アストロズの主要選手とは? わかりやすく解説

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アストロズの主要選手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 01:58 UTC 版)

ペナントレース やまだたいちの奇蹟」の記事における「アストロズの主要選手」の解説

山田太一(やまだ たいち)背番号96投げ右打ち 本作主人公学生時代はなにをやらせてダメ少年であった少年時代から三原監督憧れアストロズ優勝させるという幼い日の夢を叶えるため入団テスト受けて強引にプロ入りする。契約金はわずか10万円。 野球センス皆無思われていたが、驚異的な動体視力反射神経武器アストロズ入団後頭角現していく。小学生並み小さな体と腕の短さを補うために平均より2インチ(約5センチ)は長い特注バット使用し赤ん坊のような柔らかい体をバックスイングでねじり、戻る勢いでボール打ち返す力を最大限発揮する「大爆発ビッグバン打法」で勝利貢献しているため、体幹も強いと思われる。 常にフルスイングのため、緩急をつけた配球弱く打率も.236しか残せなかったが、得点圏打率は高いようで、ここぞというチャンス確実に掴み31本塁打96打点チーム二冠王となったまた、弟の泰二が登板した試合では必ず打点挙げている。 メインポジションは遊撃手守備範囲は広いが、エラーは多い描写をされている。 後にアストロズ投手不足のため三原監督そそのかされ投手兼任する事を決断当初オーバースローだったが、遊撃手として出場していた試合での守備中、偶然アンダースロー送球した球が尋常でない伸び方をしたことから、以後アンダースローでの練習開始。さらに和久井指導により、地面ギリギリから極限まで身体ねじって投げる「大爆発ビッグバン投法」を習得した直球球速は130km前後だが、地面スレスレから高く浮き上がってくるため打者体感速度は150km近くにも達する。決め球は「びりびりボール」。この球を駆使しオールスターでは3イニング投げ捕手務めていたヤクルト古田敦也捕逸による振り逃げを含む「10連続奪三振」という珍プレーかつ偉業達成MVP獲得した太一は毎試合野手として試合フル出場しているため、太一肉体的な事を考慮すると、投手として投げられるのは週に1度中継ぎとして3イニング限度である。しかし、最終戦でのヤクルトとの試合では投手として先発出場し、大林造に満塁ホームラン打たれるなど5失点喫するが、打線援護もあり見事完投勝利を挙げている。 決め球の「びりびりボール」はパームボール一種ありながらその変化量パームボール遥かに凌駕する回転が全くかかっていないため球質恐ろしく重くジャストミートし石田バットをへし折った程であるが、太一の手首に選手生命にも関わるほどの相当な負担をかけてしまう。矢島はその危険性いち早く気付き太一びりびりボールに耐えられるだけの強靭な手首作るための特訓課したり、またびりびりボール自体多投ないよう忠告もしている。最終戦でのヤクルトとの試合で、矢島太一に「びりびりボール」を投げられるのは残り2球だけだと警告するが、結局太一はその試合40近く投げる事になったが、それによって太一選手生命断たれるような事にはなっておらず、日本シリーズ終了後には完全に回復していた。この事が三原監督が言うように、太一の体の強靭さと、凄まじいまでの回復力現していると言える年齢18歳だが肉体的に精神的に子供のまま成長しておらず、陰茎陰毛生えていない程である。しかし、それ故野球に関して知識技術を凄まじい速さ吸収しており、三原監督に『超未完の大器』とまで言わしめている。 名前の元ネタ脚本家山田太一シーズン成績(.236 3196点) 山田泰二(やまだ たいじ)背番号18投げ両打ち たいちの双子の弟。兄とは似ても似つかない外見実力持ち主甲子園制した実力派投手本人読売ジャイアンツ希望するが、ドラフト抽選アストロズ入り太一を「バカ兄貴」とけなしているが、認めるべき所は素直に認めている。 