唐様とは? わかりやすく解説

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から‐よう〔‐ヤウ〕【唐様】

読み方:からよう

中国風であること。唐風(からふう)。

「—にいえば風流瀟洒」〈逍遥当世書生気質

中国風の書体。特に、江戸時代学者間で流行した元・明(みん)風の書体

行・草以外の漢字書体楷書隷書篆書(てんしょ)など。

禅宗様(ぜんしゅうよう)


唐様

読み方:カラヨウ(karayou)

中国風、からざま、からぶり


唐様

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/29 17:24 UTC 版)

唐様(からよう)とは、




「唐様」の続きの解説一覧

唐様

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日本の書流」の記事における「唐様」の解説

唐様とは中国書風のことで、禅僧による唐様を特に墨跡と呼ぶ。 墨跡 詳細は「禅林墨跡」を参照 墨跡鎌倉時代から江戸時代まで続いた鎌倉時代は宋の書風で、中国禅僧の間に流行した蘇軾黄庭堅米芾、張即之などの書を指し、晋唐の規範伝統から解放された自由剛健なもので、奈良朝以来行われた線の軟らかい王羲之風のものとは全く趣き異にするのである宋の滅亡後、元が興ったが、禅僧往来益々頻繁であった室町時代は元の書風で、雪村友梅寂室元光らは趙孟頫影響受けている。この時代禅宗公家武家帰依を受け発展続けた。また五山文学盛行するとその禅僧書風日本趣向加味され五山様が流行した江戸時代墨跡は、大徳寺妙心寺禅僧黄檗派禅僧の書を言い、明の文徴明祝允明董其昌書風加味され主として武家漢学者僧侶の間に用いられた。黄檗僧の中で隠元隆琦木庵性瑫即非如一の3人は特に能書黄檗の三筆称された。 唐様 墨跡中国書法が北島雪山細井広沢らに伝わり唐様として発展していく。唐様は儒者文人などに用いられ寂厳池大雅らが継承し江戸時代末期には幕末の三筆呼ばれる市河米庵巻菱湖貫名菘翁の3人へと展開していった。この3人は武家儒者信奉者多く、特に江戸市河米庵諸大名にも門弟があり、その数5000人とも言われた。江戸時代中期頃から書法研究進みこれまでの元・明書風から晋唐の書風提唱する者が現れ巻菱湖貫名菘翁らは晋唐派であり、市河米庵などは明清であった。この2派の流れ明治時代になってからも続き、この幕末の三筆により明治時代以降多く著名な書家が綿々と輩出されている。 詳細は「日本の漢字書家一覧」を参照売り家と唐様で書く三代目」とは、初代築き上げた家産3代目使い果たして没落する様を皮肉った川柳であるが、ここでは唐様が遊芸象徴として扱われている。

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唐様

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日本の書道史」の記事における「唐様」の解説

墨跡 この時代墨跡は、大徳寺妙心寺禅僧黄檗派禅僧の書をいい、宋の米芾、元の趙孟頫、明の文徴明祝允明董其昌書風である。寛永10年1633年)の鎖国令によって中国書籍法帖などの輸入きわめて制限されている中、この黄檗僧たちの書は主として儒者文人僧侶などに受け入れられた。黄檗僧の中で隠元隆琦木庵性瑫即非如一の3人は特に能書黄檗の三筆称された。 唐様 墨跡中国書法は北島雪山伝授され雪山は唐様の創始者として活躍した。その書法江戸門人細井広沢伝えられ、唐様の流行確固たるものにした。そして広沢は『観鵞百譚』など多く著書残し、唐様推進原動力となったその後寂厳池大雅らが継承し江戸時代末期には幕末の三筆呼ばれる市河米庵巻菱湖貫名菘翁の3人へと展開していった。この3人は武家儒者信奉者多く、特に江戸市河米庵諸大名にも門弟があり、その数5,000人ともいわれた。江戸時代中期ごろから書法研究進みこれまでの元・明書風から晋唐の書風提唱する者があらわれ巻菱湖貫名菘翁らは晋唐派であり、市河米庵などは明清であった。この2派の流れ明治時代になってからも続き明治時代多く書家影響与えていく。 この時代書名のあった人物(唐様) 詳細は「日本の書家一覧#唐様」を参照 この時代筆跡(唐様) 筆跡名筆年代書体書風所在拈香隠元隆琦 1669年 草書墨跡(明風) 萬福寺 竹林二字 即非如一 不詳 行書墨跡 萬福寺 鉄牛和尚五十初度木庵性瑫 1677年 草書墨跡 浄住寺 白髪千梳詩 独立性易 不詳 草書墨跡黄檗様) 京都国立博物館 庵字 白隠慧鶴 18世紀中ごろ 行草墨跡 松蔭寺 朱子家訓 石川丈山 不詳 隷書、唐様 唐詩屏風 北島雪山 不詳 行草、唐様 永青文庫 西湖十景 細井広沢 1720年 行草、唐様 東京国立博物館 戊辰臘八大雪買酒 亀田鵬斎 1808年 楷書、唐様 東京国立博物館 維馨尼宛書良寛 19世紀前半 行草、唐様 良寛記念王維竹里館裴迪竹里館 池大雅 不詳 草書、唐様 詩仙堂 市河寛斎墓銘 市河米庵 1820年 楷書、唐様(顔真卿風) 本行寺 高都護驄馬行 巻菱湖 1823年 行書、唐様 書状 狩谷棭斎 1824年 草書、唐様(晋唐風) 前赤壁賦 市河米庵 1827年 楷書、唐様 東京国立博物館 狩谷棭斎墓碣小島成斎 1835年 楷書、唐様(虞世南風) 法福寺 朱子家訓 貫名菘翁 1853年 楷書、唐様(褚遂良風) 白隠慧鶴達磨図 池大雅十便十宜図(釣便図) 亀田鵬斎・瀑近春風巻菱湖・五仙騎五羊(左幅) 巻菱湖・五仙騎五羊(右幅) 貫名菘翁山水詩双幅 市河米庵・景幽佳兮足真賞

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