食の安全
食の安心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 10:21 UTC 版)
「食の安全」という表現とともに、日本国内では「食の安心」という言葉も用いられている。《安全》と《安心》の違いが学術的に明確に定義されているわけではないが、およそ以下のように言える、ともされる。 安全:具体的な危険が物理的に排除されている状態 安心:心配・不安がない主体的・主観的な心の状態 このように定義されると、自然科学系の人間などは、つい《安心》を軽視してしまう傾向があるが、そのような態度・判断は間違っている。《安心》の問題が重要視されるのは、個々の人々は社会サービスに依存して暮らさざるをえない状態にあり、状態を自分でコントロールすることができず、全体状況を知ることも困難なためである。一連の不祥事によって不安が発生している。人々の安心を得るためには、システムが安全でなければならないことは言うまでもないが、それだけでは十分ではなく、関係者からシステムが安全である、との信頼が得られていなければならない。《安心》とは安全についての信頼感である。
※この「食の安心」の解説は、「食の安全」の解説の一部です。
「食の安心」を含む「食の安全」の記事については、「食の安全」の概要を参照ください。
食の安心と同じ種類の言葉
- 食の安心のページへのリンク