彼も幼い時はアストロズファンであった万年最下位アストロズ失望しており、アストロズ優勝させたら自由契約にするという三原との約束入団したので、基本的に他人とは馴れ合わずルーキーとしては尊大な態度をとり、先輩からは反感買われるも、圧倒的な実力期待通り活躍見せチームメイトを黙らせた。最終的にプロ意識目覚めたチームメイトとよき仲間になる。 決め球打者の手元で急激に曲がり落ち高速カーブの「彗星コメットカーブ」。開幕戦でのヤクルトとの試合で、野村監督自身弱点見破られ潰される寸前にまで追いつめられたが、それがきっかけとなって偶然編み出したその他の持ち球はシュートスライダーフォークなど。コメットカーブとの緩急惑わせることを目的としたスローカーブ投げることも。シーズン開幕前の練習中にフォークボール投げたが、実戦使用され描写はない。 他のメンバー感染している「太一」に対し、泰二自身巨大な「泰二」を発生させガードしているので、太一には感染しない幼少時には読み書きなど全てたいちが先に習得していたこともあり、潜在能力次々と覚醒させて成長続け太一に、内心では焦り感じているが、同時にそんな太一を「俺にはどうしても敵わない奴」と認め真剣勝負をしたいとも思っている。 平田負傷し太一先発投手として登板したシーズン最終戦捕手出場している。 シーズン終了後ファン感謝デー太一真剣勝負行い結果はピッチャーライナーに終わった。そこでアストロズ好きだという事、またそれ故太一アストロズと公式の試合真剣勝負をしたい事をファン打ち明ける結局三原監督ファン後押しもあり、他球団トレードされる形でアストロズ退団する事になる。その後ヤクルト阪神巨人トレード申し込んだ事がスポーツ紙上で発表されたが、どのチーム移籍したのかは公表されないまま連載終了となっている。 シーズン成績20勝6敗、最多勝八木沼純(やぎぬま じゅん)背番号1 右投げ左打ち アストロズ主砲卓越したバッティングセンスの持ち主3年前ドラフト1位入団したものの、やる気の無い選手たち染まってしまって才能だけで野球やっている今世最悪四番打者と言われる練習嫌い遊び人だった。 キャンプ初日一軍二軍紅白戦わずかに残っていたプライド刺激されいち早く太一」に"感染"。名実共にアストロズ中心選手変貌を遂げるオープン戦では太一四番三塁手の座を争いシーズン開幕後は三番・三塁手でほぼ固定しているチームリーダー太一の全く根拠のない自信目の当たりにすると、感化されたいがプライドが邪魔をするのかジンマシンが出る体質。 左投手を苦手としており、昨シーズンの対左投手打率は僅か.036という散々な成績だったが、開幕戦でのヤクルト戦角盈男からフェンス直撃2点適時二塁打放った事をきっかけに、見事克服している。しかし同じヤクルト荒木大輔だけは苦手としており、彼からは一割も打てなかった。 名前の由来は元フィギュアスケート選手八木沼純子シーズン成績(.342 2892点、首位打者平田昭彦(ひらた あきひこ背番号8219投げ右打ち 六大学野球東京大学三位引き上げた伝説司令塔で、司法試験にも通った東京大学法学部卒の秀才だが、三原プレー憧れ司法試験合格捨ててアストロズ入団八木沼とは同期物語開始時点では八木沼と同様、やる気の無い選手たち染まり入団時の気持ち忘れて無気力な選手になっていたが、太一全力プレー見て入団時の気持ち取り戻す。太一才能に気がつき、あれこれサポートする気のいい男。「びりびりボール」を捕れず太一体力消耗させてしまい、捕手として技量不足に苦しむが、後逸させまいと腕にボール当て、痣だらけになりながらボール止めようとしていた事を判っている太一は「平田さんが いー」と頑なに主張した非力長打期待できないが、相手研究し配球読んで打つことを得意としている。最終戦ダブルヘッダー第一戦で指を骨折し第二戦出場不可能と思われたが、代打打席に立ち、プロ初の本塁打を打つ。