聖なる天界」と「俗なる地上界」とに分けて世界を理解していたのである。
- ^ 宇宙論研究者の大多数が現在のところ、観測結果を説明するモデルとしてはビッグバン理論が最も適切であろう、と見なしている。それを支持している人々を中心として、ビッグバン理論を組み入れた理論体系を「標準的宇宙論」という名で呼ぶこともある。
出典
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 5』講談社、2004年。
- ^ Sanz Fernández de Córdoba, S. (2004年6月21日). “100km altitude boundary for astronautics”. www.fai.org. FAI. 2022年1月28日閲覧。
- ^ Sanz Fernández de Córdoba 2004, The Karman separation line: Scientific significance.
- ^ de Gouyon Matignon, Louis (2019年12月24日). “Why does the FAA uses 50 miles for defining outer space?”. www.spacelegalissues.com. Space Legal Issues. 2022年1月28日閲覧。
- ^ “Commercial Space Transportation Activities”. www.faa.gov. FAA (2020年6月19日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ Merriam-Webster, definition of cosmos.
- ^ 広辞苑第六版【宇宙】
- ^ Merriam-Webster, definition of universe.
- ^ a b c d e f 廣松渉『岩波哲学・思想事典』岩波書店、1998年、133頁。ISBN 4000800892。
- ^ a b 岩波書店『哲学・思想 事典』、「第五元素」の項
宇宙観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:26 UTC 版)
錬金術の宇宙観は、マクロコスモスとミクロコスモス(天上界=マクロ、地上界=ミクロ)は対応関係があるというものだった。金属変成実験というミクロコスモスはマクロコスモスという世界の構造が映し出され、実験とともに世界の仕組みを明らかにできるとされた。 またホムンクルスのように、無生物から人間を作ろうとする技術も、一般の物質から、より完全な存在に近い魂を備えた人間を作り出すという意味で錬金術と言える。 錬金術に携わる研究者を錬金術師と呼ぶ。特に高等な錬金術師は、霊魂の錬金術を行い神と一体化すると考えられたので、宗教や神秘思想の趣きが強くなった。
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宇宙観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 22:36 UTC 版)
第1話の「宇宙」において、次のように宇宙観を述べている。 「此地球(ちきう)は太陽(たいやう)に屬(ぞく)する一小土塊(せうどくわい)たるに過ぎず又其太陽も恒星中(かうせいちう)の一粒(りふ)にして天に耀(かゞや)く星(ほし)は粒々(りふ/\)皆太陽(たいやう)ならざるはなし其(その)數(かず)は無數(むすう)にして固より計(かぞ)ふ可らず彼の銀河(あまのがは)の白きは即ち恒星(かうせい)の重(かさな)り/\て白く見ゆるものにして並木(なみき)の松の生(お)ひ並(なら)びたるを遠く眺(なが)めて唯黒々(くろ/″\)と見ゆるが如し」 そして、星々の数は「何千萬億(なんぜんまんおく)」の限りもないもので、 「遠(とほ)きものは其(その)星(ほし)より光を放て光線(くわうせん)の地球(ちきう)に達するまでに何百萬年を費(つひや)す可しと云ふ故に恒星(かうせい)の中にて既に百萬年前に本體(ほんたい)を失(うしな)ふて今日唯その光線(くわうせん)のみ吾々の眼(め)に映(えい)ずるものもあらん」 と述べる。そして、この宇宙に広大な銀河から微生物に至るまで同じ法則が成り立っていることこそ不可思議であって、「思議(しぎ)す可らざるを思議(しぎ)し想像(さう/″\)すれば唯ます/\人智(じんち)の薄弱(はくじやく)なるを發明(はつめい)するのみ」と結んでいる。
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