寂厳とは? わかりやすく解説

寂厳

読み方じゃくごん

江戸中期真言宗の僧備中足守生。姓は富永、字は諦乗。12才で備中普賢院の超染に師事、さらに諸国遊歴して仏教諸学究めた備中宝島寺住職となり、のち倉敷玉泉寺隠退梵学精通し、また能書家としても知られる明和8年1771)寂、70才。

寂厳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/18 14:42 UTC 版)

寂厳(じゃくごん、元禄15年9月17日1702年11月6日) - 明和8年8月3日1771年9月11日))は、江戸時代中期の真言宗。備中・足守藩の藩士の家の生まれとされる。俗姓は富永氏。字は諦乗。備中国都羅島(現在の岡山県倉敷市内)宝島寺の僧。墨書に秀でて、近世四大書僧あるいは江戸時代中期の桑門三筆とも呼ばれる。

略歴

9歳で出家し、1706年受戒(数え年5歳)、1712年得度(数え年11歳)とも言われ、備中国浅口郡の普賢院超染律師に師事し仏性戒・両部灌頂を受けた。その後諸国を遊学して梵学を特に熱心に学んだ。元文元年(1736年)京都御室五智山蓮華寺に入り曇寂に師事して醍醐法流の印璽を受け、さらに和泉国家原寺で具支灌頂を受け、宝暦10年(1760年長谷寺常明から地蔵院流の秘奥を受けた。その一方で、自らも備中国宝島寺を中心に密教を布教し、多くの悉曇(しったん)関係の著作を残した。明和4年(1767年)倉敷玉泉寺に退き、そこで亡くなった。

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