しかし、激痛のあまり気を失ってしまったため、渡辺代走した。 昨シーズンまでは遊撃手だったが、自らの特性活かす為に捕手転向背番号19現役時代野村克也にちなんで、三原開幕前に変更した(ただし三原は「手違いだった」と主張している)。名前の元ネタ東大卒俳優平田昭彦シーズン成績(.246 1本 37点) 大山慎一郎(おおやま しんいちろう)背番号31投げ両打ち 甲子園では準々決勝で泰二にホームラン打たれ、1対0で負けたエース三番打者山田兄弟同期ドラフト3位入団した本気を出すのはかっこ悪いアストロズなら夜遊び三昧練習しなくても天性才能ストレート制球力だけで一軍投げられると甘い考え入団したが、投手続行野手転向かを賭けた勝負で、疲れ果てた太一外野スタンド上段まで飛ばされる球質軽さ思い知らされ野手転向した太一感染した後は、たった一晩で左打席スイングマスターして両打ち活躍シーズン開幕後は二番二塁手。 彼だけはヘルメット帽子被っていない。「けけっ」という口癖特徴で、誰が相手でも軽口叩き容赦ないツッコミ浴びせる高卒一年目野手転向レギュラー獲得し打率3割を達成する天才肌ありながら、(太一ほどではないが)身体小さかったことが、球質軽さドラフト3位指名だった理由推測されるシーズン成績(.321 3本 46点) トム・ブラウンTom-Brown背番号4 右投げ右打ち 本名トマス・ブラウンレフトの深いところからノーバウンド返球できるほどの強肩外角低め打ち売りとするアメリカ人助っ人外野手完璧に日本語を話す事ができる。 少年時代は「黒い稲妻」と呼ばれたニューヨーク・メッツブルーベリー選手ダリル・ストロベリーモチーフ?)に憧れブルーベリー監督となったメッツ入団体格恵まれずひたすら努力重ねた過去は、八木沼に「アメリカ版山田太一」と評される過酷な練習の末に外角低め打ち会得したが、メジャーリーグでの公式出場記録代打起用されたキャッチャーゴロの一打席のみ。マイナー落ちしてそのまま立ち直れ戦力外通告になり、以降は心を閉ざしていたが、日本語覚えて日本来てまで野球やりたい本心三原看破された。 シーズン開幕後は五番・左翼手でほぼ固定守備力から考えれば右翼手中堅手適任だが、守備範囲は広いがエラーも多い太一遊撃手だったせいか、左翼手起用されていた。 シーズン終了後尊敬するブルーベリー監督メッツ戻ってこないかと誘われたが、悩んだ末に結局アストロズと再契約したシーズン成績(.303 2284点) 二階堂進にかいどう すすむ)背番号7投げ右打ち 高校時代ど田舎直球しか投げられない低レベル投手相手に、場外ホームラン連発し怪力巨漢。それに惚れ込んだスカウト詳しく調べもせずに入団させてしまった。 入団した年のオープン戦で、チンピラからまれ球場アルバイトだった女性かばってチンピラ重傷を負わせ、かけつけた警官負傷させて逮捕された。3年刑期経て出所したばかり。助けられ女性恩義感じて刑務所にたびたび面会訪れ服役中でも野球のことしか考えていない二階堂見て必要以上に責任感じ出所後は応援に来るようになった二階堂は彼女を邪険にあしらっているが、嬉しがっているのは誰の目にも明らかである。 アストロズ入団するまで、変化球存在自体知らなかった。そのため変化球は苦手で、球種問わずぐにゃぐにゃする球」とひとくくり認識しているが、武藤は彼との対戦経験から、その純粋さ故の恐ろしさ一目見抜き、「投手にとって、その方恐ろしい」と公言している。本来は四番タイプのパワーヒッターであり、四番の座を太一争っていたが、三原監督は「しょっぱなから相手をびびらせる核弾頭野郎欲しい」という理由から、前年レギュラー村上同じように、試合で一番多く打席回ってくる一番打者として起用されている。主な守備位置一塁手だが、巨人戦三塁手務めた事もあった。 シーズン成績(.258 2152点) 和久井諒介(わくい りょうすけ)背番号21投げ 1年前にドラフト1位入団した投手甲子園で8勝をあげ将来期待されていたが、昨シーズン酷使され肘を故障して一勝もできず二軍落ちして絶望味わったシーズン途中から復帰目処が立たないまま一軍登録されるが、これは太一専属投手コーチ任せるためと、和久井復活促すための物である。 