食の探求者/月刊漫画ガロ 1984年12月号掲載
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「夢の島で逢いましょう」の記事における「食の探求者/月刊漫画ガロ 1984年12月号掲載」の解説
人間の食の歴史を語るうえでカニバリズムは避けて通ることの出来ない問題である。しかし、食人行為は文明国において法律的にも宗教的にも重大な犯罪であり、最も野蛮な行為と見做されている。だが、どんなに抑圧されても食人は無くなっておらず、人類にとって食人は抗い難い魅力を持ったものである。そのようなマニアの要望に応えた政治家一同は人肉を合法的に食すため、クローン人間を食肉として認可した。業者はすぐに量産体制を固め、人肉は安定して供給されるようになった。建前は食肉として売り出されたクローン人間であるが、当然の事ながら他の目的に使用する人も現れ、SMや快楽殺人などにも用いられた。しかし、こういった事は自然にエスカレートするもので、最近になると赤ん坊のクローンを買って来て、人間と同様に育てながら学校にも行かせ、適当に成熟したら、いきなり屠殺して食べてしまうというのが富裕層の間で流行っているという。この作品は2000年に再発された改訂版の単行本では削除されている。
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