投手にも挑戦したがっている太一四六時中付きまとわれ抵抗(=殴る蹴るの暴行)を繰り返し、ついに根負けした後は『県立海空高校野球部員山下たろーくん』の辰巳亮介のような暴力的かつ協力的な言動接していた(外見似ている)。一方で急激な成長続け太一自分自身比べて人知れず悩む泰二を精神面支える。 後に自らも精神的な壁を乗り越え抑え投手として復帰復帰してからは以前暴力的な一面影を潜め太一場の空気読まない発言軽くなすようになるなど穏やかになるその後いきなり6連続セーブ挙げるなど、アストロズ優勝大きく貢献したシーズン成績(2勝1敗9セーブ武藤哲司(むとう てつじ) 背番号17投げ左打ち アストロズ先発ローテーション一角を担う投手で、昨シーズンエースとして8勝を挙げた。しかし、この8勝は全てアストロズ大量得点挙げたもの。緊迫した場面自分より強敵現れると、イエダニ心臓呼ばれる程の弱気見せ左腕震え、並以下の投手になってしまう。 肝心な所で本来の力を出せない悪癖さえ無ければ軽く15勝は出来たはずだと泰二に看破されており、直後2軍との紅白戦においても、太一2軍選手たちギリギリの所まで追いつめられる。しかし、太一励まし(?)という後押しもあり、上記弱点見事に克服エースの座は泰二へ譲ったものの、それでも自己最多となる14勝をマークするなどの活躍見せた紅白戦では左の本格派左腕豪腕投手という設定だったが、シーズン開幕後は絶妙なコントロール勝負する技巧派タイプ投手として描かれていた。それ故に、配球読まれてしまうと脆い一面がある。 なお、太一らが入団する直前ヤクルト広沢克己とのトレード話もあったが、あっさりとヤクルト断られている。 シーズン成績14勝9敗) 岩田巌(いわた いわお) 背番号12投げ右打ち アストロズ一筋10年以上プレイしているベテラン外野手で、ライトレギュラー。泰二から「体からアルコール抜けている事が無い」と言われるほどの大の酒好きで、未成年太一や気の弱い浅見にまで「何でも直してくれる魔法の薬」と称して酒を勧めてしまうほどである。(しかし、これがきっかけとなって浅見自身コンプレックス克服する) 非常に思いやりのある人物で、心臓病苦し矢島の事を誰よりも気にかけていた。打率本塁打数字が低い割には打点多く、チームバッティングに長けている描写がある。 シーズン成績(.266 7本 51点) 浅見竜太郎(あさみ りゅうたろう)背番号8 右投げ右打ち シーズン中トレード広島東洋カープからアストロズ移籍してきた外野手北別府学と同じ、都城農高出身広島時代背番号66広島時代から、公式戦相手チーム投手同情してわざとベース踏み忘れてホームラン無効にしたり、打撃投手にも遠慮するほど驚異的なお人よし実力発揮できなかった。 アストロズ移籍当初成績残せなかったが、練習中に酒を飲んで飲まされて)ブチキレ人格変わり山田泰二の速球軽々とはじき返すほどの才能見せたその後の広島戦で、アストロズ選手達による荒療治さらにはチームメート広島選手達からの叱咤により、酒に頼らずとも実力発揮できるようになった守備面でもトム・ブラウン凌ぐ強肩披露し矢島抜けた穴を埋める活躍をした。以降センターレギュラー五番六番打ち太一に「日本一センター」と評される平田負傷し太一先発投手、泰二が捕手回ったシーズン最終戦ショート守っており、内野手経験もある模様シーズン成績(.288 2本 37点)

※この「アストロズの主要選手」の解説は、「ペナントレース やまだたいちの奇蹟」の解説の一部です。
「アストロズの主要選手」を含む「ペナントレース やまだたいちの奇蹟」の記事については、「ペナントレース やまだたいちの奇蹟」の概要を参照ください。

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